犬は水たまりの水を飲んでも平気なの?
人間の場合、雨が降っていたら散歩に行くのが億劫に感じるときもあるかもしれませんが、お出かけが大好きなワンちゃんのためを思ったり、外で排泄するようしつけをしているワンちゃんの場合、雨が降っていても散歩に行くことがあると思います。
そこで雨の日に散歩をしていて目の前に水たまりがあった場合ワンちゃんがその水を飲んでしまうことがあるかもしれません。
その際に「犬は水たまりの水を飲んでも平気なの?」と疑問に感じた事が今までにあったかもしれません。
そこで、この疑問に対する答えなのですが、
「飲んではいけません。」
それでは、水たまりの水を飲むことによる危険性や、飲ませないようにする対策について考えていきたいと思います。
水たまりの水を飲むことによる危険とは?
雨が降ることによって様々な細菌や寄生虫が流れ、水たまりに溜まっている可能性があります。細菌や寄生虫はたくさんの種類があり、それらに対応する事ができる免疫を持っていたらお腹を壊したり体調が悪くなる事が起こらないかもしれません。
しかし、対応できる免疫を持ち合わせていなかった場合、なんらかの菌に感染してしまいワンちゃんを苦しめることになりかねません。
感染した場合、下痢になり食欲不振になってしまう恐れがあります。菌の種類にによっては効果的なワクチンや有効な消毒や治療法がなく、またワンちゃんから人間に感染するものもあります。
飲ませないようにするための対策
散歩に行った際に水たまりを見つけたらワンちゃんを近づけないようにしてください。
道幅に対して水たまりの面積が大きく歩く際に避けづらい場合や、
水たまりを見つけ喜んだり、興味本位で近付こうとした場合はなるべく飼い主さんがワンちゃんのことを抱えて通るようにしてあげてください。
また、普段から落ちているもの拾い食いさせないようにして、むやみやたらに知らないものを口に入れない習慣づくりをワンちゃんとするのも大切だと思います。
水たまりに細菌や寄生虫が多く潜んではいますが、雨水や泥が付着しているボールや落ち葉などワンちゃんにとって気になって仕方がないものも外にはあり、この習慣づけによってそれらに付着した菌類からワンちゃんを守ることに繋がります。
そのため夏場などの暑い日や、湿度の高い日、運動をした後など散歩中に喉が乾いたワンちゃんに与える水は外にある水ではなく家から持参した水を飲ますようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
水たまりの水という身近なところにワンちゃんにとっての危険が潜んでいる事がわかりました。
今回のテーマをおさらいすると、
- 水たまりの水は絶対に飲ませてはいけない
- 場合によっては飼い主さんがワンちゃんを抱えるなどをしてなるべく水たまりに近づかせない
- 普段の習慣づけからワンちゃんを守ることに繋がる
特に雨が降っている時やあがった際に散歩に行く場合はワンちゃんの行動や様子には十分注意してください。
もし、様子がおかしく感染が疑われる場合は獣医師さんに早めに相談し、診察してもらうようにしてください。