愛犬が妊娠した!産箱は必要?目的と作り方

愛犬が妊娠した!産箱は必要?目的と作り方

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愛犬が妊娠し、いよいよ出産となったら、飼い主として何が出来るでしょうか?まずは、安心して産める環境を整えてあげなければいけませんよね。そこで、今回は、飼い主さんのおうちで愛犬が子犬を生むときに必要な産箱について、その目的と作り方や気を付けるべきポイントをご紹介したいと思います!

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「産箱」とは?

たくさんの子犬に授乳している母犬

産箱を設置する目的

産箱、産室は「Whelping Box」と言います。
犬はもともと山の斜面などを掘って、巣穴を作って生活をしていました。
犬にとって巣穴は外敵に襲われることなく、安心して出産、子育てができる場所であり、無防備に体を休めることができる場所でした。

そのため、家の中で生活するにしろ、外で生活するにしろ、飼い犬にとっては心身ともに落ち着ける場所として、暗くて狭い「巣」を設置することが必要です。
それが家の中のサークルやケージ、クレートであり、犬小屋でもあります。

「産箱」とは、犬にとっての「巣」の機能に、さらに「保温」「清潔」「出入りのしやすさ」を備えた特別な場所となり、家庭で出産する際には必ず必要な設備と言えます。

産箱の必要性

ダンボール箱の中で眠る生まれたばかりの子犬たち

母犬は、いよいよ出産が近づくと、暗く、狭く、外から遮断された空間で出産したいという本能が働きます。
暗く、狭く、外からの視界が遮られているだけなら、クレートで事足りますが、生まれたての子犬は自分の体温を上手に保つことができないため、しっかりと保温できる機能も必要です。

さらに、子犬が巣箱から出て行かないこと、母犬が食事や排せつの際に出入りしやすいこと、清潔に保つための手入れがしやすいことなどの機能性も必要です。
つまり、飼い主さんが愛犬のために用意する「産箱」は、愛犬にとっては、安心して出産するための特別な機能を備えた「巣穴」ということになのです。

人間でも、出産するときに産婦人科の分娩室で産むのと、話が通じる人が誰もおらず、全く準備の整っていない全く知らない場所でたった一人で産むのとでは、安心感が全く違いますよね。

どの段階で準備するか

犬は、妊娠して交配日から数えて42日以降に出産します。
地面を掘るように床をひっかく、部屋の中をうろうろして落ち着かない、といった行動が見られたら、すぐに産箱を準備しましょう。

大型犬の場合は、材料も設営もすぐに準備するのは大変なので、妊娠が分かった時点で少しずつ、準備を進めておきましょう。

産箱を作る準備をする

段ボール箱の中に入る子犬

サイズを決める

母犬の体の大きさにもよりますが、あまり広すぎても保温効果が薄くなるので、母犬の体の大きさに合わせて、産箱の広さを決めます。
適奥行きと左右は、母犬の首から尾までの長さを計測し、その倍の長さの数値を、奥行きと左右の広さとします。
高さは、子犬が外にはい出ていかないように、15~20㎝で壁を作ります。
一方だけ、母犬が出入りするための出入口を設置します。

材料を決める

  • 段ボール
  • 木材
  • 組立式の家具をリメイクする

産箱の中に入れるものを準備する

毛布をかけて眠る子犬たち

新聞紙

出産後、保温するために新聞紙を使う場合は、少しでも排泄物などで汚れたときに、こまめに交換できるよう、産箱の側に新聞紙をストックしておきます。
すぐに使えるように、あらかじめ短冊状に切っておくと便利です。

ペットシーツ

母犬は、自力で外に出て排泄しますし、子犬の排泄物は母犬が処理するので、産箱の中が排泄物で汚れることはあまりありません。
けれども、ペットヒーターの汚れの防止や、水や餌の食べこぼしなどを掃除するとき、雑巾替わりに使えるので、産箱の側にペットシーツをストックしておきます。

防寒用の毛布など

温度調節のために産箱の上に被せたり、母犬の気持ちを落ち着かせるために視界を遮ったりするのに使います。
また、産箱を常に清潔に保つためにも、こまめに交換できるように、清潔な毛布や使い古しのシーツを洗ったもの、大きめのバスタオルなども産箱の近くに準備しておきます。

クッション材

プラスチック段ボールや、アルミ材を使った防寒用のシート、子供用のウレタンマットレスなどを使います。

ペットヒーター

ブランケットの上の生まれたての子犬たち

真夏に出産を控えているのなら不要ですが、出産から子犬が生後30日までの間に気温が20℃を下回ることがあるのなら、ペットヒーターを用意します。
産箱を設置する場所によって延長コードを使用する場合、母犬が電源コードを齧らないように、ペットヒーターのコードをカバーなどで保護しておきましょう。

産箱の側に置いておくものを準備する

タオルの上で眠そうな子犬

替えの新聞紙

すぐに交換できるように、短冊形に千切って用意しておくと便利です。

大きめのゴミ袋

汚れたものを捨てるときに側に大きめのゴミ箱があれば、手早く作業できます。

タオル

母犬や子犬の体についた汚れを拭く、作業中に飼い主さんの手が汚れたときなど、アルコール入りのペーパータオルよりも、布のタオルの方が様々な用途に使えて、便利です。

どこに置くかを決める

犬用ベッドでくつろぐ母犬と子犬

家庭環境や母犬の性格にもよりますが、できれば、家族が集まりやすく、母犬も安心して過ごせていた場所を選びます。
また、いざ出産となると、夜中や早朝で、しかも長時間に及ぶこともあります。
そうなると、付き添う飼い主さんも気力、体力ともに消耗するので、あまり出入りしやすくない場所や、極端に寒いなど、ずっと人の出入りのある場所だと大変です。
ですから、私は、やはりリビング周辺が一番良いのではないかと思います。

産箱を作り方

段ボールとカッターとガムテープ

採寸した材料を組み立てる

段ボールなら、カッターで簡単に切れます。
木材を使うなら、あらかじめ材料の寸法を決めておくと、ホームセンターで裁断してくれます。
そうして用意した材料を組み立てていきます。
もし、母犬が大型犬なら、産箱も当然大きくなるので、産箱を完成後に運ぶのは大変です。
可能であるなら、産箱を設置する場所で作業し、その場で組み立てるようにしましょう。

産箱の中に入れるものを入れて設営する

一番下にクッション材となるもの、ペットヒーター、ペットシーツ、新聞紙、毛布の順で産箱を用意します。

母犬を誘導する

産箱を準備し終わったら、その場所に母犬を誘導します。
「この場所は安心できる場所だからね」と理解させつつ、いよいよ出産間際になったら、ふだん使っているベッドなどは撤去して、産箱で過ごすように誘導していきます。

まとめ

授乳中の柴犬の母犬

母子ともに元気で、幸せな出産を迎えるために、飼い主さんは最善を尽くされると思います。
飼い主さんの愛情のこもった産箱の準備と同様に、出産時に備えて、夜中でも早朝でもすぐに対処してくれる獣医さんへの連絡先も、必ず控えておきましょう。

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