犬が道路の側溝を嫌う理由と危険性

犬が道路の側溝を嫌う理由と危険性

犬の散歩をしているとき、曲がり角や側溝があるところだと急に不安がったりすることはありませんか? 犬は何故か蓋があっても無くても側溝が苦手なことが多いのです。それはどうしてでしょうか。

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皆さんこんにちは。お天気がいい日はわんちゃんとお散歩が楽しい季節になってきましたね。
さて、日頃私たちだけで外を歩くときは気にならないのですが、犬と一緒だとテンポよく歩いているときに急に匂い嗅ぎ以外でピタッと犬の足が止まってしまうポイントはありませんか? それまでまっすぐ機嫌よく歩いていたというのに、急に先へ進むことを拒否することが多発するポイント。

側溝とグレーチング

それが側溝です。

犬は側溝の上を通ることが嫌い(苦手)な場合が多いのです。これはどうしてでしょう。

側溝を嫌う理由

犬の足の裏

足裏が敏感だから

犬の肉球は厚い角質層とその下の脂肪の含んだ組織からなります。生まれた時は非常に柔らかく、成長して外を歩くようになると徐々に固くなっていきます。血管や神経は角質層の下の脂肪の内部にあり、一番外側(地面に触れる部分)は爪のように固いケラチンという成分で覆われています。

この構造のおかげで犬は地面がでこぼこしていたり、多少熱かったり、冷たかったりしてもそれを気にせず歩くことができるんですね。

しかしだからといってどこでも問題なく歩けるわけではありません。
ロープや網の上、とげとげした枯れ木の上などは肉球では抑えきれず、固いロープや枝が指の間に挟まってしまいます。犬にとって、この指の間というのはとても敏感な部分なのです。

側溝もコンクリでできた固いフラットな蓋であれば割とその上を通過できますが、グレーチングと呼ばれる網状の蓋ですと固い金属の棒が犬の指の間に挟まってしまうので、大きな犬も小さな犬もみんなそれを嫌がって側溝を避けてしまいます。

視界があまりカラフルではないから

サングラスをかける犬

犬の視界、特に色の見え方は人とは違うことは良く知られています。一昔前には犬は色を認識できない白黒の世界だといわれていましたが、最近では太陽光の青~黄色あたりは見えているという研究結果がありました。青や紫は青っぽい色でオレンジや緑などが黄色っぽい色と認識されるようです。赤い光は認識できないためグレーっぽく見えるとのことです。

このように犬の視界は人に比べると全体にくすんで見えるようです。そのため側溝のコンクリートの色やグレーチングの色の濃淡がはっきりせず、犬にとってはそこが穴のように見えている可能性があります。覗き込むと側溝の奥は暗く、金属の網は細いので足場がないように見えるため、グレーチングの部分には「落ちてしまうかも」という恐怖を覚えてしまうんですね。

無理をして側溝を通らせようとすると

怖がる犬

お散歩のコースにあるし、人から見たらちゃんと蓋をされていて落ちる心配がないとはわかっていても、犬にとってはとても「痛くて怖い」所です。そのため、どうしても側溝を通ろう、渡ろうとすると尻込みしてしまいます。

ここで無理をして側溝の上を歩かせようとしたり、側溝のある道路を渡らせようとすると危険です。

恐怖のあまりお尻をついて歩くのを拒否したり、おぼつかない足取りでグレーチングの上を歩いて指を挟んでしまったりするのです。
お尻をついてまで歩くのを拒否した場合はリードを引っ張って無理に歩かせようとすると、首輪を抜けて脱走することもあるかもしれません。グレーチングに挟まるのも大型犬なら指ですが、小型犬の場合は指ではなく足そのものが落っこちてしまい骨折などの大けがにもつながる危険があります。

お散歩のはじめは犬もテンションが上がっているので、うれしすぎて側溝(に限らず穴や段差など)に気が付かず、躓いたり落ちたりすることがあるのでこれも注意してあげましょう。

 

まとめ

下を覗く犬

このように犬が側溝の上を通過する際は恐怖を覚えたり、実際に怪我をする可能性があったりします。嫌がる場合はあえてその場所を通らないコースでお散歩をしてみたり、どうしても通過しなくてはいけない場合はそこをジャンプするように教えてあげたりするといいかもしれません。

犬の中には側溝から上がってくる冷たい風がお気に入り、といった子もいるのですが、グレーチングの上に乗る際は手指の怪我は毛の挟み込みなどに注意して涼ませてあげてくださいね。

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