犬の様子がおかしい原因3つ

【獣医師監修】犬の様子がおかしい原因3つ

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そわそわして落ち着かない、いつもは元気なのに今日は寝てばかり、あまり食欲がない…など愛犬の様子がおかしいと感じることは犬を飼っていれば必ずあると思います。言葉を話せない犬だからこそ心配になってしまいますが、犬の様子がおかしい原因はどのようなことが考えられるのでしょうか?

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

犬の様子がおかしい原因①体の不調

眠っているトイプードル

犬の様子がおかしい時に心配なのはやはり病気なのではないか?ということだと思います。確かに日頃の行動をよく知っている飼い主が犬の様子がおかしいと感じる時は何らかの体調不良を起こしている可能性が多くあります。特に普段は活発に動き回っている子が小さく丸まってじっとしている場合やお散歩大好きな犬が散歩へ行きたがらない場合など、動くのを嫌がる様子を見せるようになったらその可能性は高いかもしれません。

日常的に起こりうる不調としては、腹痛や足腰の関節の痛みなどが多く、それ以外にも散歩中に何かを踏んで肉球が傷ついてしまっている場合や大きな病気が隠れている場合などもあります。また、特に大型犬などの胸が深い犬種の場合、食べ物を一気に食べた後や食後に激しく動いた場合などは胃捻転を起こしている可能性もあります。胃捻転はあっという間に状態が悪化してしまう大変危険な病気なので、ぐったりしていないかなどしっかりと観察しておくことが大切です。

犬の様子がおかしい原因②ストレス

椅子の下に隠れるミニチュアダックス

犬は体の不調だけでなく、不安やストレスから様子がおかしくなることもあります。精神的な不安定さやストレスが原因となっている場合、体の不調を原因とする場合でもみられますが、うろうろと落ち着きなく歩き回ったり、普段はあまり吠えないような状況で吠えたり、寝る場所が定まらずあちこち場所を変えていたりする様子が見られることが多いようです。また、あまりにも不安やストレスが強い場合、犬自身の足や尻尾を噛んで傷つける自傷行為を行ったり、飼い主に対して攻撃性を見せることもあります。そのような様子が見られた時は強く叱ったり、刺激を与えるようなことはせずしばらく見守る形で犬の様子を観察するようにしましょう。もちろん、体の不調から怒りっぽくなったり、自傷行為をすることもありますので、勝手な判断をせず気になった場合は病院に相談しましょう。

犬の様子がおかしい原因③認知症

和室を歩くヨーキー

犬の老いというものは気がつかないうちに少しずつやってくるものです。シニア世代に入ってそれほど時間の経っていない犬の場合、毎日一緒に過ごしていると年齢を重ねていることはわかりつつも老犬であるということをあまり意識していない飼い主が多いと思います。壁にぶつかりながら歩いたり、くるくると同じ場所を回っていたり、ほんの小さな段差に引っかかったりするようなことがあれば徐々に認知症の症状が出始めている可能性があります。中には、白内障やほかの病気が原因で失明していたり、病気からくる神経症状の可能性もありますので、注意しましょう。

犬の様子がおかしい時は観察して動物病院へ

カーペットに寝そべるビーグル

犬の様子がおかしいと感じた時に考えられる原因を挙げてきましたが、実際には「どの行動を取ったから原因はこれである」となかなか明確には判断できないことが多いと思います。そのため飼い主はとても不安、心配になってしまうと思いますが、犬の様子がおかしいと感じたらまずはしっかりと観察をすることが大切です。犬の負担にならない程度に目や手で体のすみずみまでチェックをし、触られると嫌がるところはないかなどを確認します。また、行動や様子を時間の経過と合わせてメモしておくのもいいでしょう。そしてそれを参考にして動物病院などで獣医師に相談するといいと思います。まずは体に異常がないかを確認するだけでも非常に重要なことです。

認知症の場合、すぐに対処して改善できるようなものではないかもしれませんが、それなりの対策を取り少しでも犬が快適に暮らすことができるような工夫をしてあげることはできるので犬の安全確保をしながらできるだけ落ち着ける場所へ誘導し、犬の負担にならない程度に観察しておくようにしましょう。犬に様子がおかしい時こそ飼い主は落ち着いて行動できるように、ここで書いたことなどを意識しておいてもらえるといいと思います。

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