犬はプラムを食べてはいけない!その理由と食べてしまったときの対処方法

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犬はプラムを食べてはいけない!その理由と食べてしまったときの対処方法

皆さんはなんで犬がプラムを食べてはいけないかご存じですか?犬にとってプラムは、有毒成分があり、誤って食べてしまうと病気になってしまうのです。ここでは、プラムを誤って食べてしまったときの対処法や症状などを詳しくご説明いたします。

監修:獣医師 平松育子

(ふくふく動物病院)

犬がプラムを食べてはいけない理由

プラム

まずはじめに犬はプラムを食べてはいけません。

プラムは人間が食べればとても美味しい食べ物で、中毒は起こさないですよね。それはプラムそのもの自体には青酸性の毒物はないからなのです。

犬がプラムを食べてしまうと、代謝していく過程で、アミグダリンという成分がバラ科の青酸(シアン化水素酸)という有毒成分に変化してしまうことが原因で、犬は病気になってしまうのでプラムを食べてはいけないのです。

特にプラムの種は、犬の消化管内で詰まってしまう危険性がとても高いので、絶対に犬にはあげてはいけません。そして必ずプラムは犬の手の届かないところに置き、食べた残りはきちんと捨てましょう。

犬がプラムを食べてしまった時の対処方法

お皿を見る犬

犬がプラムを誤って食べてしまうと嘔吐や痙攣といった症状が起こります。上述で書いた通り、プラムは犬にとって有毒成分が入っています。ですので、プラムを少量でも誤飲してしまったときは、すぐに動物病院へ行きましょう。

その際、獣医師さんに状況をきちんと説明できるように、犬がどのくらいの量のプラムを食べてしまったのか、犬はプラムの種は食べてしまったのか、などをきちんと確認しましょう。

また、プラムと同じく「日本すもも」にも有毒成分があります。なのでこちらも犬に誤飲させないように気をつけましょう。

犬がプラムの種を誤飲した時の対処方法

プラムの種

プラムの種は1~2センチほどあります。プラムを誤飲した場合、プラムの種は胃液では溶けないので、すぐに動物病院へ連絡をして連れて行きましょう。レントゲン検査(消化管造影)、超音波検査などをしてもらいましょう。

また犬の小腸で詰まってしまうと、食欲不振、元気消失、体調不良嘔吐などの症状が出ます。腸閉塞を起こしてから時間が経過するとショック状態を起こし命にかかわることもあります。

犬のサイズ別で考えると、大型犬などでプラムはそのままの形で排泄できる可能性がありますが、中型犬、小型犬では腸が細いために、プラムが胃の中を通過しても、腸の中でひっかかってしまい、腸閉塞を起こしてしまいます。

動物病院での処置は様々ですが、犬がプラムの種を食べて30分以内の場合は催吐処置(嘔吐させる)をとることもあります。吐き出すときに食道を傷つける恐れもありますが、できるだけの処置を行います。胃を通過して腸に達した場合は、大型犬の場合は食欲・体調を見ながら便から排泄されないか確認していきます。中型犬・小型犬の場合は便とともに排泄される可能性が低いので開腹手術で取り出すことがほとんどです。大型犬であっても、嘔吐が激しくなった場合は消化管内で詰まっている可能性が高くなるので開腹手術を選択します。

種を食べてしまい閉塞を起こした場合は、時間の経過とともに症状も体調も悪化します。食べた場合、食べた可能性がある場合はすぐに受診しましょう。

プラム以外に犬が食べてはいけないもの

犬と野菜

プラム以外にも人間は美味しく食べられても犬にとっては有害な食べ物はたくさんあります。例えばネギ類です。ネギ類にある「アリルプロピルジスルフィド」という有機硫黄化合物が、人や猿などの霊長類、一部の動物以外では毒物になってしまう物質なのです。

このアリルプロピルジスルフィドが犬の体に入ると、血液の成分である赤血球を酸化して壊してしまいます。主な症状は「血尿」や「貧血」などで、犬は中毒症状を起こすこともあります。

プラム以外に食べてはいけないものには何があるかを確認し、大切な犬を守ってあげましょう。

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まとめ

プラム

犬にとってプラムは有毒成分があるということを、まずは飼い主さんが認識しましょう。そして犬がプラムを欲しがっても絶対にあげてはいけません。

また、プラムやプラムの種の誤飲は飼い主さんの注意で防げるものです。ですので日頃から犬に誤飲させないように気をつけましょう。

大切な犬に苦しい思いをさせないためにも、正しい知識を身につけて犬を守りましょう。

記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子
  • (ふくふく動物病院 院長)

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

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