チワワが怒りやすい理由
「うちのチワワはよく怒るなぁ」もしくは「お隣のチワワは小さいのに強いなぁ」と感じている飼い主さんはたくさんいるかも知れません。一見すると、愛くるしい瞳と大きな耳、甘えん坊な性格のかわいいチワワですが、よく怒るなんてとても考えられないですよね。
それでも、チワワの性質や特性を考えて分析してみると、どうしてチワワが怒りやすいのか理由が見えてきます。そして、どうしたらチワワが穏やかでいられるのかも分かります。チワワがすぐ怒る理由としつけ方、ぜひ参考にしてみてください。
チワワが怒る理由は、チワワの持つ性格にあります。一般的にチワワの性格は、飼い主さんに献身的、警戒心が強い、勇敢で活発、甘えん坊で小心と言われています。
飼い主さんに献身的なので、見知らぬ犬や知らない人に出会ったとき、縄張り意識から飼い主を守ろうとするのかも知れません。チワワは自分の体の小ささも本能的に分かっていますから、大きな犬に自分から威嚇して「怖くて噛んじゃうかもしれないから、こっちに来ないで!」という気持ちの表れなんです。
チワワの性格まとめ!オスメスの違いと犬種に合わせたしつけ方のコツまで
よくあるチワワが怒る原因
- チワワにお手をさせると怒る
- チワワに餌をあげるときに怒る
- チワワが寝起きで怒る
- チワワを抱っこすると怒る
- チワワが突然キレる
チワワにお手をさせると怒る
犬を飼っている人が、最初に愛犬に覚えさせたいことの1つはお手です。お手をさせることによって、飼い主の言うことをよく聞いてくれる。ということを飼い主が自覚して嬉しいからです。
それでも、チワワにお手をさせようとすると、なぜかプイッと横を向いてしまうことがあります。なぜでしょう?
チワワはとても賢い犬です。お手をしたときに、例えば手をぎゅっと掴まれた場合、それをずっと覚えています。飼い主はお手が嬉しくて、ついそのかわいい手をぎゅっと掴んでしまったのかも知れませんが、チワワからしてみれば、手を掴まれるビックリした記憶が残ってしまいます。
チワワにとってお手は、飼い主さんにタッチするものではなく、手を掴まれる嫌なこと。と認識されてしまいます。それで、お手をさせようとすると怒るのかも知れませんね。
チワワにお手をさせると怒るときの対策としては、お手を覚えさせるとき、手を掴まないように気を付けることです。
強制するのではなく、かわいい前足でチョンチョン!としてきたら、飼い主は受け身になって喜んであげましょう。お手をしたら飼い主さんが喜んでくれる。と覚えてくれるかも知れません!
チワワに餌をあげるときに怒る
餌をあげようとしているのに、餌をとられまいとチワワに唸られることはありませんか?チワワに餌をあげるときにチワワが怒るのは、やっぱり食べているものを、とられてしまうことに不安を感じるからです。
チワワに餌をあげるときに怒るときの対策として、飼い主さんの手から一粒ずつ餌をあげることが有効です。一粒食べたら、いちいち褒めてあげましょう!
それを繰り返しているうちに、飼い主さんの手はご飯をとられる怖い手ではなく、おいしいご飯をくれる魔法の手にイメージが変わります。すると、餌をあげるときにチワワが怒ることはなくなるでしょう。
チワワが寝起きで怒る
人間でも寝起きに突然、自分の前に誰かの顔があったら誰もが大声をあげてビックリしますよね。大きな音や、苦手な所を触られたらイライラします。
それはチワワも同じことが言えます。特にチワワは警戒心が強く小心なので、寝ている無防備な状態にビックリさせられたら怒るかもしれません。
チワワが寝起きで怒るときの対策として、寝ているチワワはそっと静かにしておいてあげましょう。寝ている様子がかわいくてつい、触りたくなりますが、耳や尻尾は犬にとって敏感な場所なので注意してあげましょう!
チワワを抱っこすると怒る
小さい犬たちは抱っこされるのが大好きです。チワワも抱っこが大好きな子が多いですが、抱っこすると怒る場合、小さいときに抱っこされて怖い思いをしたのかも知れません。チワワの頭蓋骨は小さいだけあって柔らかく、高い所から落ちた場合、とても危険です。
チワワを抱っこすると怒るときの対策として、子犬のときは特にそうですが、子供がチワワを抱く場合、抱っこから落とさないように注意して見守りましょう。チワワを抱っこするときは、お尻をしっかりホールドして安心感を持たせてあげるのが良いかもしれません。
チワワが突然キレる
人間でもキレるときというのはどんな場合でしょうか。我慢して我慢して、我慢しきれずにキレてしまった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
特にチワワの場合、怖がりで警戒心が強いという特性を考えると苦手な犬が近くにいるのに逃げられない状況、痛い思いをしているのに触られる状況、そんなときにキレることで本能的に自分を守っているのかも知れません。
チワワが突然キレるときの対策として、安心感を与えてあげることです。飼い主さんが頼りになる状況ではチワワも決してキレません。いつでも守ってもらえるからです。
怖がっている様子、痛みにすぐに気づいてもらえることや、飼い主さん自身がいつも落ち着いていることが大切です。チワワに限らず、犬が飼い主を守るのではなく、飼い主が犬を守るという立ち位置はすべてのしつけに繋がります。
怒るチワワのしつけ方
チワワは警戒心が強く、小心という性格上、他の犬種より、怒ることで自分を守っている傾向があります。なので、怒るチワワのしつけ方というより、チワワを飼っている飼い主さんのしつけが大切です!
犬にとってリーダーは頼りになり、いつも気にかけてくれ、危ないときには守ってくれる存在です。リーダーとは決して、チワワの言いなりになって何でも言うことを聞いてしまう甘い飼い主ではありません。
だからといって、厳しく怖い飼い主でもありません。頼りになり、いつでも見守ってくれる飼い主さんがそばにいれば、警戒心が強いチワワも、不安感から怒ることがなくなるのかも知れませんね。
まとめ
犬種の中でも、とりわけ体が小さく警戒心が強い性格のチワワですが、接し方により安心感を持たせてあげることでチワワが怒ることが少なくなるかも知れません。
チワワの小心だけど、甘えん坊の特性を生かし、飼い主さんが頼れる存在になることで、より魅力いっぱいのチワワと楽しい生活を送れることになるでしょう!
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30代 女性 まお