人のお尻の匂いを嗅いでくるときの心理1:においが好き
犬はいわゆる「クサい臭い」が大好きです。人のにおいで言えば、汗のにおい、足のにおい、脇のにおい、股間のにおい、お尻のにおい・・・。皮脂や体液のにおいが大好きです。
犬を飼っていらっしゃる方なら、「履いた後の靴下が大好き」「パンツを持っていく」などの経験があるのではないでしょうか?私の愛犬も、まだ洗っていない洗濯物の上で寝るのが大好きです。
一日頑張った後の靴下やパンツは、人間の私たちが嗅いでもにおうな・・・と感じますが、嗅覚が人の1000~1億倍の犬にとっては、非常に強い香りに感じるでしょう。
また、においの種類によって犬が嗅ぎ分けられる能力が変わってきます。
例えば、
- 酸臭(汗に含まれる揮発性脂肪酸など)1億倍
- 腐ったバターの臭い80万倍
- スミレの臭い3000倍
- ニンニクの臭い2000倍
などと言われています。
このように、人間の汗や体液に含まれる酸の成分に強く反応できることから、人のお尻を嗅ぐことが好きなのかもしれませんね。
人のお尻の匂いを嗅いでくるときの心理2:どんな人か確認している
犬同士のあいさつとしてよく知られているのは、「お尻のにおいを嗅ぎあう」ことですよね。
犬は一緒に暮らしている家族を同じ仲間と思っています。人間と犬という区別はないようで、犬に対してする行動を人間にもすることがあります。
知らない人や初対面の人に対してどんな人か確認しているのはもちろん、毎日接している飼い主さんにも同じことをするのには、飼い主さんの体調やバイオリズムによって毎日においが違うからだと言われています。
また、健康な犬の鼻は濡れていますよね。これは嗅覚を適切に機能させるために重要な役割を果たします。鼻が湿っていることによって、「風向きが分りやすくなる」役割を果たし、においがやって来る方向を感じ取ることができるそうです。
人のお尻の匂いを嗅いでくるときの心理3:興味のあるにおいが付着していた
飼い主さんのズボンやおしりに、他の犬のにおいや、電車やバスに乗って座席に座ったときに着いたにおいが残っている場合、嗅覚の優れた犬は敏感に感じ取ることができます。特に、お尻付近ににおいがこもりやすいので、帰宅してもにおいが残っている場合があります。
他にも、犬が大好きな「焼き肉のにおい」なども服につくとなかなか取れないので、焼き肉帰りなども熱烈にお尻や体を嗅がれる経験があるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬に自分のお尻のにおいを嗅がれると恥ずかしい気もしますが、犬流のあいさつやコミュニケーションだったのですね。
1つ注意したいのが、愛犬が他の人のお尻をしつこく嗅いでしまうと失礼に値することもあるので、飼い主さんが気を付けて見ていてあげてくださいね!