老犬の足腰の衰えからくる転倒や怪我に注意!

老犬の足腰の衰えからくる転倒や怪我に注意!

犬の寿命が伸び、老犬となってからの時間が長くなりました。飼い主として愛犬に出来ることのひとつに、足のケアがあります。弱りやすい足をどのようにサポートすれば良いのか、まとめました。

お気に入り登録
SupervisorImage

記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子
  • (AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・ペットライター )

獣医師・AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・ペットライター
山口大学農学部獣医学科(現:共同獣医学部)卒業。2006年3月~2023年3月 有限会社ふくふく動物病院 取締役・院長。ジェネラリストですが、得意分野は皮膚疾患です。
獣医師歴26年(2023年4月現在)の経験を活かし、ペットの病気やペットと楽しむアロマに関する情報をお届けします。

老犬

医療の進歩や栄養研究によって寿命年齢が伸び、高齢化の一途をたどる現代。

これはなにも人間に限ったことではなく、人間のパートナーである犬にとっても同じことが言えます。

一般社団法人ペットフード協会による調査によれば、現在犬の平均寿命は約14歳。

これは数十年前と比べると大幅に伸びてきています。

人間同様、犬も老いを生きる時代。

飼い主であれば、愛犬にはいつまでも健康で、長生きしてもらいたいですよね。

今回は、老犬によくあるトラブルとその回避方法についてご紹介します。

足の衰え

足の衰え

高齢の犬が衰えやすい体の箇所として、足があります。

特にうしろ足は弱りやすく、転倒には注意が必要です。

単に転倒による怪我も心配ですが、何度も転び、思うように行かない経験をしてしまうと、犬も怖がり歩く自信を失くしてしまうこともあります。

転倒が目立つ場合、室内犬で段差などがあるお家では、板を通してあげるなどして配慮してあげてください。

また、老犬は視力が落ちることが多いので、怪我のないよう、犬の高さに角のある家具には保護を、犬の通り道には床にタオルなど柔らかい素材のものを敷いてあげることも大切です。

散歩のペースや時間なども、昔と同じでは犬がついていけませんから、考慮しましょう。

かといって、過度の保護は余計に足を弱らせてしまいます。

家のなかで適度な運動をさせたり、寝床から餌や水の置き場までは歩くようにしてもらうなど、老犬に合わせた日々の運動を欠かさないことを心がけましょう。

爪のケア

犬の爪

足のケアとして、さらに爪のケアも大切になります。

爪切りを怠ると肉に爪が食い込んで流血したり、長い爪が絨毯の毛などにひっかかり、予期せず転倒することもあります。

小さなことですが、犬はじぶんでは爪を切れませんし、ことばで訴えることも出来ません。

飼い主さんが気付いてあげることで、犬は不用な怪我から守られるのです。

大切に見守ろう

犬種によるそれぞれの平均寿命はだいたい決まっていますが、飼い主さんが手間と愛情をかけてあげることで、犬は幸せに生きられるはず。

飼い犬が老犬になるということは、さまざまな病気や怪我にも負けず、大切に育てられてきた証拠です。

共に老いる愛犬を、見守っていきましょう。

▼老犬を飼うときに知っておきたい基本的な知識についてもっと知りたい方はこちら
老犬を飼うときに知っておきたい基本的な知識一覧

はてな
Pocket

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 匿名

    山道を走って後ろ足の膝を痛めました。
    シニアだから治らないのでは無いかと心配しましたが、安静にしていたら随分改善されたので、散歩を再開したらすっかり良くなりました。一安心です。
    今はまだ力強く歩きますので、私が引かれてついて行く感じですが、時期に足腰が弱って来ると思うので、室内はマットを敷くなど、滑らないようにしています。
    アスファルトが良く無いという事なので、出来るだけ避けるようにします。

    フードを関節サポートしてくれる物に変えたので、良い作用があるといいです。
    健康寿命を延ばして、楽しいシニアライフを送って貰いたいものです。
  • 投稿者

    女性 匿名

    シニアの大型犬なのですが傾斜のあるドッグランで走りまわり、右後ろ足を痛めました。
    傾斜の多い地域に住んでいるので、散歩を無しにして安静に過ごしていたら治りました。その後も痛そうにすれば散歩を 無しにしていましたが、シニアなので運動不足も良くないと思い連れ出すと、とても嬉しそうでした。幸い治りましたが痛めた事でフードの見直しをして、コンドロイチンとグルコサミン入りの物にしました。 シ ニア用には入っているようです。フードに混ぜる液体サプリメントも有ります。

    目も白内障になりましたので紫外線を避けて散歩をし、点眼薬をさしサプリメントをあげています。
    大好きな散歩を長く続けられるようにケアして行きます。
  • 投稿者

    女性 匿名

    今はまだ元気に散歩を楽しんでいますが、脚腰が弱くなったら補助の為にハーネスを使うと安全に歩けるし、排泄補助も出来ると思います。とは言うものの大型犬になると看る人間の負担も大きく限界を感じます。
    歩けないならオムツを使う事も視野に入れて考えていますが、出来るだけ散歩して足腰が弱らないようにしていきます。
  • 投稿者

    女性 匿名

    筋力アップの為に1日2回だった散歩を3回に増やしたら、食むらも治りました。

    坂道の多い地域にいるので、なるべく平地を歩くように散歩コースを変えようと思います。少し長く歩く事になるので喜ぶと思います。
    何時まで一緒に歩けるのかと考えますが、今は楽しんで歩こうと思いながら、可愛い後ろ姿を見ています。

    ドッグランには沢山のお友達がいて、近づいても怖がれ無く楽しんでいるので行きたいのですが、膝を痛めた事があり心配で行けません。

    子どもみたいに寝ている顔を見ると笑顔になります。うちの子になってもう8年、まだまだ一緒に過ごしていきたいので、健康に気をつけて行きます。
  • 投稿者

    女性 匿名

    朝晩30分の散歩と週末にドッグランに連れて行きますが、暑くなって来たのでドッグランはしばらくお休みします。
    以前脚を痛めたことがあるのですが、その後は無理をしなくなった気がします。
    8才のシニアでも脚取りはまだしっかりしていますが、フードをグルコサミンとコンドロイチンの沢山入ったシニア用に変えました。
    お肉中心のフードで、自然素材を使ってあり、添加物も入っていないので安心してあげられます。
    トッピングは牛生肉とミンチをレンジでチンした物を混ぜて、きゅうりも入れてみました。
    認知症予防をする手作りご飯の紹介を見た事があり、お肉、魚を中心に、きゅうり、トマト、大根、小松菜、きのこなどを入れると良いようです。
    玉ねぎやぶどうなど、食べてはいけない食材も沢山あるので要注意です。

    散歩が大好きなので、沢山歩けるように健康管理に気を付けます。
  • 投稿者

    40代 女性 momo

    我が家も14歳の大型犬を飼っています。年々足の運びは重くなってきている感じはしますが、まだ散歩も一日4回ほどに分けて行けるので、このまま筋力の維持を心掛けていきたいと思っております。ただ、家でシャンプーする際にここ最近足の踏ん張りが利かずに、すぐに伏せてしまうようになりました。多分お風呂場の床が滑るので、若い時の様な踏ん張る力が衰えているのかと思います。何か対策をと考え、防音等で使うパズル型のマットを敷いてみようと思い、ホームセンターで購入してみました。(写真有り)
    使用してみたら、足の滑りがおさまって結構の間踏ん張ってくれました。これは老犬にはお勧めかと思います。パズル型だと、バラして収納できるのも便利だと思います。
    momoの投稿画像
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。