皮膚病の犬にやりたいシャンプーの手順

【獣医師監修】皮膚病の犬にやりたいシャンプーの手順

皮膚病の犬に出来る事は薬やフードの他にもシャンプー療法があります。皮膚病の犬にとってシャンプーはとても大切な治療方法の1つです。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

皮膚病の犬をシャンプーするための準備

シャンプー剤は獣医に処方されたものを使おう

シャンプーされている犬

シャンプーは市販のものではなく、皮膚病の子ならば獣医に処方された薬用シャンプーを使ってあげたほうが良いかと思います。シャンプー剤でかなり変わります。しかし獣医に処方されたシャンプーだからといって愛犬に必ず合うシャンプーとは限りません。どのシャンプーが愛犬の皮膚病に合うかどうかは、シャンプーを使ってみてからの飼い主さんの経過観察が大切なのです。

皮膚病の犬をシャンプーする方法

1.まずは素洗いをする

お湯の中に浸かる犬

洗う前に犬の体全体をお湯で濡らして洗うかと思いますが、その時少し長い時間お湯で洗ってあげてください。可能であれば、ベビーバスやたらい等にお湯を張って入浴させてあげると良いです。この時、お湯の温度が熱すぎると皮膚炎が酷い犬は痒みが酷くなったりするので、なるべく熱くないお湯で洗ってあげてください。

2.シャンプーをつけて洗う

泡まみれの犬

原液をそのまま皮膚につけて洗うよりは、洗面器や他の容器(ペットボトルなどに原液と水を入れて振って泡立てる事も可能です)で泡立ててから、その泡を皮膚につけて泡で洗う感じで洗ってあげてください。スポンジなどで泡立てて洗う方法もあります。

あまり強くゴシゴシするのは良くないので、汚れが酷い場合はしっかりふやかして、優しく汚れを落としてあげてください。

薬用シャンプーはあわあわの状態(すすぐ前の状態)で5分ほどおいてからすすぎます。その間も皮膚をマッサージしてあげてください。

3.シャンプーをすすぐ

浴槽でシャワーをあびる犬

薬用シャンプーは泡立ちにくいものもあり、そのため原液を使い過ぎてすすぎにくくなってしまう事が多いですが、しっかりとすすいであげてください。シャンプー剤のすすぎ残しが皮膚炎悪化に繋がります。

不安な方はココでも1度入浴させるとすすぎやすくなるかと思います。プロのトリマーでさえ、薬用シャンプーを使うとすすぎ残しがある事もありますので、気を付けてしっかりとすすいであげましょう。

4.保湿を行う

タオルに包まれている犬

皮膚病の犬のシャンプーで最も大事と言われているのが、この保湿です。シャンプー剤も保湿力の強いモノを使うと改善される皮膚炎も多いと言われています。

ベトベトした汚れが出る犬は逆に乾燥させた方がいいのかなと思いがちですが、保湿が足りなくて体が油分を出していることもあります。保湿剤はシャンプー後だけでなく日頃から使ってあげても良いとされています。

5.ドライヤーをかける

ドライヤーで乾かされている犬

ドライヤーを使って乾かす場合は温風よりは冷風で乾かしてあげましょう。しかし寒い時期などは冷風と温風を両方つかって、犬の体が熱くなりすぎないように乾かしてあげましょう。ドライヤーをかける前にしっかりタオルドライをしてあげることも必要です。

ドライングの時はスリッカーブラシでブラッシングしながら根元から乾かしていくのが基本ですが、皮膚炎の酷い犬の皮膚をスリッカーで傷付けてしまうと皮膚炎の悪化に繋がる事もあるので、犬の皮膚の状態にあったブラシを使って乾かしてあげましょう。

まとめ

犬にキスをする女性

犬の皮膚病の完治は難しいですが、薬やフード、そしてシャンプーのやり方でかなり症状は改善されます。

良い獣医師に巡り合う事ももちろん大事ですが、犬の皮膚病を治すのに一番必要な事は、飼い主さんの努力です。

皮膚病の治療はとても根気がいるもので、同じような症状の子と同じ治療法を使っても、なかなか改善が見られないケースもあります。

私の愛犬も、皮膚病の治療を色々と試して改善がみられるまでは1年近くかかりました。色々な治療法を試し、フードを変え、薬を試し、金銭面でもかなり負担はかかりましたが、痒くて眠れなかった愛犬が、今はぐっすり眠っている姿をみて、頑張って根気強く治療を続けて良かったと本当に思います。

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