ウンチが少なくなってしまう原因とは?
犬の飼い主なら愛犬のウンチは毎日チェックしていると思いますが、「あれ…何だか今日は少ないような…」という日はありませんか?
ウンチは健康のバロメーターでもあります。いつもと様子が違う場合は、愛犬の健康になにか問題があるはずです。
今回は、ウンチが少なくなってしまう原因を3つご紹介します。
ウンチが少なくなってしまう原因 その①「便秘」
犬も便秘になることがありますが、1日の間に1度も出なかった場合には便秘である可能性が高いです。がんばって踏ん張ってみたらほんの少しだけ出た、なんてこともあります。
コロコロと小さな硬いウンチだった場合も便秘の前兆です。次の日にスッキリと出すことができれば良いのですが、丸2日出ないとなると問題です。
人の中には1週間出ませんなんて人もいますが、犬の場合は5日以上もウンチが出ないと大腸にウンチがたまってしまい、“巨大結腸症”という病気を引き起こしてしまう可能性があります。
便秘がちな犬の場合、適度に食物繊維を摂らせ、排便しやすい状態へと改善してあげると良いでしょう。また、水分不足も便秘の原因になりやすいため、普段の水分量にも注意してあげましょう。
運動不足も便秘の原因のひとつですが、天候によってお散歩に行けなかったなど、運動できなかったことで、その日に便秘になってしまうという犬も多いようです。
ウンチが少なくなってしまう原因 その②「ごはんの量が少なかったから」
ごはんは適切な量をしっかり量って与えていると思いますが、体調不良などで食べる量が少なかった日やほとんど食べなかった日は、当然ウンチも作られる量が少ないため、いつもよりも排便の量が少なくなります。当日だけではなく、次の日くらいまでは少ないことがあります。
食欲が戻ればウンチもいつもの量に戻りますので心配することはありませんが、食欲が戻ってから3日以上経ってもウンチが少ないと感じる場合には病院で診てもらいましょう。
ウンチが少なくなってしまう原因 その③「病気の可能性」
「う~ん…」と何度も排便のポーズをするにも関わらず、ウンチが少ししか出てこない場合、前立腺や会陰ヘルニアなどの病気である可能性を疑うことができます。
病気である場合、ウンチの量が少ないこと以外に何らかの症状がみられると思いますので、その症状を細かく獣医さんに伝えて診察してもらいましょう。ほんの少しの量でもウンチを持参し、検便を行ってもらうと良いです。
健康なウンチってどんなウンチなの?
ウンチの回数
うちの愛犬たちは朝と夜の2回ウンチをしますが、1日に1回という犬もいますし、1日に3回以上という犬もいます。
犬は1日に何回ウンチをするのが適切なのか、という基準は明確にありませんが、1日1回は排便があった方が良いですよね。
便秘や体調によって丸1日出ないことはよくあることなので、あまり過剰に心配せず、次の日の排便を待ってみましょう。
ウンチの量
量が多ければ良いというものではありませんが、消化が悪いフードを与えている場合、消化することができなかった分、ウンチの量は多くなると考えて良いと思います。
逆に、消化の良いフードである場合、しっかり消化と吸収が行われ、ウンチとなって排出される量は少なくなると考えて良いです。
また、ダイエット用のフードの場合には満腹感をサポートするために食物繊維が多く含まれていることがあり、ウンチの量は多くなります。
ウンチの硬さ
健康なウンチは硬すぎずやわらかすぎず、ティッシュなどで掴んだときに形が崩れない程度のものです。
硬さは個体にもよって違いがあるので、普段の愛犬の健康なウンチがどのような状態なのかを知っておくと、体調の変化にも気づきやすくなります。
まとめ
便秘によって、ウンチの量が少なくなってしまう犬はとても多いようです。食事の量に変化がないのであれば、水分不足や運動不足である可能性が高いです。
普段からウンチが硬い場合やコロコロと小さなウンチである場合は、ドライフードをお湯でふやかし、やわらかくしてあげると便秘を予防することができます。
丸1日の便秘は犬にもよくありますので、焦らず次の日まで待ってみましょう。