犬はパプリカを食べても大丈夫?与え方から注意点まで

犬はパプリカを食べても大丈夫?与え方から注意点まで

犬はパプリカを食べても大丈夫なのでしょうか?パプリカは栄養素が豊富な野菜で犬にとっても嬉しい食べ物のひとつです。しかし、与え方や与える量などに注意が必要です。ここでは、パプリカに含まれる栄養と与え方などをご紹介します。

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

犬にパプリカを食べさせても大丈夫です

パプリカを食べさせても大丈夫

パプリカは、犬が食べても問題のない野菜です。犬にとってパプリカは、玉ねぎのように命を落とす可能性のある危険な成分は含まれていないため、安心して食べさせることができます。

ただし、パプリカには豊富な食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整えるのに役立ちますが、摂り過ぎは消化不良の原因になることもあります。

その他に気をつける点もありますので、ぜひこの記事を最後までご覧くださいね。

食べさせても良い分量

輪切りのパプリカ

一般的に、犬に主食以外の食べ物を与える際の目安量は「一日に必要なカロリー量の10~20%以内」といわれています。「日本食品標準成分表」によると、パプリカ100gあたりのカロリー量は28kcalですので、小型犬(約5kg)に食べさせる場合、一日に約14g(輪切り1個ほど)が目安となります。

あくまでサポート食材として、他のおやつやトッピングとも併せて普段の主食とのバランスを考えながら、与えすぎないようにしましょう。また、必要なカロリー量は個体差がありますので、詳しくは下記の記事で紹介しています。

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パプリカの与え方3つのポイント

パプリカの与え方

犬に与えるときにはどうやって食べさせたらいいのでしょうか?

加熱して柔らかくし、食べやすい大きさに刻む

基本的に「生」のまま与えることもできますが、味を好まなかったり、繊維質が気になる場合には、加熱して繊維質を柔らかくしてから、食べやすい大きさに刻んだ形で与えるのがおすすめです。

「種」と「へた」を取り除く

人間が食べるときと同様、「種」と「へた」はしっかりと取り除いてから犬に与えるようにしてください。

種やへたは固くて消化に悪く、食べるときにのどや消化管に引っかかってしまう可能性があるからです。

パプリカパウダーを利用する

野菜そのものでなく、粉末状のパプリカパウダーは、消化にもよくおすすめです。ただし、辛くないタイプであることを確認してから使うようにしましょう。

与える際の3つの注意点

注意点

食べ過ぎによる「消化不良」

豊富な栄養素が含まれているとはいえ、愛犬に与えすぎるのは注意が必要です。食べ過ぎると消化不良を起こしてしまい、嘔吐や下痢の原因となる可能性があります。

アレルギーなどの体調の変化に注意

アレルギー症状例は報告されていないようですが、アレルギーではなくても体質に合わないこともあるため、念の為、最初は少量ずつ様子を見ながら食べさせるようにしましょう。

万が一、愛犬に下痢や嘔吐など、体調の変化が見られた際には、動物病院で診察を受けるようにしてください。

「アルカロイド」の毒性について

ピーマンなどナス科の植物には微量ではありますが、毒性を持つ「アルカロイド」が含まれています。じゃがいもの芽に含まれることで有名なソラニンも、アルカロイドの一つです。

ソラニンをはじめとしたアルカロイドは、大量に摂取することによって嘔吐や下痢、運動麻痺などを起こすことはありますが、少量であれば中毒症状を起こすことは少ないと考えて良いでしょう。

犬に良いパプリカの栄養成分

栄養成分

ビタミンC

実は、レモンよりもビタミンCが多く含まれています。

ビタミンC含有量(100g)
 レモン(全果、生)  :100mg
 赤パプリカ(果実、生):170mg
 黄パプリカ(果実、生):150mg

ビタミンCは、体内でコラーゲンを作る際に、その生成を助ける働きもあります。

人間はビタミンCが欠乏すると、壊血病や精神への悪影響などを引き起こしてしまうこともありますが、市販のドッグフードにはビタミンCが含まれているだけではなく、犬は体内でビタミンCを合成できるので、ビタミンC欠乏症になることはあまり考えられないでしょう。

ただし、肝臓でビタミンCが合成できない場合や、栄養の吸収不良がある場合には、ビタミンCを強化した方が良いでしょう。ビタミンCの抗酸化作用によって様々な体へのダメージを軽減させることが期待できるかもしれません。

特に成長期や病気のある犬、老犬などにはビタミンCを補ってあげるのがおすすめです。

β-カロテン(ベータカロテン)

β-カロテンは体内でビタミンAに変わり、視力に関係します。また、皮膚や被毛を健康に保つのにも必要な栄養素です。

βカロテン自体にも抗酸化作用や免疫力を高める効果があり、人間では皮膚炎の改善や抗アレルギー効果も期待できると言われています。β-カロテンは特に赤い種類に多く含まれている栄養素です。

カリウム

カリウムは、体液のバランスを保つのに不可欠で、筋肉の収縮や神経の働きにも関わるミネラル成分です。血圧を維持したり、摂り過ぎた塩分を排出させて体内の水分量をバランス良く保ったりなど、重要な栄養素になっています。

ただし、過剰に摂取したり逆に不足してもバランスが崩れ、元気がなくなる、食欲不振、筋力低下、不整脈など、健康に害を及ぼすことになります。

健康であれば多少摂り過ぎても体がカリウム量を調節できますが、腎臓の機能が低下している場合は調節がうまくできなくなっているため、摂取バランスを気をつけることが重要です。

今回の記事内容のまとめ

愛情たっぷりの手作りご飯を作りたいと思っている飼い主さんは、日々栄養について意識しながら、より良いものを愛犬に与えたいと考えていることでしょう。

犬に必要な栄養素や、食べ合わせ、効果や注意点などは特に気になるところです。

安全安心で、愛犬も喜んで美味しく食べてくれるレシピがあれば、試したくなってしまいますよね?ただし、どの食材にも言えることですが、与え過ぎには注意しましょう。

パプリカも適量を与えれば、非常に良いビタミン源になってくれると思います。大切な愛犬にずっと元気でいてもらう為に、上手にメニューに取り入れてみてはいかがでしょうか。

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