犬が手を舐めてくる理由1.安心している
人間の赤ちゃんがお母さんの手を舐めたり、大好きなおもちゃを舐めたりするように、安心している時にする行動です。
ダイスキな飼い主さんの手がそばにあって安心しているので、愛情表現の1つとして手を舐めます。手を舐めながらウトウトして寝てしまうこともあるでしょう。そんなことをされたら可愛くてたまらないですね。
犬が手を舐めてくる理由2.遊んでほしい
飼い主さんと一緒に遊ぶ時、犬と一番触れる部分は「手」ですよね。その手を舐めて「これを使って僕(私)と遊んでよ!」とアピールしていることがあります。よく学習して覚えているので賢いワンちゃんですね。
遊んでアピールとして手を舐めてきたら、退屈な気持ちがあったり、飼い主さんと触れ合いたいという気持ちがある証拠の一つです。できる限り遊んであげましょう。
犬が手を舐めてくる理由3.何をしてきたのか調べている
出かけていて家に帰ってきた時や、何かした後で犬に近づいて撫でようとすると「クンクン」と手を嗅いでくることはありませんか?
犬は嗅覚が優れているので(人間の約100万~1億倍)手についた臭いを嗅ぐことによって、何を触ってきたのかが分かります。特に、自分と違う犬の臭いがしたり、大好物の食べ物の臭いがしたりするとよく反応するようです。
他の動物や犬の臭いを嫌がりストレスになる子もいますので、外出先で動物と触れ合ったのならば手をしっかり洗ったり着替えたりしてあげてくださいね。
犬が手を舐めてくる理由4.相手を落ち着かせている
犬のカーミングシグナルを元に考えられるのですが、犬はストレスを感じていたり嫌なことがあったりすると「手を舐めること」によって自分を落ち着かせようとします。
その行動を相手にもしてあげることによって「落ち着いてね」というメッセージを送っていると考えることができます。
カーミングシグナルとは?
カーミングシグナルとは、相手を落ち着かせるカーミング(calming)ための信号シグナル(signal)という意味で、犬同士のジェスチャーのようなものです。
言葉が使えない代わりに、カーミングシグナルによってコミュニケーションを円滑に図っていると言えます。
このカーミングシグナルは、ノルウェーの動物学者が提唱し、様々な種類が存在します。
例えば、目線をそらした時は「敵じゃないですよ」と伝えようとしていています。人間社会の目をそらすとは意味が少し違っていて面白いですね。
他にもたくさんのカーミングシグナルがあるので、興味のある人は調べてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?飼い主さんや人の「手」を舐めるときには大きく4つの意味が考えられます。
愛犬の状況や様子をみて、今どんな気持ちで飼い主さんの手を舐めているのかを考えてみると面白いですね!
愛犬とのコミュニケーションに役立てていただければ幸いです。