犬はレタスを食べてもいい?栄養と与える量、注意点をご紹介

犬はレタスを食べてもいい?栄養と与える量、注意点をご紹介

みずみずしくてシャキシャキした食感が美味しいレタスは、犬が食べても大丈夫な野菜です。レタスに豊富な栄養素と期待できる健康への効果、1日に食べてもいい適量や与える時に注意したい点をご紹介します。

犬はレタスを食べても大丈夫!

犬はレタスを食べても大丈夫!

シャキシャキした歯ごたえが特徴のレタスは、夏野菜の一種です。カロリーが低く生で食べても美味しいので、サラダなどでよく食べるという人も多いでしょう。

レタスは与える量や与え方を守れば、犬にとって食べるリスクは少ない野菜です。アレルギーなどがなければ食べられるので、おやつやフードのトッピングとして食べさせてあげましょう。

犬は肉食動物ですが、意外と生野菜が好きな子も多いです。生のままあげれば飼い主さんも手間がかからないですし、体が冷えるのが心配なら茹でて与えても大丈夫です。

ただし犬にレタスを与える時は、葉の部分だけを与えるようにしましょう。レタスの芯は、栄養分を地中から吸い上げる根の役割を果たしています。そのため農薬が多く蓄積しやすいので、必ず芯は取り除きましょう。

レタスに含まれる栄養素と期待できる効果

レタスに含まれる栄養素と期待できる効果

レタスは水分や食物繊維、ビタミンなどを豊富に含んでいます。

また同じレタスでも、玉レタスよりもグリーンレタスやサニーレタスの方が栄養素を多く含んでいるので、愛犬の栄養が不足している場合はグリーンレタスやサニーレタスを食べさせるのがおすすめです。愛犬の好みも考慮しつつ種類を選んでみてください。

それぞれの栄養素から期待できる健康への効果を解説していきます。

水分が豊富で脱水症状の防止に適している

レタスは、約96%が水分でできている水分豊富な野菜です。水をあまり飲んでくれない犬や、夏場の暑い日の水分補給の補助としてレタスを食べるのがおすすめです。

さっぱりしていてクセがない味で、シャキシャキした食感も美味しいのでレタスなら食欲がない時でも食べやすいです。愛犬が脱水症状を起こさないか心配な時には、ぜひおやつにレタスを与えてみましょう。

食物繊維が豊富で整腸効果がある

レタスは食物繊維が豊富です。食物繊維には腸内環境を整えてくれる整腸作用があるので、便秘に悩んでいる犬にはぜひ摂取してほしい栄養素です。

人間より消化器官が短く消化吸収能力が低い犬にとって、食物繊維は摂取しすぎると消化不良を起こす成分でもあります。

しかし、レタスに含まれるのはペクチンという水溶性の食物繊維で犬の体に適しているため、食べても消化不良を起こしにくいのでおすすめです。

同じ食物繊維でもゴボウなどは不溶性の食物繊維を含んでいるので、犬が食べると消化不良を起こしやすいです。消化に負担をかけずに腸内環境を改善できる野菜として、レタスは適しているので与えてみてください。

カリウムが体内の塩分を排出して血圧上昇を防ぐ

レタスはカリウムも豊富に含んでいます。カリウムは、神経や細胞の働きを正常にするだけでなく、体内の余分な塩分を排出する働きを担っています。

塩分を摂りすぎると、血液中のナトリウム(塩分)濃度が高くなり、高血圧につながります。血圧が正常にコントロールされていないと心臓に負担がかかってしまうので、カリウムを摂取して過剰なナトリウムを排出する必要があります。

血圧の上昇を防いで愛犬の健康を維持するために、カリウムが不足しないように心がけましょう。

ビタミンC、Eが老化防止や血管を強化する

レタスには様々なビタミンが含まれています。ビタミンCやビタミンEの抗酸化作用は、老化防止や血管の強化に効果的です。

体は活性酸素によりダメージを受けて衰えてしまうものですが、抗酸化作用が働くことで細胞や血管へのダメージをやわらげてくれます。

特に老犬は、活性酸素の動きを抑制する体の機能がどうしても弱くなってしまうので、抗酸化作用のある栄養素を食べ物から十分に摂取することが求められます。

抗酸化作用のあるビタミンには、免疫力アップや若返りの効果が期待できるので、愛犬に元気で長生きしてもらうために積極的に摂取するようにしましょう。

ビタミンKが丈夫な骨を作る

レタスに含まれるビタミンKは、カルシウムが骨に定着するのをサポートする働きがあります。カルシウムの効果を高めてくれるので、質のよい骨を作るのに役立ちます。

レタスはカルシウムも含む野菜なので、レタスを食べるだけでカルシウムとカルシウムの効果のサポートをしてくれる、ビタミンKの両方が一度に摂取できます。

高齢になっても元気に動き回れるように、丈夫な骨を作りましょう。

葉酸の効果で貧血予防、胎児の発育もサポートする

葉酸は、赤血球をつくる働きや鉄の吸収をサポートする働きがあります。レタスにも豊富なので、貧血気味の犬には予防のためにぜひ食べさせてあげましょう。

また、妊娠中の犬が葉酸を摂取すると、胎児が正常に発育できるようにサポートしてくれます。奇形の犬が生まれてくるリスクを減らせるという効果が期待できます。

ラクチュコピクリンが自律神経を整えてリラックス効果が期待できる

レタスを切ったときに、内部から白っぽい液体が出てきます。その液体には、ラクチュコピクリンという成分が含まれており、自律神経を整える働きがあります。

自律神経が乱れていると、体調不良を引き起こしやすいので注意が必要です。

また、ラクチュコピクリンの摂取にはリラックス効果があるので、ストレスを感じている犬や緊張感の強い犬におすすめです。

安眠効果も期待できるので、寝つきが悪かったりぐっすり眠れていなかったりと睡眠に問題がある犬にも試しにレタスを与えてみましょう。

睡眠の質がよくなり、疲れが取れて元気いっぱいな姿が見られるかもしれません。

犬がレタスを食べてもいい1日の適量

犬がレタスを食べてもいい1日の適量

レタスは、低カロリーなのでたくさん食べても太る心配はありませんが、過剰摂取すると健康に問題を引き起こす可能性がある成分も含んでいます。

また、毎日レタスでお腹を満たしてしまうと、ドッグフードを食べ切れなかったりして必要な栄養が不足してしまう場合もあるので、少なめに食べさせるとよいでしょう。

一日に犬が食べるレタスの適量の目安は以下の通りです。適量を大幅に越えた量を与えないように気をつけましょう。

  • 超小型犬(体重4kg未満) :1/2枚程度
  • 小型犬 (体重10kg以下):1枚~1枚半
  • 中型犬 (体重25kg以下):2枚~2枚半
  • 大型犬 (体重25kg以上):2~3枚

また犬の体質によっては、適量の範囲内でも消化不良などを起こす可能性もあるため、食べ慣れないうちはごく少量を与えて様子を見てください。

犬にレタスを与える時の注意点

犬にレタスを与える時の注意点

レタスは健康によい野菜ですが、犬に与える時には注意したい点もいくつかあります。

適量を守らず過剰摂取することで、考えられるリスクや与え方のコツ、子犬への配慮などをご紹介します。はじめて愛犬にレタスを食べさせる前に、ぜひ一度確認してください。

ビタミンKやカリウムの過剰摂取に注意

レタスに含まれる「ビタミンK」や「カリウム」は健康に必要な栄養素ではありますが、過剰摂取による問題もあります。

ビタミンKは脂溶性ビタミンなので、水溶性ビタミンと違って過剰な分は体内に蓄積されてしまいます。ビタミンKの過剰摂取が原因で、下痢や嘔吐を引き起こした人がいるので、犬にも同じような不調が起こる危険性があります。

また、ビタミンKは血液を凝固させる働きがあるので、心臓病を抱えている場合は制限するべき成分です。愛犬が心臓に疾患がある場合は、より摂取量に注意しましょう。

カリウムは利尿作用があるので、過剰摂取すると頻尿になったりおもらしをしたりする場合があります。レタスを与えた日に、愛犬の尿の量や回数があまりにも多くなるようなら、食べさせすぎかもしれません。

レタスの中でも、玉レタスよりグリーンレタスやサニーレタスの方が栄養素が豊富なので、栄養が足りていない犬にはおすすめですが、現在の犬は栄養過多の傾向があります。

十分に主食で栄養を摂取できている犬は、栄養素の含有量が控えめな玉レタスを選ぶ方が過剰摂取のリスクを減らせます。

キシリトールによる中毒症状のリスク

レタスにはわずかにキシリトールが含まれています。キシリトールはガムなどに使われることの多い成分ですが、犬が摂取すると危険です。

キシリトールの摂取で大量のインスリンが分泌されると、血糖値が一気に低下してしまいます。ふらつく、吐くなどの症状が出て、最悪の場合は死に至ることもあります。

子犬がキシリトール入りのタブレットを食べてしまい急死した事例もあるので、犬にとってキシリトールは非常に危険な成分です。

とはいえ、レタスのキシリトール含有量はごくわずかなので、適量を守って食べていれば問題はありません。愛犬がレタスを好きだから何玉でも食べさせるなどの極端なことをしなければ、心配しなくて大丈夫です。

消化の負担にならず、体を冷やさない与え方をする

生のレタスを大量に与えると、消化不良や冷えの原因になりお腹を壊したり下痢をしたりする可能性があります。過剰に食べさせないように気をつけましょう。

消化しやすくするために細かく刻んでから与えるのがおすすめです。刻んだものを餌にトッピングしてあげるとよいでしょう。

また冬など寒い時期には、生ではなく茹でたレタスをあげると、体を冷やす心配がありません。茹でることで、水に溶けだした栄養素も捨てずに摂取するには、犬用のスープを作って汁ごと飲むのがおすすめです。

子犬に与える時はごく少量を食べさせ様子を見る

子犬は消化器官が未発達なので、体重に見合った量のレタスを与えてもお腹を壊してしまう可能性があります。ごく少量を与えるだけに留めましょう。

食べた後は、体調に問題がないか様子を見てください。下痢や嘔吐をした場合は、レタスを与えるのはやめるようにしましょう。

レタスは、犬にとって欠かせない食べ物ではないので、子犬の体調を心配しながら無理にでも与える必要はありません。子犬のうちは与えないで、消化器官が十分に成長した成犬になってから与えるとより安全です。

子犬にレタスを食べさせる場合は、細かく刻むのを忘れないでください。消化しやすくなるうえに、喉に詰まらせるリスクも低くできます。

アレルギーがないか確認する

レタスでアレルギー症状が出た犬は多くはありませんが、どのような食べ物でも念のため食べさせる際には注意しましょう。

食べ慣れないうちは、ほんの少しを与えて様子を見ます。嘔吐する、下痢をする、体をかゆがる、フケが出る、耳や目が赤くなるなどのアレルギー症状が見られたらレタスはそれ以降食べさせないようにしてください。

症状が重い場合は動物病院に相談しましょう。はじめて食べたときに問題がなくても、繰り返し食べているうちにアレルギー症状が出るケースもあるので愛犬の異常にすぐに気づくために、体調チェックを習慣にすることが大切です。

人間用に味つけしたレタスは与えない

人間がレタスを食べる時は、ドレッシングやマヨネーズをつけてより美味しく食べられるようにしますよね。ドレッシングやマヨネーズはカロリーが高く、塩分や油分も多く含んでいます。

犬にとっては健康上よくないので、何も味つけをしていないレタスを与えるようにしましょう。レタスを使って犬用の手作りごはんを作る場合も、薄味を心がけてください。

まとめ

レタスは水分補給に適した野菜です。様々な栄養素を含んでおり、腸内環境が整ったり血圧上昇を抑えたりする効果があります。

他にも老化防止や血管の強化、丈夫な骨を作る、貧血予防、胎児の発育をサポート、自律神経を整えるといった効果が期待できるので、健康のために与えてみましょう。

1日の適量は体重によって異なりますが、1/2枚~3枚が目安です。食べ過ぎると消化不良を起こしたり体を冷やしたりするだけでなく、栄養素の過剰摂取で健康上の問題を引き起こす可能性もあるので適量を必ず守りましょう。

慣れないうちや子犬に与える時は、アレルギーや消化不良に備えてごく少量を与えて体調を確認してください。

細かく刻むと消化への負担が軽くなりますし、茹でると体が冷えにくくなります。愛犬が安全に美味しくレタスを食べられるように与え方も工夫してあげてください。

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