犬のシャンプーの心得①「シャンプー選びが最も重要!」
犬の皮膚はとても薄くて弱いため、皮膚病になりやすいとされています。
皮膚病になってしまうと完治できないことも多く、一生付き合っていかなければならなくなってしまうことがあります。
そのため、犬にとってもシャンプーはとても大事なことで、月に1回程度、トリミングや自宅でシャンプーをして、皮膚の状態を清潔に保ってあげる必要があります。
そこで最も重要なことがシャンプー選びです。
ホームセンターやペットショップで、数百円程度で売られている安価なシャンプーもあります。
数千円する高価なシャンプーもあります。
私たち人間のシャンプーよりも高価なものもあります。
シャンプー選びはとても重要なことですが、なかなか決められずに迷ってしまいますよね。
トリマーさんや獣医さんに、愛犬の皮膚の状態に合ったシャンプーを選んでもらっても良いと思います。無添加やオーガニックなどで選び、実際に試してみるのも良いと思います。
犬それぞれに皮膚の状態の違いがありますので、適切なものを選んであげましょう。
犬のシャンプーの心得②「自然乾燥は絶対にしないで!」
シャンプーをしたあと、自然乾燥をさせているという飼い主さんもいらっしゃるようです。
全身を被毛で覆われている犬ですから、ドライヤーで乾かすと時間がかかってしまいます。
自然乾燥はとても楽なんですよね。
しかし、自然乾燥は皮膚トラブルの大きな原因になってしまう可能性があるため、絶対にしないでほしいのです。
自然乾燥でしっかり乾かすことができれば良いのですが、地肌に近い部分がしっかり乾いていなかったり、部分的に生乾きになってしまったりすることがほとんどです。
生乾きの部分には汚れが付着しやすく、細菌や真菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。
重い皮膚病の原因になってしまうこともあるため、自然乾燥は絶対にやめましょう。
長毛犬は毛玉の原因にも
長毛犬の場合、自然乾燥によって毛玉ができやすくなってしまいます。
濡れた状態の被毛はとても絡まりやすいんです。
また、濡れた状態で作られた毛玉には細菌が繁殖しやすく、カビが発生してしまうこともあります。
犬のシャンプーの心得③「ドライヤーでの火傷や熱中症に注意!」
シャンプーをした後は、しっかりとタオルドライをしましょう。
大きなバスタオルを数枚用意しておくと良いと思います。
タオルドライをすることで、ドライヤーで乾かす時間を短くすることができますので、飼い主さんの負担も愛犬の負担も減らすことができます。
早く乾かそうとするあまり、愛犬の皮膚を火傷させてしまうことがあります。
また、ドライヤーの時間が長くなりすぎたことで、熱中症を引き起こしてしまう可能性も考えることができます。特に老犬はドライヤーによる熱中症に注意しましょう。
ドライヤーのコツ
ブラシで被毛をブラッシングしながらドライヤーの風を当てるのがおすすめです。
毛並みに逆らってブラシとドライヤーの風を当てると、被毛の間に風が通りやすくなるので乾きやすいです。
さらに、毛並みに逆らうことで地肌にも風が当たりやすく、乾きやすくなります。
被毛が濡れた状態でブラッシングをすると被毛が引っ掛かり、皮膚を強く引っ張ってしまうことがあります。ある程度、乾かしてから行うと良いです。
犬のシャンプーの心得④「お湯の温度に注意!」
お湯の温度は36℃から38℃くらいが良いとされています。人間がぬるいと感じる温度です。
冬場などの寒い季節には、温度を上げてあげたくなってしまうかもしれませんが、お湯の温度を上げるのではなく、浴室の温度を上げてあげるようにしましょう。
犬の皮膚はとても薄く弱いですので、お湯の温度が熱いと火傷や皮膚病の原因になってしまうことがあります。
まとめ
このシャンプーの仕方で良いのかな?と不安に感じるのであれば、トリマーさんや獣医さんの指導を受けると良いと思います。
私はトリミングへは行かず、自宅でシャンプーをしてあげる派なのですが、病院で獣医さんとトリマーさんからシャンプーの指導を受けました。
実際に、トリマーさんと一緒に愛犬にシャンプーをしてあげながら指導してもらうことができたので、しっかりと覚えることができました。
トリミングサロンやペットショップなどでは、シャンプー教室などのイベントが行われていることもありますので、愛犬と一緒に体験してみてはいかがでしょうか。