健康法の一つである「デトックス」。すっかり健康法の一つとして定着してきましたよね。デトックスとは体内に溜まった毒素や老廃物を体外へ排出すること。体の中から綺麗になるといった健康法です。
そんな人間の健康法だと思われがちなデトックスですが、実際には犬も毒素や老廃物が溜まります。そのため犬にもデトックスを取り入れることができるのです。今回はそんな「犬のデトックス」について、方法と注意点をご紹介します。
犬にもデトックスが必要?
動物が日々生活する上で、体内には不要な毒素や老廃物が蓄積していきます。これらを体外に排出することで健康を保つことができます。いつまでも毒素や老廃物があるような情愛ですと、健康を阻害する上に、老化も早めてしまうのだといわれています。
これは犬にとっても同じことで、犬にも毒素や老廃物は溜まっていきます。これらが溜まることで、毛並みやお肌に変化が見られ、内臓への負荷や免疫力の低下、がん細胞の増殖まで考えられます。そのため定期的なデトックスで体の中から綺麗にする必要があるのです。
デトックスが必要な症状とは?
- 尿が濃い、尿から強い臭いがする
- 口臭が強い
- 体臭が強い
- 目やにがよく出る、ひどく涙やけしている
- 皮膚や被毛がベタついている
これらの症状が犬に見られる場合、体内に毒素や老廃物が溜まっていることが考えられます。次に紹介する方法でデトックスを意識してみましょう。
犬のデトックス方法
水をたくさん飲ませる
人間も同じく、体内の水分は老廃物を体外へ排出する上では欠かせません。体内にも水分をため込む必要があります。そのため水分量が少ないと、老廃物を輩出する水分が足りなくなってしまうのです。結果として、いつまでも老廃物が体内へ留まってしまうのです。
そのため「水を飲ませる」ことは一番の簡単なデトックス方法です。水をたくさん飲むことで、尿も多くなり、老廃物を定期的に排出することができます。
しかし、そうは言っても簡単に水ばかりたくさん飲んでくれませんよね。そんな時は「食事に水分を含ませる」ことを考えてみましょう。ドライフードには水分量はほぼないため、水分補給にはなりません。そこで味や感触が変わらない程度にドライフードに少量の水を混ぜてみてください。
ドライフードでの水分補給でも足りない場合、 「スープを与える」ことも有効です。お肉やお魚を煮て、それらのにおいを付けることで、比較的簡単に犬がスープを飲んでくれます。なお、与える時は肉や魚は取り除き、フードの量やカロリーへの影響も最小限に済ませましょう。
野菜や野菜が含まれているドックフードを与える
多くの野菜には利尿作用や代謝を活発にしてくれる「カリウム」が含まれています。そのため野菜や野菜が含まれたドックフードを与えることで、デトックスを促すことが期待できます。野菜の中でも「パセリ」は特にデトックス効果が期待されるといわれているため、愛犬の食事へ取り入れてみてはいかがでしょうか。
発酵食品を与える
納豆やヨーグルトといった発酵食品には、消化酵素を作ってくれる微生物が含まれています。これらの発酵食品を与えることで、体内に善玉菌が増え、消化をサポートしてくれます。納豆はそのまま食べる犬も多くいますし、フードに混ぜるといった飼い主さんもいるようです。また、ヨーグルトを与える場合は、加糖されていないものを選ぶようにしてくださいね。
魚の入ったドックフードを与える
ドッグフードにも肉由来のものと、魚由来のものがあります。魚由来の場合、肝臓の働きをサポートしてくれる「タウリン」が含まれています。デトックスが必要な状態の場合、肝臓の働きが弱まっている可能性があります。そのためタウリンが含まれたフードを与えることで、効果的にデトックスをサポートすることができるのです。
まとめ
水分を与えることと、フードに工夫をすることでデトックス効果が期待できることが分かりました。注意したいのは手作り食を与える場合、栄養が偏りがちになる可能性があることです。そのためフードをすべて手作り食にする場合は、しっかりと栄養を計算し、バランスを見ることが大切になってきます。
また、人間のデトックス方法として「断食」を取り入れる方も多くいます。犬にも一定の効果が期待できるようですが、命に関わる可能性も大いにあり得ます。断食をさせる場合は、必ず専門家に相談をしたうえで行ってくださいね。
愛犬が健康で、少しでも長く一緒にいられるように、できるサポートを行っていきましょう。