犬にも酵素を与えよう!気軽に与えられる食べ物は?

犬にも酵素を与えよう!気軽に与えられる食べ物は?【獣医師監修】

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数年前から人間用のサプリメントでも大変話題の酵素ですが、実際は酵素って何なんでしょうか?人間や動物の体の中で生成される、たんぱく質が酵素なのですが、これが生き物が生きていくうえで、無くてはならないとても大切なものなんです。もちろん犬にとっても健康に良いものですよ。今回は愛犬に与えたい酵素についてご紹介いたします。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

酵素とは

スプーンに乗ったサプリメントと舌を出した犬

酵素ってなに?

サプリメントなどでお馴染みの酵素は、何らかの栄養素と思われがちですが、人間や動物、食物の中に含まれる、たんぱく質の一種が酵素なのです。

体内で化学反応を起こし、生成されるたんぱく質が酵素なのですが、ひとくちに酵素と言っても酵素には膨大な種類があり、様々な働きがあります。生き物が食べ物を分解、吸収、消化できるのは酵素の力によるもので、その栄養素をエネルギーに変えるのも酵素の力です。

それ以外にも、呼吸をすることや筋肉を動かすことなど、酵素がなければ人間も犬も生きてはいけないほど、生き物の生命活動の全てに関係しています。酵素にはもともと生き物の体の中で生成される物と、食物が自ら持つ物とがあります。

体の中にある酵素

ENZYMEの文字を書く医者

酵素の種類

健康、美容、ダイエットに大人気の酵素ですが、酵素には消化管で作られ消化にかかわる消化酵素と、細胞内で働く栄養素の代謝に必要な代謝酵素の2種類があります。

消化酵素

人間や動物が食べ物を摂取し、消化して体内に吸収できるのは消化酵素があるからです。この消化酵素は食べ物を吸収しやすく、細かく分解してくれる働きがあります。

ひとつの酵素で全ての食べ物を分解できるわけでなく、消化酵素にもたくさんの種類があると言われています。犬に食物繊維が豊富な野菜を消化する消化酵素がないのは有名ですね。

代謝酵素

また、吸収された栄養素をエネルギーに作り変える代謝酵素もあります。消化酵素、代謝酵素ともに、残念なことに年齢を重ねることやストレスで生成される数が減少し、増やすことができなくなってしまうのです。

シニア犬になると体内の酵素が減ってしまうため、消化吸収の能力がおとろえ、腸内環境も悪くなるので、病気に繋がりやすくなると言われています。またシニア犬になって太りやすくなるのは、代謝酵素の減少によるものかもしれません。

食物が自らもつ酵素

黒板に書かれた48℃

体外から取り入れたい酵素

食物自身が自らを分解する酵素を食物酵素と呼びます。

食物酵素が多く含まれる食べ物を犬に与えることにより、体内の消化酵素や代謝酵素を必要以上に使わなくてすみますし、加齢やストレスにより減少してしまった酵素を補うことができます。ネックなのは酵素は加熱に弱いことで、48℃以上に加熱すると、酵素の働きはなくなってしまうと言われています。

近年、販売されているドッグフードは加熱処理されている商品がほとんどなので、酵素を摂取することはできません。また手作り食でも菌や寄生虫が心配で、しっかり加熱することが多いですよね。

このような流れから、現在、ペットとして飼われている犬は、酵素不足になっていると考えられています。

犬に与えたい酵素

ヨーグルトを舐める犬

気軽に与えやすい酵素は?

食物酵素自体は火を通さない肉や魚、野菜などに含まれているのですが、ふだんドッグフードを食べているワンちゃんであれば、いきなり生で与えるのも抵抗がありますよね。気軽に与えやすい食物酵素が含まれている食べ物をご紹介します。

ヨーグルト

ヨーグルトや納豆などの発酵食品には、多くの食物酵素が含まれており、加熱することなく安心して愛犬に与えられると思います。

牛乳を飲んで下痢をしてしまうワンちゃんだと、ヨーグルトは少し心配かもしれませんが、下痢の原因と言われる牛乳に含まれる乳糖は、ヨーグルトであれば乳酸菌が乳糖の一部を分解していますので、下痢を起こす可能性は少し低くなります。

納豆

納豆は犬にとって、非常に消化しやすい良質なたんぱく質です。納豆菌から作られている酵素の力で、消化を助けるだけでなく、血液をサラサラにしてくれる働きもあると言われています。ビタミン類も多く含まれているので、犬の健康をサポートしてくれる食品と言えます。

独特の香りが強く、ネバネバもあるので好き嫌いが分かれる食べ物だと思いますが、まずはごく少量フードにトッピングして与えて様子を見ましょう。あまり好まないようであれば、犬用にフリーズドライになっている納豆や、犬用納豆サプリも販売されていますので、試してみるのもお勧めです。

大豆アレルギーのワンちゃんも多いので、最初に少量を与えた後に皮膚が赤くなったり、痒がったりするようであれば、与えるのは控えてください。

バナナ

バナナは食物酵素が非常に豊富な果物です。お値段も手頃で、どこのスーパーでも販売しているのでとても与えやすいですね。ビタミンや食物繊維も豊富なため、皮膚や粘膜の健康を守り、お通じも良くしてくれます。

注意したい点としては、やはりブドウ糖や果糖、ショ糖など糖分が多く含まれているため、与えすぎると肥満や糖尿病などになってしまいます。多くても1日に1本の半分程度、小さめにカットするか、すり潰して与えてください。バナナもアレルギーの心配がありますので、初回はごく少量で様子を見ましょう。

まとめ

器の中の生肉を見つめる犬

犬はもともと獲物を捕り、生の肉や内臓肉を食べていた生き物なので、本当はそうするのが一番かもしれませんが、現実には少しハードルが高いですよね。

生肉以外でも酵素を摂取できる食べ物はありますし、今では犬用の酵素サプリメントも販売されています。酵素不足が気になったら、ぜひ取り入れてみてください。

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