愛犬がいつもと違う場所にいるときって…?
あなたの愛犬は、家の中のどこで過ごすことが多いですか?ソファの上、窓際、ハウスの中、犬用ベッドなど、犬それぞれにお気に入りの場所があり、大体いつもその場所で過ごしているかと思います。でも、いつものお気に入りの場所に愛犬の姿が見えないときもありますよね。
いつもの場所に愛犬がいないと、ちょっと心配になって家の中を探してしまうこともありますが、愛犬はどういった心理からいつもの場所を離れるのでしょうか?犬がいつもと違う場所にいるときの心理をご紹介していきます。
心理①快適な場所を求めて…
愛犬のお気に入りの場所が暑い、または寒い場合、もっと涼しい場所や暖かい場所を求めて移動することがあります。暑いときにはひんやりとした廊下、寒いときには温もりのある飼い主さんのそばなどへ移動します。冬の寒い日に、いつもの場所に愛犬の姿が見えないと思ったら「こたつの中にいた!」なんてこともあるでしょう。
愛犬が快適な場所を求めていつもと違う場所にいるようならば、室温を調整してあげましょう。冷房による冷やし過ぎや、暖房による暖め過ぎにも気をつけ、暑くてパンティング(舌を出して、浅く速い呼吸をすること)をしていないか、寒くて丸まったり震えたりていないかなど、愛犬の様子を見ながら常に快適な室温を保つようにしてあげたいですね。
心理②怖いものから逃れたい
犬は優れた聴覚を持っているため、音に対して敏感です。ですから、花火や雷、車のクラクションなど大きな音に過剰に反応して、怖がることがあります。そして、怖いものから逃れようとして、隠れてしまうことも。
犬は穴倉のような狭い空間にいると安心できるので、ソファの裏や下といった狭い場所に隠れることが多いようです。わが家の愛犬は、娘がリビングでワンタッチで開く傘をバッと開いたら怖がってしまい、ソファの裏に隠れて出てこなくなってしまったことがあります。また、私が中学生の頃に飼っていた愛犬は、雷が鳴ると普段は上らない階段を駆け上り、2階の私の部屋の学習机の下へ逃げ込んで震えていました。
恐怖でいっぱいの愛犬を無理に引きずり出そうとすると、余計に怯えたり、噛みついたりすることがあります。愛犬が怖いものから逃れるためにいつもと違う場所にいるときは、自分からその場所を動くのを待ってあげましょう。
心理③具合が悪い
犬は病気やケガで具合が悪いとき、ひとりになれる場所へ行ったり、狭い場所に隠れたりすることがあります。愛犬がいつもと違う場所にいて、体を丸めて震えていたり、じっと動こうとしないようなときは、どこか具合が悪いのかもしれません。愛犬の全身を優しく触って、痛がるところがないかチェックしてみましょう。
痛がる箇所がある場合はもちろん、痛がる箇所がなくても、いつもと様子が違って元気がないような場合は動物病院を受診しましょう。
心理④すねている
飼い主さんに遊んでほしいのにかまってもらえなかったりすると、犬もすねてしまうことがあります。そのすね方はさまざまで、部屋の隅っこへ行ってしまったり、自分のハウスに入ってしまったりすることも。愛犬がいつもと違う場所で飼い主さんに背を向けていたり、ふて寝をしていたり、呼んでも無視をしたりするなら、すねている可能性大です。
犬がすねているときにかまってしまうと、「すねればかまってもらえる」と学習して、飼い主さんの気を引くために、すぐにすねるようになってしまうかもしれません。愛犬がすねているときはそっとしておき、すねていないときにしっかりかまってあげるといいでしょう。
まとめ
愛犬がいつもと違う場所にいるときは、ご紹介したような心理からその場所にいるのかもしれません。犬の心理はしぐさや行動に表れるので、愛犬をよく観察して、どうしていつもと違う場所にいるのか読み取ってあげましょう。その上で、そっとしておくべきか、それとも何か対処すべきか判断してくださいね。