犬がお留守番で病気に!?
飼い主さんが居ないと愛犬は寂しいのです
あなたの愛犬はお留守番が上手ですか?得意な子もいれば苦手な子もいると思いますが、お留守番が大好きなワンちゃんはほとんどいないと思います。飼い主さんもできることなら、あまりお留守番をさせたくないと考えている方が多いのではないでしょうか?
ワンちゃんにとって、飼い主さんが不在となるお留守番は寂しさや不安を感じてしまうもの。お留守番をしてもらうこと自体は、やむを得ないと思いますが、不安やストレスを感じさせない工夫が必要になると思います。
愛犬と離れ離れになってしまうお留守番は飼い主さんも「寂しくないかな?」と心配になることもありますよね。お留守番中の環境を整え、また飼い主さんとの信頼関係も築き、お留守番が原因になる病気にならないようにしてあげましょう。愛犬を病気にしないためにも、お留守番に関する悪影響や、その対処法をお伝えしていきます。
犬がお留守番で病気になるのはストレスが原因
犬はなぜお留守番で病気になるの?
犬は基本的に群れで生活をする生き物。ひとりぼっちで過ごすお留守番は寂しさから、不安やストレスを感じやすいもの。特に長時間のお留守番が毎日続いているワンちゃんは、継続的にストレスを感じているかもしれません。
犬も人間同様にストレスによる病気を発症してしまうことがあります。ストレスが原因となってしまう病気は非常に多く、免疫系や内分泌系、自律神経に悪影響を及ぼすと考えられています。お留守番をしてもらうときは、愛犬がストレスを感じず、快適に過ごすことができるよう心がけましょう。
犬に与えるお留守番の悪影響とその対処法
お留守番の練習をしましょう
「今日からお留守番頑張ってね!」と、いきなり長時間のお留守番をさせないようにしてください。急に飼い主さんがいなくなり、何時間も帰ってこないと精神的に強いダメージを受けてしまいます。短い時間からスタートし、少しずつ時間を伸ばして慣れてもらうよう、お留守番の練習をしてください。
留守番前と帰宅後の接し方
飼い主さんが不在になってしまうお留守番を、特別なことではないと思ってもらうことで犬は平常心を保てます。愛犬がいつでも穏やかな気持ち過ごせるよう、留守番前と帰宅後の接し方にも気を配りましょう。
出かける直前まで愛犬と一緒に遊ぶのは、実はあまり良くない行為。突然「じゃ、行ってくるね」と出かけてしまうと急に一人になってしまい、一気に寂しくなってしまいます。
また帰宅後の接し方にも注意が必要。飼い主さんの帰宅に喜ぶ愛犬と同じようなテンションで、「ただいま!お留守番頑張ったね!」と構ってしまうと、愛犬は嬉しくて大興奮してしまいます。一日の中で寂しさに突き落とされる瞬間と、喜びで大興奮してしまう瞬間があるのはあまり良いことではありません。過剰な興奮は犬にとってストレスになってしまいます。
お留守番前と帰宅後は、愛犬の感情の起伏が起こらないような行動をとりましょう。お出かけの10分くらい前から愛犬と距離を置き、構わないようにしてください。難しいようであれば、愛犬が大好きなオモチャを与え、遊んでいる最中に出かけてしまいましょう。
帰ってからも10分ほどは構わないようにしてください。おそらく愛犬は喜んで駆け寄ってきたり、ジャンプしたりすると思いますが、おとなしく落ち着いてから声をかけるようにしましょう。
退屈を紛らわせる工夫を
お留守番中に退屈してしまうと、ふと寂しさを感じてしまうもの。寂しさもトレスの原因になってしまうので、愛犬が退屈しないように、オモチャを用意してあげましょう。
お勧めなのが知育玩具。オモチャの中に愛犬が好きなオヤツを入れることができるもので、愛犬なりに「どうやったら食べられるかな?」と、一生懸命に考えてオヤツを取り出そうとするオモチャです。夢中になって遊んでくれると、飼い主さん不在の寂しさも紛らわせることができるはずです。
外が見えない工夫を
警戒心が強い子の場合、窓の外を歩く人や、ほんの少しの物音に恐怖心を感じてしまいます。また、不安な気持ちから飼い主さんが帰宅するのを、外を見ながら長時間待ち続けてしまう子もいます。
警戒心や不安な気持ちも連日続いてしまうと、もちろんストレスの原因に。窓から離れた場所、また外の気配を感じづらい場所でお留守番できるスペースを用意してあげましょう。
まとめ
一人で過ごす時間を苦手に感じるのは犬の習性でもあるので、お留守番が嫌いなワンちゃんは決して少なくないはず。お留守番のストレスが一過性の物であれば、突然病気になることもないと思いますが、継続的にストレスを感じているようであれば注意が必要です。
お留守番の前後、また最中にできる工夫や心掛け、用意できるオモチャなどもありますが、一緒に過ごせる時間には、コミュニケーションをたくさんとるようにして、頑張った愛犬を癒してあげることも大切です。