犬がおいでと呼んでも来ない時の理由とは?
「おいで」と呼んで、嬉しそうに走ってくる愛犬の姿はとても愛くるしく思いますよね。
しかし、
「いつも呼んだら来ていたのに、なぜか来なくなった…」
そういう時はありませんか?
そんな時のワンちゃんの心理はどういう状態なのでしょうか。
ざっくり分けると、
- いつも呼ぶと来てくれているのに、今日は来てくれない
- 始めは呼ぶと来てくれていたのに、日が経つにつれて段々と来なくなった
いつも呼ぶと来てくれているのに、今日は来てくれない場合
いつもは「おいで」と呼ぶと、嬉しそうに走ってきてくれて信頼し合っている、とても仲が良い間柄なのにも関わらず、呼んでも来てくれない。
そういう時は、拗ねている場合があります。
自分以外のワンちゃんや他の動物を可愛がったり、人間の赤ちゃんを可愛がっていたりしている姿をみて、拗ねてしまっているのかもしれませんね。
犬は従順ですが、構ってもらえないと拗ねやすい生き物でもあります。
また、愛犬が何かに集中している時、例えばガムを一生懸命噛んでいたり、おもちゃに夢中になっている時に、「おいで」と呼んでも「今はダメ!」と、無視されてしまう事もあります。
私の場合は、スマホをいじっていると愛犬が拗ねてふてくされてしまいます。そうなると、いくら呼んでも知らんぷりをされてしまい、ご機嫌をとりにいかなければいけなくなります。
日が経つにつれて、呼んでも段々と来なくなった場合
ワンちゃんを「おいで」と呼ぶだけ呼んで、来てくれたら少し構って終わり。という様な接し方をしていませんか?
愛犬を呼んで来てくれたら、ご褒美をあげたり、思いきり褒めてあげて「来て良かった!」と思えるようにしてあげないと、段々と来てくれなくなってしまいます。
また、叱る時に「おいで」と言って呼んでから叱っていませんか?
ワンちゃんは「おいで」と言われたら、「また叱られる。行っても良いことがない」と反射的に思ってしまうようになり、呼んでも段々と来なくなってしまいます。
犬においでと呼んでも来ない時のしつけ方法とは?
呼んだら来るようにするしつけの方法
「おいで」と呼んで、喜んで来てもらうようにするにはどうすればよいのでしょうか?
来なくなってしまうのに慣れてしまったら、また来てもらうようになるには根気が必要という話をよく聞きます。しかし、しつけの方法はそんなに難しい内容ではありませんのでご安心ください。
- まず、オヤツやブラッシングをするためのブラシを見せて「おいで」や愛犬の名前で呼びましょう。
- ワンちゃんが来てくれたらご褒美にオヤツをあげたり、ブラッシングをしてあげます。
ポイント
大きなリアクションで褒めてあげるのも効果的です。優しい声で安心させてあげたり、リラックスできるようにしてあげるのも大事です。
呼んでも来なくなった原因として、
- 呼ばれて行っても良いことが無い
- 叱られるかもしれないから行きたくない
その場合は、緊張や不安を感じながらも来てくれているという事ですので、出来る限りリラックスさせてあげたり、不安を取り除いてあげるために、優しい声で話しかけてあげましょう。
一言でいうと、呼んでちゃんと来てくれたら、愛犬が嬉しくなるような事をしてあげるだけで良いのです。難しい事ではないですよね。
何回かに一回しか来なくても、根気強くしつける事が大切です。
犬が呼んでも来ない時にできるおいでの練習方法
なかなかワンちゃんが「おいで」を覚えてくれなくて、困っている飼い主さんもいると思います。そんな方はこちらの動画を参考にしてください。
「おいで」を覚えやすくなるちょっとしたコツを、わかりやすく解説しています。
犬を呼んでも来ない時は病気の可能性も?
「いつも呼ぶと喜んで来てくれるのに、今日は何故か来てくれない。おもちゃで遊んでいないし、オヤツも食べていないのにどうしてだろう」
そういう時は、病気の可能性もあります。
呼んでも来ないという事に加えて、いつもより元気がなさそうな場合は、病院で診てもらう事をおススメします。いつもと少し態度が違う事に気づき、それが病気を発見するきっかけになる事が多々あります。
老いによって耳が遠くっている。難聴の可能性も
病気や老いによる難聴などの可能性もあります。犬も人間と同じで年を取るごとに、耳が遠くなったり難聴になってしまったりします。他の言葉も聞こえにくくしている、または、聞こえていないような素振りをしていたら、病院で診てもらった方が良いと思います。
まとめ
犬が「おいで」と呼んでも来てくれない原因はみつかりましたか?
ワンちゃんも色々と考えていますので、呼んでも来ない時はあると思います。そんな時は、飼い主さんから寄り添って可愛がってあげるのも良いかもしれませんね。