1.白目をむいている・目が半目になっている
犬は浅い眠りが8割、深い眠りが2割という割合で一日に何度も眠っているそうです。これは大昔に過酷な環境で生きていた頃からの名残りともいえ、浅く眠ることで危険が迫ったときすぐに起きて危険を回避するように体づくられているといえます。
実際に寝ている愛犬の近くで小さな物音を立てただけで起こしてしまった。といったことに心当たりがある飼い主はとてもたくさんいるのではないでしょうか。
このように犬は基本的に睡眠をとっているときは浅く眠っていることが多く、人間よりも熟睡している時間は少ないといえますが安心できる環境にいると熟睡していることも珍しくありません。
例えばホラー映画に出てくるゾンビのように愛犬が白目をむきながら眠っている。半目になっている。といった姿を見かけたときは熟睡モードに入っているといえます。
これは熟睡することで体中の力が抜けた結果目があいてしまったり白目をむいてしまっているのだそうですよ。少し怖い仕草となりますが犬が気持ちよく眠っているサインといって間違いないでしょう。
2.リラックスした姿勢で寝ている
犬はほとんどの場合リラックスできる条件が整っていないと熟睡できないので、リラックスしているときに行う仕草を見せながら眠っているのでしたら熟睡している可能性が高いといえます。
よく知られている仕草だと『仰向け』です。弱点となるお腹を見せる姿勢の仰向けは犬がリラックスモードになっているときによく見せるポーズとなります。
もし愛犬が室内で仰向けになりながら眠っているのでしたら、周りに危険なものがないと安心しきって熟睡しているといえるかもしれませんね。特に仰向けになりながら口や目をあけて眠っている場合は楽しい夢でも見ているのでしょう。
また、『部屋のど真ん中で眠っている』『飼い主のにおいがする場所で安心しながら眠っている』といったときもリラックスした状態になって熟睡していることがよくあるといえるでしょう。
3.近くで音がしても無反応
犬が浅く眠っているときは少し物音がしただけでも起きてしまいます。しかし、深い眠りに入っている場合だと近くで音がしても無反応であることが多いといえます。
愛犬が熟睡しているかどうか調べるために近くで音を出して睡眠の邪魔をするのはおススメしませんが、どうしても試してみたい!というのでしたら、なるべく睡眠の邪魔をしないよう一度だけ小さな音を出してみましょう。愛犬が熟睡している場合は音を気にせずそのまま眠り続けていると思いますよ。
4.寝言をいっている
犬は私たち人間のように熟睡していると寝言をいうことがあります。小さな鳴き声で『クゥンクゥン』と可愛らしく鳴いたり、普通に『ワンッ』と鳴くことも珍しくありません。
なかには『ヴヴゥ~』と唸り声のような声をあげることもあるのです。犬が夢を見て寝言をいっているのかは私たち人間にはわかりませんが、きっと人間と同じようにさまざまな夢を見ているのでしょうね。
5.体がピクピクしている
愛犬が眠っているときに鼻や耳、足などがピクピクとけいれんしているかのように動くことはありませんか?実はこういった仕草も熟睡しているサインとなります。
体がピクピク動くのは夢を見ているからだといわれていたりします。夢のなかで起きている出来事に関係する場所がピクピク動いたり、まるで起きているかのようにハッキリとその部分が動くなんてこともあるそうですよ。
口がモゴモゴ動いているのでしたら美味しい食べ物を食べている夢を見ていて、足が小刻みに動いている場合は広い原っぱで走っているのかもしれませんね。
また、眠っているときは筋肉も休まっている状態となりますが、全部が全部筋肉の機能が低下しているわけではないので無意識に筋肉が動くことは珍しくありません。その結果、体のある部分がピクピクとけいれんしているかのように動くことがあるそうですよ。
ちなみに、たまにではなく眠っているときはいつも体がピクピク動いている。動きが激しい。といった場合は何かしらの病気のサインになっていることも少なからずありますので、少しでも気になった場合は一度獣医に相談してみることをおススメします。
まとめ
今回は犬が熟睡しているときに見せる仕草や行動をお伝えしました。どの行為も私たち人間が熟睡しているときとほとんど同じといえますよね。
もし愛犬が眠っているときにご紹介した仕草や行動を見かけた場合は安心して熟睡している可能性が高いといえますので、邪魔をしないようにそっとしてあげてくださいね。