犬同士が寄り添って寝るのは、なぜ?
SNSにアップされている”犬同士が寄り添って寝ている光景”に、ほっこりした経験のある犬好きさんは少なくないでしょう。
犬の寝顔は天使のようだとよく言いますが、そんな天使のような犬の寝顔がいくつもくっついているなんて、まるで夢のような光景ですよね。
しかし、なぜ犬は犬同士で寄り添って寝るのでしょうか?
ベッドはちゃんと2つ用意されているのだから、それぞれで寝た方が広々と寝られるのに……。
窮屈そうにぎゅうぎゅう詰めで寝て、狭くはないのでしょうか?
そこで今回は、犬同士が寄り添って寝ているときの心理をご紹介します。
家族は仲良しが1番ですよね!
1.とにかく大好き!
寄り添って寝るということは、相手のことが大好きだという気持ちの表れです。
私たちが嫌いな人とは並んで寝たくないように、犬だって嫌いな子にわざわざ寄り添うようなことはしません。
起きているときも、寝ているときも大好きな相手と一緒にいたい!
お互いにそう思っているからこそ、寄り添って寝る犬たちの寝顔は、限りなく優しく見えるのでしょう。
2.甘えん坊
甘えん坊な犬は、自分だけで寝るよりも、他の犬と寄り添って寝る方がぐっすり眠れるようです。人間の子どもだって、甘えん坊な子は一人で寝るのを嫌がりますものね。
そのため、反対に自立心の強い犬は自分だけで寝るのを好みます。
たとえ他に犬がいたとしても、寄り添って寝ることは少ないようです。
甘えん坊な犬たちは、もしかしたら「暗くなると怖いね」とひそひそ話し合っているのかも……?
3.温かさを得ようとしている
犬同士が寄り添って寝るのは、相手の温かさを得るためだといわれています。
寒いときは自分だけで丸まっているよりも、誰かと寄り添っていた方が温まりますものね。
「今日は珍しく寄り添って寝ているな~?」と思ったら、お部屋の温度を確認してあげてくださいね。夏なら冷房の効き過ぎに、冬なら暖房の設定温度に注意しましょう。
4.昔の名残
犬や狼は群れで行動するため、仲間同士で寄り添って寝る習性があります。
寄り添って寝る犬たちは、かつての記憶を忘れていないということなのでしょう。
それぞれで寝た方が広々と寝られる気もしますが、せっかく寝ている犬たちを起こすような真似はやめておきましょう。
窮屈なベッドでぎゅうぎゅう詰めで寝ているようなら、大きめのベッドを1つ用意してあげるといいかもしれませんね。
5.危険察知を高めている
犬は、寄り添って寝ることで危険察知能力が高まるといわれています。
何かあったときにすぐに対処できるように、身を寄せ合っているのかもしれません。
しかし、これも昔の名残のひとつ。
現代のように家の中でゆっくり寝られる犬たちは、危険を察知するために寄り添って寝ているとは考えにくいですよね……。
まとめ
犬同士が寄り添って寝ているときの心理をご紹介しました。いかがでしたか?
犬が寄り添って寝るのは、言わずもがな大の仲良しだからです。
犬を多頭飼いしている飼い主さんは、そのままそっと寝かせてあげてくださいね。
しかし、中には寒さを感じている犬もいるかもしれません。
珍しく寄り添って寝る犬を見たときは、お部屋の温度を確認してあげましょう。
もし1頭用の小さなベッドで寝ており、窮屈そうに見える場合は、大きめのベッドを用意してあげるといいかもしれません。みんながぐっすり寝られるように、工夫してあげましょう。
寝るときも一緒にいたい犬たちは、これからも私たちを癒し続けてくれることでしょう!