犬のストレスがもたらす様々な病気
下痢や脱毛など分かりやすい症状
わんちゃんがストレスを感じると、様々な症状が出ます。分かりやすい下痢や脱毛など目に見えて様子がおかしいと思いますが、原因がストレスなのかは分かりませんよね。しかし、わんちゃんはストレスサインを出していたかもしれません。毎日一緒にいるわんちゃんの様子を思い出してみて下さい。
犬にもあるうつ病
犬と言えば多くの方はのんびり幸せそうにしているわんちゃんや走り回る元気なわんちゃんをイメージすると思いますが、実はわんちゃんも心の病になります。そしてその多くの原因に“ストレス”も関係していることも多くあります。飼い主の気持ちを汲み取り感じ取るわんちゃんだからこそ、飼い主の行動次第では心の病にかかってしまう事があるのです。
こんな行動が犬のストレスサイン
体をかく、舐める
身体をしつこくかいたり、しつこく舐める行動をしていたら要注意です。ストレスから身体を執拗にかく行為は皮膚炎、脱毛など病気になりかねません。
震える
何もしていないのに震えていたり緊張や落ち着かせる為に震えている場合、ストレスを感じている事が多いです。
舌を出して、ハァハァと呼吸する
気温が適温で激しく息苦しそうに呼吸している場合、ストレスからくる行動かもしれません。
同じ場所を往復し続ける
家の廊下や一定の場所を往復し続ける場合、ストレスによる常同障害の可能性があります。明らかな行動の変化なので、分かりやすいストレスサインです。
何度もするあくび
お散歩中に見知らぬ人に触られた時や何度もあくびをする様子を見た時、わんちゃんはストレスを感じているかもしれません。
常に飼い主を追いかける
この行動は、分離不安症かもしれません。外出する飼い主にストレスを感じて追いかけたり、吠え続けたりします。
食糞
困った行動としてあげられる食糞ですが、ストレスからくる行動の場合もあります。思い当たる節が無いかもう一度思い返してみて下さい。
犬がストレスを感じる原因と解決方法
家庭環境
飼い主が常にイライラしていたり、可愛がってもらえない、構ってもらえないなど家庭環境でわんちゃんはストレスを感じます。仕事が忙しくて疲れててなど人間側にも事情はあるかもしれません。ですが、わんちゃんには飼い主しか居ないのです。放っておいても良くはなりません。せめて家に居る間だけでも、たくさんの愛情を与え一緒に過ごす時間を大切にしてあげて下さい。
コミュニケーション不足
毎日のお散歩やお家の中での遊びそして毎日のお話、わんちゃんにとってこの行動は飼い主とのコミュニケーションなのです。これらを十分に出来ていないとわんちゃんはストレスを感じてしまいます。もし散歩時間が無いのであれば、少し早起きをしてあげて下さい。お家の中での遊びが難しいならお散歩時間を延ばしてみて下さい。お話が難しいなら、あいさつだけでもしてあげて下さい。
悪化を辿るようなら至急専門医へ
どうしても治らない、良くならないようであれば至急病院へ連れて行って下さい。放置しても良くなりません。病気の可能性もあるのでかかりつけさんやより詳しく診断や治療が必要な場合は専門医に診てもらいましょう。最悪な場合、ストレスから攻撃性が出て破壊行動や飼い主の怪我にまで繋がる場合もあります。常日頃から見ていれば早期発見にもなります。
終わりに
ストレスは人間だけではなく、犬にもあります。少しの環境の変化でストレスを感じ、病気に繋がってしまう事もあるのできちんと観察しコミュニケーションを取るようにしましょう。愛犬が健康で幸せに暮らせるよう私達がサポートしていく事が責任と務めになります。