なぜか男性だけに吠える『男嫌いな犬』?
みなさんのおうちのわんこは男の人に対して怖がりますか?
「怖がりはしないけど、女の人の方へ寄っていくことのが多いですね」
「家の中でも主人には咬みつくんです」
「男性のトリマーさんはダメなんです」
このように、
怖がらなくてもどちらかというと女性を好むわんこ、結構多いと思います。
「うちの子オスだから、下心があって女の人を好きなんじゃ・・・(゜ロ゜;ノ)ノ」
なんて思っていませんか?(笑)
わんこが男の人だけに吠える、男の人だけに触らせないなど、「男の人嫌いになる理由」を考えてみましょう。
男の人嫌いになる理由
男の人は女の人に比べ、体が大きく、わんこからすれば怖く感じます。
声も低いことにより、叱られているように感じる場合があるそうです。
それを踏まえた上で、日常生活の中にわんこが男の人を嫌いになる要因を検証してみましょう。
仔犬の頃、男の人に怖い思いをさせられた。
男の人に悪気がなくても、仔犬の頃にわんこが病気になったり怪我をしたりして、獣医の男の先生に注射や痛い処置などをされ嫌なイメージがついた。
よくありがちなケースが、「お父さんが厳しいしつけを行っていた」ということがあります。
しつけはなんでもかんでも「厳しいスパルタで誉める時は誉めるしつけ」が良いというわけではありません。
そのわんこの素質をみて、行動パターンとその反応を知ることが大切です。
しつける人の潜在意識がわんこに影響を与えている場合もあります。
わんこのしつけを通して自分を知ることも重要です。
家庭環境に男の人がいない。
飼い主さんが男性に抵抗のある女性であったり、家庭の中に男性がいない場合。
家庭の中でわんこに意地悪をする男の人がいる。
男の人に「わんこの反応が面白いから」「わんこが可愛いから」といってわんこをからかったりされると、わんこからしてみればそれは“ただの意地悪”だっあり、時には“虐待”として認識されることがあります。
これは女の人による行為においても同じく認識されます。
このように男の人からのトラウマや、男の人との関わりのない生活環境のあるわんこは男の人に対して恐怖を抱きやすくなります。
男の人嫌いなわんこの生活の中に男の人がいなかったり、わんこや飼い主さんが困っていない状況であれば問題視する必要はないのかもしれませんが、担当の獣医さんが男性である可能性もありますので、少しは男性に慣れた方がいいかもしれません。
男の人にならせるトレーニング
仔犬の社会化期に様々な男性に合わせ、おやつやフードをあげてもらいましょう。
社会化期には出来るだけ100人に近い男女に合わせることがベストだそうです。
男の獣医、トリマー、ペットショップの店員さんに協力してもらい、食べるようならおやつやフードを与えてもらいましょう。
「パピーパーティ」への参加は、わんこの扱いのプロである男性インストラクターもいますし、他の参加者の男性にも出会えますのでオススメです。
大人のわんこに関しては根気と時間が必要です。
- 極度に男性を恐れる場合
- あらゆる男性対して攻撃性を示す場合
は危険を伴いますのでドックトレーニングのプロに頼って下さい。
家庭の中の特定の男性や、あまり男性を好んで寄っていかないわんこに男性に慣れてもらう為には、
時間をかけて良いイメージを抱いてもらいます。
①男の人に座ってテレビでも観ながら、おやつをもって待っててもらう。
わんこが自分から寄ってくるまで待ちます。
この時、わんこの方をジロジロ見ないようにして下さい。
わんこは警戒します。
わんこがなかなか来てくれない場合は手からおやつを与えようとせず、男の人の近くにおやつをおいておくと良いでしょう。
抵抗なくおやつを食べに来るようになってから手で与えてみます。
②わんこが手からおやつを食べてくれるようになったら、指でわざとおやつを持っていかれないように強く握りしめて、ちょっとづつしか食べられない状態をつくります。
わんこが男の人の近くで停滞する目的です。
これに、わんこが抵抗なく来るようになったら
③手の中のおやつを食べさせながら『ゆっくり』と静かな声で声をかけてもらう。
『ゆっくりと』がポイントです。
「よしよし」「いい子だね~」などの声かけをしてもらいます。
このように、“男の人からは大好きなものが貰える”
状況を自然につくり出せると良いでしょう。
怖がるのが家庭のお父さんに限定されている場合
そんな時はお父さんとわんこで、二人旅に行くことも信頼関係が構築されますので良いと思います。
もちろん散歩や外に遊びに行くことが好きなわんこに限ります。
まとめ
男性はわんこにとって怖い要素のある存在です。
男の人が怖くてわんこが困っているのであれば、男の人に協力してもらい、少しでも慣れてもらうことが、わんこの生活がハッピーなものになるのではないでしょうか?