ひまし油って?
そもそもひまし油(キャスターオイル)とは、トウダイグサ科の「トウゴマ」という植物の種子から採取した植物性油の事です。
油といっても、非常に粘度が高く触った感じは蜂蜜の様によく伸び、硬い質感です。
スゥーっと清涼感のある香りがします。
人間でも、ものもらいやお腹を下した時、胃の調子の悪い時などに用いられます。
ひまし油の効果
ひまし油の効果で何より重視されるのがデトックス効果です。
解毒作用があり、体を健康にし免疫力を高め病気にかかりにくく、またかかっても治りが早くなると言われています。
ワンちゃんに用いる際には、「腫瘍性大腸炎」に特に効果があると評判です。
そのほかにも、腎臓病や子宮筋腫など、内蔵系の病気や腫瘍に非常に高い効果が期待できます。
ひまし油湿布
腫瘍性大腸炎の治療の際によく聞くひまし油湿布ですが、お家でも簡単に出来ることをご存知ですか?
知っていて損はないので、是非ひまし油湿布の簡単なやり方を覚えておくと、もしもの時にワンちゃんに適切な処置をご家庭でも行う事ができます。
やり方
用意するもの
・ひまし油
・ネル生地やガーゼ
・ガーゼを抑える為に上に被せる包帯やタオル、お洋服
・保温するもの、カイロや電気毛布など
まずガーゼにひまし油を浸します。
テクスチャが硬いですが、きちんとまんべんなく伸ばして下さい。
なんとこれでひまし油湿布自体は完成です!
次に、作ったひまし油湿布をワンちゃんの患部にそっと乗せます。
ひまし油湿布が剥がれないように上から包帯で固定します。苦しくならないように巻く力を調整してあげて下さい。
その上から保温して一時間ほど置きます。
これだけでいいのです。
ひまし油の持つデトックス効果が作用し、回復に向かいます。
注意点!
お手軽にお家でも効果的な治療を行えるひまし油湿布ですが、注意しなくてはならない事もあります。
特に、長毛種のワンちゃんの被毛の絡みや、毛玉になりやすいところに注意が必要です。
解決策
留意点はあっても対策はあるのでご安心ください。
長毛種のワンちゃんの強い味方!それは「重曹」です。
お掃除やお料理、または常備薬としてお家に置いている家庭も多いのではないでしょうか?
やり方も簡単!
重曹を溶かしたぬるま湯で、ベトベトになってしまった被毛をすすぐだけ!
これだけするのとしないのとでは、ひまし油湿布をした時の後始末が格段に違います。
オススメのひまし油
こちらのケイシーグッズさんのひまし油は、世界でも珍しいオーガニック素材!
健康の為に使う物だから素材にもこだわりたいですよね。
こちらもオーガニック素材でなんとお値段もお手頃!
初めての方でも挑戦しやすいですね。
まとめ
辛い症状を何とか飼い主とワンちゃん一緒乗り越え、寄り添って行きたいのは誰もが願う事です。
日夜ワンちゃんの為に出来ることを探している飼い主さん、簡単なことから始めてみませんか?
飼い主さんの献身的な看病で、病から立ち直ったワンちゃんはたくさんいます。
1匹でも多くのワンちゃんが飼い主さんと一緒に病を乗り越える事を願います。