シニア犬に対する正しい『シャンプーの仕方』とは?負担をかけない7つのポイントまで

シニア犬に対する正しい『シャンプーの仕方』とは?負担をかけない7つのポイントまで

『シニア犬に負担をかけないシャンプーのポイント』についてまとめました。シニア犬のシャンプーは負担をかけやすいため、短時間で終えられることが大事です。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

シニア犬に対する正しいシャンプーの仕方とポイント

レトリバー、頭にタオルを巻いた

シニア犬のシャンプーは、とにかく「体への負担を減らすこと」が大事です。

“シャンプーしようかな…”という日は、まずは体調を確認しましょう。ごはんはしっかり食べることができましたか?お散歩では元気に歩くことができましたか?

日頃から「安静時の呼吸数」を観察しておきましょう。安定していれば、シャンプーをしても大丈夫な日です。

安静時の呼吸数は、15回~20回以下で正常、30回以上で多め、40回以上で異常と判断することができます。心不全や気管虚脱などの持病を抱える子はとくに注意して観察しましょう。

ポイント1:ブラッシングで毛のもつれや汚れを取り除くこと

シャンプーの前にブラッシングをし、毛のもつれを解いておきましょう。ブラッシングをすることで、ある程度の汚れを取り除くこともできます。

毛玉ができてしまっている場合には、スリッカーブラシやコームで取り除きましょう。ほぐすことのできない毛玉は、可能であれば、すきばさみを使って取り除きましょう。

ポイント2:浴室の床に滑らないためのマットを敷くこと

シャンプーをするとき用の犬用(ペット用)の滑り止めマットがあります。

シニア犬は、筋肉の衰えから、手足に力が入りづらいことがあります。浴室では、とくに力が入りにくく、滑りやすくなったり、転倒しやすくなったりしますので注意しましょう。

ポイント3:お湯の温度をぬるめにすること

黒い長毛、シャワーを当てる

成犬とシニア犬とでは、お湯の温度に違いはなくて大丈夫です。基本的には、37℃前後で、人間が触れて「ぬるいな」と感じられるくらいの温度がよいです。

冬場であれば少し温かめにしたり、夏場であればもう少しぬるめにしたりなど、季節によって調整したり、浴室の温度に合わせて調整したり、愛犬の健康状態からも判断しましょう。

ポイント4:犬用の低刺激タイプのシャンプーを使用する

シャンプーは、愛犬の皮膚の健康状態に合わせて選ぶことが大切です。シニア犬であれば、犬用の低刺激タイプのシャンプーがおすすめです。また、エイジングケアができるシャンプーもあります。

皮膚が弱い場合、皮膚病の治療をしている場合には、獣医師に相談し、適切なシャンプー選びを手伝ってもらいましょう。病院で販売されているシャンプーを提案されることもあるでしょう。

ポイント5:皮膚を強くこすらないように指の腹で洗うこと

犬の皮膚の表皮は、人間の3分の1程度の薄さしかありません。飼い主が自身の皮膚を洗うときと同じように洗うと、犬の皮膚には刺激が強すぎます。

犬の皮膚は刺激や摩擦に弱く、傷つきやすいため、強くこすらないようにし、指の腹を使って優しくマッサージをするように洗いましょう。

ポイント6:目や耳や鼻に水が入らないように注意すること

ダックス、シャワーキャップをかぶった

顔周りを洗うときは、目や耳や鼻に水が入らないように注意しましょう。

汚れやニオイがあまり気にならないのであれば、やわらかいタオルを濡らし、拭いてあげるだけでもよいと思います。

パグなどのシワのある犬種である場合、シワとシワの間に汚れが溜まりやすくなります。日頃からこまめに拭いてケアし、汚れが溜まったり固まったりしないように注意しましょう。

ポイント7:ドライヤーは低温・弱風で皮膚に近づけすぎないこと

自然乾燥は絶対にNGです。体が冷えたり、皮膚の常在菌が過剰繁殖したり、トラブルの原因になりやすいです。必ずドライヤーを使って、十分に乾かすようにしましょう。

低温・弱風であると、冬場は乾きにくいかもしれません。部屋を暖房で暖めておきましょう。

また、夏場では、ドライヤーの熱によって、熱中症になってしまう恐れがあります。部屋を冷房で涼しくしておくと安心です。

ドライヤーにかかる時間を少しでも短くするためのコツは、タオルドライをしっかり行うということです。

まとめ

ポメ、アヒル、タオル、シャンプーボトル

シニア犬になると体力が落ちます。シャンプーは、飼い主が思っているよりも、シニア犬にとって大きな負担を与えます。短時間で終えられることが大きなポイントになります。

一度に全身をシャンプーするのは、シニア犬にとっても、飼い主にとっても体力の必要なことです。

「汚れのひどい手足だけシャンプーしよう」「排泄物で汚れてしまったおしり周りだけシャンプーしよう」など、部分的なお手入れであってもよいのではないかと思います。

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