術後服「エリザベスウェア」でストレス軽減!カラーの代わりにおすすめ

術後服「エリザベスウェア」でストレス軽減!カラーの代わりにおすすめ

犬の術後着として開発された「エリザベスウェア」。まだまだ認知度は低いですが、多機能で快適なお勧めウェアです。この記事では、「エリザベスウェア」について詳しくご紹介します。

お気に入り登録
SupervisorImage

記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

皆さんは「エリザベスウェア」というものをご存じでしょうか。エリザベスカラーは、耳にしたり目にしたりしたことがある方も多いと思いますが、ウェアというとまだ一般的ではないようです。

ここでは、犬の術後着として是非お勧めしたい「エリザベスウェア」について、その特徴やメリット、実際に使用したレビューといった点からご紹介して参ります。

エリザベスウェアとは?

エリザベスウェア背中面

エリザベスウェアお腹面

エリザベスウェアとは、ドッグウェアブランドが獣医師と共同開発した、ペット用術後着のことです。安心・安全・快適をモットーに長い年月をかけて開発されただけあり、犬にも人間にも優しい仕様となっています。
役割はエリザベスカラーと同じく、手術や怪我、皮膚病の患部を守ること。術後の犬が傷口を舐めて悪化したり、外から菌が入ったりするのを防ぎます。

術後用の他に、皮膚保護用、介護用と3種展開されており、サイズ展開も豊富。それぞれに男の子用と女の子用があります。

エリザベスカラーに代わる 獣医師と共同開発 犬用 術後服エリザベスウエア 小型犬用 女の子 雌用 カラー 6 ピンク サイズ NS フルオブビガー
¥3,900円(税込)

エリザベスウェアの特徴

エリザベスウェアを着たダックスフンド

素材

術後着には、夏は通気性がよく涼しく過ごすことができ、冬には暖かく感じるというハイブリッド素材を使用。これには高品質・多機能な「エクスライブ加工」が成されているため、吸湿速乾性に優れ、消臭抗菌効果まで。また、静電気防止効果、健康な肌と同じ弱酸性領域をキープするpHコントロール機能を併せ持ち、犬の体を守ります。

つくり

エリザベスウェアには、背中に面ファスナー(マジックテープ)が付けられており、脱ぎ着の際にこの部分で微妙なサイズ調整が可能です。面ファスナーの端は丸くカットされており、ペットへの細やかな気遣いを感じます。しっかりとした縫製で強度も高く、伸縮性と形により犬の体にフィットし、違和感を与えづらいのも特徴。

着用したまま排泄が可能

お尻部分のカットにより、ウェアを着たままの排泄が可能です。

簡単には脱げない

丈夫な面ファスナー

犬の届かない部分に面ファスナーがあり、ロンパースのように脚から着せる形なので、犬が自分でウェアを脱ぐことはまずできません。飼い主が着脱するにあたっては簡単に行うことができます。

UVカット効果

皮膚にダメージを与える紫外線から身体を守ります。

サイズ、犬種展開

サイズは小・中・大型犬用で分かれていますが、他にも特徴的な体型のダックス用・フレンチブルドッグ用が展開されており、愛犬に合ったものを選ぶことができます。さらに、排泄用カット部分の形状により、それぞれ男の子用のブルー・女の子用のピンクがあります。猫用のイエローも。

エリザベスウェアのメリット

エリザベスカラーをつけたヨークシャテリア

着心地の良さ

人間が触っても気持ちの良い素材で、犬に負担を与えません。服嫌いの犬にもお勧め。

傷口を優しく守る

ボディ部分全てを優しく覆い、犬が自分では脱げないつくりなので安心。

カラーによるストレス除去

カラーによるストレスは大きなもので、術後の身体には負担となります。カラーを着けずに傷口を守りつつ、日常と変わらない生活を送れることは、犬のストレス除去に繋がります。

プラスαの機能

抗菌効果やUVカット効果、pHコントロール機能など、カラーと包帯だけでは得られないプラスαの効果を持ち、身体の機能を助けてくれます。速乾効果により洗濯もしやすいのが、飼い主にも嬉しいポイントです。

見た目

カラーをしていたり包帯が見えたりしていると、見た目にも痛々しく、飼い主にとっても不安が煽られるもの。ウェアを着ることで、人間側の不安も軽減されます。(ただし、術後であることを常に鑑みて、傷口の保護やケアを怠らないように。)

レビュー

傷口が保護されて散歩も安心なエリザベスウェア

愛犬は23キロと小柄なゴールデンレトリバー。生後7か月の頃に行った避妊手術の術後着として購入しました。

服が嫌いな我が家の犬。普通の服は嫌がって壁に擦り付けたり、裾を噛んだりして露骨に脱ごうとしていたので、ストレスなく着用できるか心配しておりました。ロンパースのようになっていて、着せるのには少しコツがありますが、着せてしまえば後はとても楽です。

留守番時は何かあるといけないので、エリザベスカラーとエリザベスウェアを併用し、飼い主が家にいるときはエリザベスウェアだけで過ごさせて、散歩もそのまましていました。何といっても、エリザベスウェアを着たまま排泄ができるのが、犬に我慢をさせることもなく、着脱の手間もないので、非常に便利でした。

初めは少し気になる様子を見せていた愛犬も、暫くすると気にならなくなった様子で、ウェアを着たまま寛いでおり、ふだんと変わらない生活を送れたと思います。これは、軽く締め付けのない素材のお陰でしょう。

傷口が気になるようでしたが、ウェアのお陰で舐めることなく、また包帯を巻いた患部もウェアの素材のお陰で蒸れることなく、最終的には綺麗に傷口が付きました。

エリザベスカラー着用で、ストレスフルな生活を送らせるよりも、エリザベスウェアでふだんと変わらずリラックスした生活を送らせる方が、術後の疲弊した身体には何倍も良いのではないかと感じました。

ストレスフリーに術後を過ごすために

飼い主に抱かれて笑顔のトイプードル

手術をした犬、怪我をしてしまった犬、皮膚炎がある犬にとって、ストレスを受けず日常生活を送るということは何より大切。それが回復にも繋がります。そんなときにエリザベスウェアは本当にお勧めのアイテムです。動物病院でも推奨されていることが多いので安心ですね。ストレスフリーな術後生活を送らせてあげるために、取り入れてみてはいかがでしょうか。

はてな
Pocket

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    30代 女性 ももすけ

    愛犬の柴犬(女の子.6kg)の避妊手術後、エリザベスウエアを着用していました。ですが、夜寝ているうちに上手に脱いでしまい、結局エリザベスカラーとの二重使いで、我慢の日々を送ることになりました。ネットで見ても、脱いでしまう犬はほとんど見受けられなったので、わが子のヤンチャさにがくぜんとしました
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    我が家は多頭飼いなので、去勢避妊後をエリザベスカラーだけで過ごさすには不安があったけど、術後着(エリザベスウェア)があると知ってホッとしたのを覚えてます。
  • 投稿者

    40代 女性 匿名

    エリザベスウェアという名前を初めて知りましたが、
    うちの子が避妊手術をした病院はバスタオルを持ってきて下さいと言われました。迎えに行くと先生お手製のお洋服が。汚せたら捨てればいいし、とっても快適に術後を過ごせ先生の愛情を感じました。
    匿名の投稿画像
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。