その愛情は本当に犬に必要な愛情ですか?
犬にとって飼い主は生きることの全てです。飼い主を信頼し、飼い主といることが安心で安全な場所となり、幸せを感じることができます。
しかし、犬に愛情を与えることと甘やかすことは全く違うものです。飼い主からの異常な愛情というのは犬にとって迷惑なだけです。異常な愛情を受けて育った犬は、問題行動を起こすようになったり、情緒不安定になってしまったりすることがあります。
犬はとても素直で純粋な動物で、飼い主のことを信頼しています。もし、愛犬が情緒不安定な犬になってしまったり、問題行動を起こす悪い犬になってしまったなら、それは飼い主である人間に原因があり、理由があるのです。
愛情を受けている犬とはどんな犬なのか、愛情不足な犬とはどんな犬なのか、違いを比べてみましょう。
愛情を受けている犬とは?
- 愛犬をたくさん褒める
- お散歩を一緒に楽しむ
- 愛犬からの愛情をしっかり受け取る
- 一緒に楽しく遊ぶ
これは、どれも犬が大好きなことであり、犬が望んでいることです。
飼い主から褒められる度に喜びと安心感を得ることができ、大好きなお散歩や遊びを一緒に楽しみたいと思っていますし、そんな飼い主に対して愛犬も愛情表現をしています。
どんなに叱っても言うことを聞いてくれない犬がいますが、褒めてあげることで飼い主の言うことを理解しようとします。
周りから見たら「何あの人…」と思われてしまうくらい、大袈裟に思いっきり褒めてあげてください。
愛情を与えてあげたいなと思ったら、いつもよりちょっとだけお散歩の時間を増やしてあげたり、遊びの時間を増やしてあげたり、それだけでも犬は愛情を感じることができます。
愛情を受けている犬の行動や仕草
飼い主から愛情を得ている犬は、飼い主へも愛情を返そうとします。愛犬が飼い主に見せる愛情表現、受け取っていますか?
飼い主の顔をジーッと見てくる
愛しているよという言葉の代わりなのだそうです。また、お互いに見つめ合うことでオキシトシンというホルモンが分泌され、飼い主と愛犬との絆が深まるとされています。
飼い主があくびをしたら愛犬もあくびをする
無意識に共感しているからだそうです。飼い主のことをよく観察し、さらに信頼があるからこそ、つられてあくびをしてしまうのです。
出かける飼い主を黙って見送る
「行ってくるね!」と声をかけても無視したり、黙って飼い主を見送る犬がいますが、SNSなどでは「ちょっと寂しい…」なんて声もありますよね。
しかし、それは飼い主を信頼している証拠です。
飼い主が出かけるのを黙って落ち着いて見送ることができるのは、ちゃんと戻って来てくれるという安心感と信頼の証なのです。
愛情不足な犬の行動や仕草
- 叱られてばかりで褒められたことがない
- 庭に繋がれたままお散歩にも連れて行ってもらえない
- 一緒に遊んでもらえない
- 愛情表現をしているのに受け取ってもらえない
このような犬は愛情不足であると言えます。
飼い主のことを信頼することができず、安心して過ごすこともできず、吠え続けたり、鳴き続けたり、情緒不安定になったり問題行動を起こすこともあります。
出かける飼い主を見て、吠えたり鳴いたり後を追ったりする
これは信頼されていない証拠です。愛情不足であるため、信頼することができず、飼い主がいなくなることに対して不安なのです。
自分の手足をずっと舐めている
何か不安を抱えているとき、犬はしきりに自分の手足を舐める仕草をします。飼い主からの愛情が乏しい証拠です。「ストレスを感じていると」というサインなので見逃さないようにしたいですね。
破壊行動
愛情不足によって分離不安になる犬が多く、物を破壊したり、部屋中に排泄をしたり、飼い主につきまとったりなどの行動がみられます。飼い主への依存度が高くなってしまうのです。
これは、愛情不足な犬だけではなく、異常な愛情を受けている犬にも見られます。
まとめ
犬にとって愛情とは何なのか?私もよくわからなくなってしまいます。
愛情だと思って行っていたことが、愛犬たちにとっては迷惑だったのではないか、異常な愛情によって苦痛を感じていたのではないかと不安に感じることもあります。
日々の愛犬の様子を観察し、不安や恐怖や寂しさを感じている様子はないか、もっとよく愛犬たちの感情を読み取ってあげられるようにしたいなと思います。
ユーザーのコメント
40代 女性 匿名
50代以上 男性 匿名
30代 女性 匿名
前の飼い主さんから酷い虐待を受けていて、舌の先を切られています。それに、普段は大人しいのですが、傘や、杖、庭にあるホースを見るとひょうへんします。
あきらかに目が怖がっている目で、殴られたような声をだします。
家族以外の人や犬には、怖くて本気で噛みに行こうとします。恐怖でいっぱいの目をしています。
でも、本当は人や犬が大好きで遊びたそうにしていますが、どこにひょうへんするスイッチがあるか分からないので、近づくのをやめています。
でも、いつかは遊ばせてあげたいです。いい方法を知っている方は教えてくださいませんか?
40代 女性 匿名
我が子のように愛おしい存在ではありますが、犬歯を持った獣であることは事実。正しいしつけがその犬の幸せのためにも必須だと思います。本当に困っているなら、「プロフェッショナル 訓練士」で検索してみて下さい。
50代以上 女性 あらしば
暴れ走りまわる、手足を触れない、抱けない、声を出せない、よその犬や猫や子供に襲いかかるといったヤバい柴でした。
悪いこと、特に危険を伴うと判断したときだけは本気で首にコレクションを入れて叱りました。首に入れるのは親犬の牙代わり。叱るときはきちんと叱る。とくかく本気で向き合うとこが大事です。
ほめるのはしょっちゅう。
起きたらほめて、ごはんを食べたらほめて、猫を見送れたらほめて、とにかく言葉とおやつとテンションで誉めまくり、その甲斐あってか今では大人しい柴犬と言われるくらいなりました。愛情伝わったかな。
もちろん、根底にある神経質でビビりな性格はありますが、私や家族がいれば大丈夫だと落ちつけるようになったのだと思います。
柴犬という中型犬として、危険がないようかなり厳しく躾をしてきました。愛情がなければ出来ないくらい真剣に躾しました。家庭犬として、どこまで躾ることが愛犬のためになるのか、家族のためになるのか、これからもずっと自問自答続けていくでしょう。愛しているから。
女性 匿名
40代 女性 makoto
我が家にはシニアのボーダーコリーが4頭いますが、最年長の子をしっかりと躾したこともあり、それを見て下に来た子たちはある程度学んでくれました。
叩く、殴るなどは虐待ではありますが、犬同士のグループや子育てを考えると、やはりメリハリは重要だと思います。効き目のある叱り方の強弱は個体差があるので、どの程度の叱り方がいいのかはその子をよく観察することが一番になります。何が好きで、何が嫌いで、嫌いだけど我慢できるのはどこまでなのか?また、人間側が譲歩できるのはどこまでかという線引きも、一度決めたら決して曖昧にしないことも重要と考えます。人間同士のような「忖度」はありませんので、こちらとしては全力の愛で向き合う以外に方法がないと思います。ただ、観察していてもなかなかいい具合が見つけられない時は、一度専門家に個別に相談するのも手だと思います。そうすることで方向性が見えてくることも多いです。
30代 男性 ワンだふるな生活
20代 男性 匿名
50代以上 女性 匿名
もしあなたの犬にお困りことがあるなら、
訓練士にお任せするのではなく、あなた自身がワンちゃんと一緒にインストラクターのレッスンを受けて、あなたが指導してもらうことを強くお勧めします。また、レッスンは飼い主もワンちゃんも楽しくなくてはなりません。どちらかが嫌々では絶対にうまくいかないと思います。
そしてインストラクター選びは、そのインストラクターの犬が楽しそうにしているかどうか、褒めるのは重要ですが、いけない時の叱り方をちゃんと指導できる人かどうかを見極めて下さい。
過保護は愛犬にとって何のメリットもあり
ません。上下関係が築かれた犬同士では、上位の犬は下位の犬に真剣に叱ります。
下位の犬は上位の犬が真剣かどうかで態度を変えるのです。飼い主は愛犬を叱りはしても、一番怖いのも飼い主、そして一番優しいのも飼い主と理解すれば、とてもいい関係が築けると思います。
うちの子になってくれてありがとう、生まれてきてくれてありがとう、ずっと一緒にいようね、何があっても守るからと私は毎日必ず全員に優しく話しかけるようにしています。
50代以上 女性 匿名
お宅のわんちゃんは、前の飼い主さんから酷い虐待を受けていたとのこと、胸が痛みます。
我が家にも2頭の心に傷を負った犬がいます。
1頭は、動物愛護センターから引き取った大型ミックス犬。
とてもフレンドリーな性格ですが、当初は、首や手に触れようとすると鼻にしわを寄せて唸る、長い棒のようなものを見ると尻尾を巻いて逃げるなど、虐待の過去が疑われました。
最近やっと手は触らせてくれるようになりましたが、その他はまだダメです。
成犬で保護されて、センターで3年、うちに来て3年半です。
もう1頭は、動物愛護団体から譲渡された中型ミックス犬。
まだ子犬の時に山に捨てられ、イノシシの罠にかかって前足を失いました。
愛護団体の方が献身的にお世話をされていたため、比較的早く我が家に馴染んでくれましたが、
今でも背中から覆いかぶさるようにハグすると、ハアハア、ドキドキしています。
原因は、動物病院での治療中、暴れないように押さえ込まれていたためだと最近になってわかりました。
保護されてから約6年です。
普段わんちゃんはどこで飼われていますか? もし、外飼いなら、家の中に入れてあげてください。
そして、優しく声をかけて気長に付き合ってあげてください。
道具で虐待されていたのなら、道具を使って遊ぶのは難しいかも知れません。
まずはスキンシップから始められてはいかがでしょうか。
大事にしてあげてくださいね。
40代 女性 らむ
50代以上 女性 匿名
30代 女性 匿名
私にとって初めて犬を飼育すると言う事で事前に知人に聞いたりネットで調べたり本を読んだり訓練士さんに教わりに行ったりと勉強しました。どの方も書いてくださっている通り自分の子供に物事を教えると同じ様に躾をしてきました。それと同時に相手は人間ではないので習性が違います。その習性の違いを理解し人間社会に合わせてくれるようにする為にはどう伝えていけば良いのかを考えながら躾けてきました。私にしても犬にしても自分以外の種族と暮らすのは初めてだから不安もあるだろうと常に気にかけてわからなくてもとにかく話しかけ続け今では簡単な日本語は理解し行動してくれます。そのせいか初めて会う人や犬に対し自分から挨拶に行きコミュニケーションを図るという日本犬の中では珍しい子にななりました!おやつさえあれば誰の指示でも確実に聞きます。嬉しいような寂しいようなちょっと贅沢な気持ちもあります。
50代以上 女性 匿名
お忙しい方な様で、個人で相談しなくてもポチパパさんのYouTubeを検索すれば、あらゆる項目で実際のトレーニングを公開されてます。
柴犬の本来の気性も解り、本当に躾(スイッチが入れば噛む、餌、ご飯に執着して噛む、などお困りの方必見!!
学びだけでなく、感動すらします。
うちの11歳の黒柴犬はおだやかですが、それでも学びになり、9歳の犬歯の歯磨きで猛烈に噛んでくるチワポメは、そちらから学んだおかげで、歯磨き(特に犬歯を嫌がる理由などが解り)どころか、手磨きできるまでになりました。
そちらを見ると最終的には(リハビリトレーニングに大きな愛があるので)飼い主さんも癒されて、幸せな気持ちになり、心に余裕ができてきます。
そうなって、それが実践出来る様になり、解決すると犬も人も全てが幸せになります。是非是非騙されたと思って3回見てください。ハマります。
40代 女性 天使のしろわんこ
私にとっては初めての仔犬からの子育て。でした。
おすわりから始まり……必要な躾は遊んで、教えました。だから、ハウスが大好きな子でした。
自分の時間は大事にし、犬同士の触れ合いは気の合う子とはとことん遊ぶ子でした。
人の感情をよーく読み取り……悲しい時は必ず近くにいてくれました。楽しい時は一緒に笑ってる。
とても可愛い子でした。
犬が、あんなに賢いと改めて感じました。
ちぃ、会いたいよ。寂しいよ。
あなたはお利口さんだった。にこりんを見守っててね。あなたもいないから、わがままさんになってるけど。
40代 女性 ありちゃん
ムリ!!だってそうでしょ!可愛い子に一緒に生活したい子に、ソファーダメ!とか、ベットダメー!とか!挙げ句の果てなんか怖い鎖つけて躾けろとか?ヤバすぎ!
愛情です。今11歳いろいろありましたけど、愛情には、やはり敵いません。ちゃんとうちの子にスグになってくれてます♪
飼い主さんの愛が一番!
40代 男性 ケンタ
30代 女性 marmot
40代 男性 匿名