犬の中年太りとは?
ズバリ、犬にも「中年太り」があります。
小型犬は1才半で大人(人間で言うと20歳)になり、そこからは1年で4才ずつ歳を取ります。大型犬の場合は約2年前後で大人(人間の20歳)になり、その後は1年で7才ずつ歳を取ります。
ですので、犬では5才前後から中年(人間の45~65歳)に当たるとされています。中年になると気をつけておきたいことや病気として、
- 心臓病
- 呼吸器系の疾患
- 糖尿病
- 足腰への負担
などが挙げられます。
また、愛犬が「健康で理想的な体型かどうか」のセルフチェック方法として、
- 上から見たときに、腰のくびれがある
- 手で肋骨の部分を少し押したときに骨が感じられる
上記のようであれば、体型としては健康体です。太っている場合はくびれがなく、肋骨を押しても骨が感じられないでしょう。
逆に痩せすぎている場合は、目視でも肋骨が浮き出でいたりします。脂肪の付きやすさなど個体差はありますが、体型チェックの1つの目安としてください。
では、これらのことを前提として「犬の中年太りの原因」を3つ見ていきましょう!
犬の中年太りの原因1:代謝の低下や異常
人間と同様に犬も歳をとるごとに代謝が低下します。代謝の低下に関係する原因は様々ありますが、
- 筋肉量の低下
- ホルモンバランスの変化
- 甲状腺機能低下症やクッシング症候群など、内分泌性のホルモン異常
- 糖尿病や脂肪肝などの代謝性疾患
などが挙げられます。若いときと同じような生活を送っていてるのに、最近愛犬が太ってきたかな?と感じたらこれらのような変化や病気が隠れているかもしれません。
解消法
まずは動物病院で定期的な健康診断を行うことで異常が早期発見に繋がります。たとえば、1年に1度愛犬の誕生日に検診に行く、など決めておけば忘れずに健康管理ができるでしょう。
犬の中年太りの原因2:運動不足
若犬のときはどんなに散歩に連れ出してもドンドン歩いてくれたのに、歳を重ねると短距離で帰りたがる…そんな経験がありませんか?
若いときはパワーを持て余していてどこまでも歩けたワンちゃんも、歳を重ねると身体を動かすのが辛くなることもあります。
解消法
運動不足で太ってきているならば、少しずつ無理のないように運動量を増やしてみましょう。家の中で一緒に遊んだりすることも運動ですし、水の中を泳いだりする運動も足腰に負担をかけにくく効果的です。
犬の中年太りの原因3:カロリーオーバー
消費カロリーを摂取カロリーが上回れば、どんな生き物でも太ります。犬がカロリーオーバーになるおもな原因として、
- オヤツのあげすき
- ドッグフードのカロリーが高い
- ドッグフードの量が多い
- 人間の食べ物を沢山あげている
などが挙げられます。
解消法
年齢に合わせたドッグフードを選んで与えてあげましょう。子犬用、成犬用、老犬用などに分けられていますが、含まれるカロリーや栄養素が異なります。
また、オヤツはしつけなどに使うとついあげすぎになってしまう場合や、美味しそうだからといって高カロリーなものをあげてしまっている場合があるかもしれません。
普段あげているオヤツのカロリーや脂質、糖質をチェックし直してみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
犬も人間と同じように、年齢に合わせた適切な食事と運動が必要なのですね。愛犬の健康を守り、できるだけ長い間幸せに一緒に暮らせるように今からできることをキチンとしてあげたいですね!