犬の平均睡眠時間は?
どのくらい眠っているの?
犬の平均睡眠時間は年齢や大きさによって多少の差はあると言われていますが、12時間から14時間と言われています。
子犬から老犬まで | 平均睡眠時間 |
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子犬 | 18時間から19時間 |
成犬 | 12時間から14時間 |
老犬 | 18時間から19時間 |
子犬の頃は好奇心が旺盛で、目覚めているときは、ほとんどじっとしていることはないと思います。その分、休息時間がたっぷりと必要で、睡眠は最低でも18時間は確保したいところです。
子犬にとって質の良い睡眠は脳や骨、筋肉の成長に欠かせないもので、しっかりと眠ることで優しい性格の健康な成犬に育つと言われています。
犬は生後1年から2年ほどで成犬になると言われています。心と身体のバランスがとれている1番落ち着いている時期が成犬期です。その成犬でも睡眠時間が人間と比べるととても長く、12時間から14時間と言われています。
老犬は年齢を重ね、体力が低下することにより、睡眠時間も徐々に長く必要になってきます。老犬になると子犬と同じく18時間から19時間眠ると言われています。これは年齢による現象ですが、疲労回復のための時間や休息時間が多く必要になるからです。
体の大きさによって睡眠時間が違う
どちらかと言うと小型犬の睡眠時間は短く、大型犬の方が長く眠ると言われています。ご自宅の愛犬の睡眠時間は、年齢や身体の大きさと比較するとどうですか?極端に平均睡眠時間とかけ離れている場合、何らかの原因があると思われますので、しっかり確認しましょう。
平均睡眠時間より短いときは?
長時間眠るはずの犬が寝ない
体力を回復させるための睡眠は、犬は人間よりも長時間必要とされています。個体差や生活環境によっても多少の差はあると思いますが、明らかに眠っている時間が少ない場合は改善が必要になります。眠れない原因をしっかりとみつけてあげましょう。
- 引っ越しなどで新しい環境になれていない
- 運動不足
- 体調不良
引っ越しなどで新しい環境になれていない
神経質で怖がりな性格の子は、新しい環境になかなか慣れることができず、怯えて寝不足になってしまうことがあるようです。あまりにも何日も眠れないようであれば、慣れるまで数日は一緒に眠って、落ち着かせてあげましょう。
運動不足
運動不足で体力がありあまると、なかなか寝付けない子もいるようでうす。成犬になり身体もしっかりしている頃、お散歩不足になってしまうと睡眠時間が短くなり、結果、寝不足になってしまいます。
大型犬であれば1日2回、30分から1時間のお散歩が必要だと言われています。ご自宅の愛犬の運動量は足りていますか?犬種別で運動量も異なってきますので、その子に会った適切な運動をさせてあげてください。
体調不良
身体の不調やストレスで、きちんと睡眠がとれないケースもあります。お腹が痛い、皮膚が痒い、騒音がひどくて眠れないなど原因は様々です。
お腹が痛ければウンチの調子も悪いでしょうし、皮膚が痒い場合は掻きむしって赤くなるなど、寝不足以外のサインも必ず出ているはずです。しっかりと観察し原因をつきとめ、ストレスを感じない状況で眠らせてあげましょう。
犬の眠りは長くて浅い
なぜ長時間の睡眠時間が必要なの?
犬が長く眠るのは野生の頃の名残と言われています。野生時代、犬は狩りを行い獲物をつかまえ生きていました。獲物を狙いやすく、自分の身を守りやすい深夜に狩りを行っていたので、夜行性になったと言われています。
狩りを行う以外の時間は、体力温存のため1日のほとんどを眠って過ごしていたようです。その名残があり、現在も犬の睡眠時間は長時間で、1日の半分を占めています。
また、狩りを行う動物である以上、犬自身も天敵に襲われる可能性があります。天敵の存在に気づき、すぐに動き出せるよう眠りが浅い状況を保っていました。現在でも、小さな物音ですぐに起きてしまうのは、そんなルーツがあるからです。
まとめ
犬の野生時代を考えると、睡眠時間が長いのはとても当たり前のことなんだと感じます。しっかり眠るワンちゃんは、心の状態も身体の健康状態も良好に保たれているのではないでしょうか。あまり眠れていないワンちゃんは気をつけてあげてくださいね。