愛犬がストレスを溜めないように…皆さんのストレス解消法は?
犬にとっても人間にとっても、ストレスは健康に悪影響を与える大敵です。飼い主の中には、愛犬がストレスを溜めないようにと、ストレス解消法を実践している人もいるでしょう。
犬にとってストレスを解消する方法に最も重要な要素は、犬が思いっきり楽しむことができることです。犬としての本能を思いっきり活用し、心の底から楽しむことで、ストレスを解消したり、リフレッシュしたりできるのです。
このような解消法でない場合、もしかすると犬にとってはストレス解消にはなっていないだけでなく、かえってストレスを溜めてしまっている可能性があります。
逆効果な『犬のストレス解消法』4選
愛犬のストレスを解消してあげようと行った解消法が、実は愛犬に合っていなかったとしたら…かえって逆効果となってしまいます。ここでは、よくある逆効果となり得る犬のストレス解消法をご紹介していきます。
1.ドッグランに連れていく
多くの犬にとって、普段とは比べものにならないほど思いっきり走り回れるドッグランは、まさに天国のような場所です。しかし、すべての犬がそうであるとは限りません。
臆病な犬であったり、そもそも運動が好きではない犬の場合、ドッグランに連れて行かれ、飼い主から離れたところへポンと送り出されても、不安しかありません。かえってストレスになってしまうのです。
愛犬が楽しそうに走り回っていたり、他の犬と戯れている様子であれば問題ないですが、端の方へ移動し、ぶるぶると震えているなど怖がっている様子であれば、無理にドッグランに連れていくことは控えましょう。
2.常に一緒にいる
ストレスを溜めないようにと、愛犬となるべく長時間一緒にいてあげたいと思う飼い主は多いでしょう。もちろん、悪い事ではありません。しかし、ほぼ四六時中、常に一緒にいるという状況は、犬にとってあまり良い環境とは言えません。
常に飼い主が隣にいることによって、飼い主が一緒にいることが当たり前となってしまい、いざ飼い主の姿が見えなくなると、極度の不安や恐怖に襲われるようになります。
反対に、「眠いのに飼い主さんが無理にかまってくる」という状況も、犬にとっては大きなストレスになります。無理に一緒にいようとはせず、1日の中で適度な時間を愛犬のために使うようにしましょう。
3.新しい道へ散歩に連れていく
犬にとって、散歩は運動不足解消だけではなく、ストレス解消にも一役買っています。匂いを嗅いで情報を得たり、新しい物を発見して好奇心を満たしたりと、犬としての本能を発揮することができるからです。
多くの犬は、新しい道へ連れて行くと、意気揚々と歩みを進めてくれます。しかし、臆病な犬や警戒心の強い犬の場合、新しい道を嫌がることがあります。
飼い主は良かれと思い、新しい道へと散歩に連れて行こうとしているのでしょうが、犬にとってはストレス行為です。このように極端に嫌がる素振りを見せるようであれば、無理に新しい道へ連れて行く必要はありません。
気分的に「行きたくない」と拒絶している可能性もあるので、後日、また同じ道へ誘導し、「行く?」とサインを送ってみるのも良いでしょう。
4.水遊びさせる
海や自宅の庭で水遊びをする犬の様子は、ネット上で多く見かけます。そのため、「犬は水遊びが好き」と考える人もいるようですが、すべての犬がそうであるとは限りません。
むしろ、水に抵抗感のある犬は多く、足が濡れるだけでも嫌と拒絶反応を見せる犬も多いです。シャンプーを嫌がる犬の話は多く聞きますが、これも水を嫌がるがゆえの態度でしょう。
愛犬が水に興味を持っていたり、何度か軽く遊ばせて楽しそうにしていたりするならば、ストレス発散、運動不足解消に水遊びは最適です。しかし、愛犬が嫌がっているようであれば、無理に水遊びさせる必要はありません。
シャンプーだけは定期的に行う必要があるので、シャンプーついでに軽く水遊びをさせて慣らすのも良いでしょう。
無理に実践するのはかえってストレスになる
ここまでご紹介したように、愛犬にストレスを解消してもらおうと行った行為が、かえってストレスになるケースというのは、愛犬に無理矢理ストレス解消法を押し付けていることが原因です。
ここで紹介したストレス解消法以外にも、飼い主さんによってさまざまなストレス解消法があると思いますが、どの方法であっても、第一に愛犬が楽しむことが大切です。
今回ご紹介した4つの方法であっても、愛犬が喜んでいる様子であれば、積極的に実践してあげましょう。しかし、嫌がっている様子を見せるようなら、別の方法を考えてあげましょう。愛犬の性格や傾向から考え、愛犬に合った解消法を見つけてあげることも大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。飼い主が良かれと実践した行動が、実は犬にとってストレスになっていた…というケースは珍しくありません。こちらが善意で行った行動であっても、愛犬の様子を注意深く観察し、少しでも嫌がっているようであれば、控えたり、徐々に慣らしていくようにしましょう。
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20代 男性 匿名