『高齢犬』が幸せに暮らすために必要なこと4つ どんなことに気をつけたらいいの?

『高齢犬』が幸せに暮らすために必要なこと4つ どんなことに気をつけたらいいの?

『高齢犬が幸せに暮らすために必要なこと』についてまとめました。高齢犬が穏やかで幸せな毎日を送るために必要なケア、環境づくり、飼い主の心構えについて解説します。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

高齢犬が幸せに暮らすために必要なこと

顔に白髪、フレブルの横顔

高齢になると、体力が低下したり、機能が低下したりし、若い頃と同じように生活を続けることは難しくなります。

体の変化に犬も戸惑ったり、イライラしたり、心を病んでしまうこともあるかもしれません。

しかし、高齢になったからといって、幸せが減るわけではありません。年齢に合わせた環境やサポートがあれば、穏やかで幸せな日々を過ごすことができます。

これまで以上に、愛犬が安心して過ごせる環境づくりをすること、無理をさせないこと、そして、飼い主の理解と配慮があることによって、老後を大きく左右するでしょう。

1.睡眠時間を十分に確保し、良質な睡眠をとること

寝ている茶のトイプードル

老犬の睡眠時間は12時間~19時間とされています。体力が低下すること、基礎代謝が低下することによって、より多くの睡眠を必要とするのです。

寝てばかりいるからといって、昼と夜が逆転しないようにと、無理に起こそうとすると、睡眠が不足してしまうことがあります。

騒がしくしてしまう子犬や若い犬がいたり、飼い主が構いすぎたりすると、脳が活発に動くレム睡眠(浅い眠り)になってしまい、睡眠の質が下がってしまうこともあります。

昼と夜が逆転する、お散歩やごはんの時間が不規則になるなど、生活リズムを崩すことがないよう注意しつつ、安心して眠ることができる環境づくりをしましょう。

2.毎日の適度な運動を続けること

老犬にも毎日の運動が必要です。筋力の低下を防ぐためでもありますし、脳への刺激を受けるためでもあります。

しかし、若い頃のように活発に動くことは難しくなります。お散歩もゆっくり歩くようになりますし、時間や距離も短くなります。

無理にお散歩をする必要はありませんので、お家の中で遊びを取り入れながら体を動かしたり、庭に出て日向ぼっこを楽しんだり、少しでも体を動かすことを意識しましょう。

3.食事の内容を見直すこと

黒い犬、白髪、ウェットフード

高齢になると、代謝が低下し、消化機能も衰えます。若い頃と同じ食事の内容では、体に大きな負担を与えてしまうことがあります。

年齢に合わせたドッグフードに切り替えるだけでなく、現在の愛犬の健康状態を知るための健康診断を受けることをおすすめします。

元気にしているように見えて、腎臓や肝臓の機能も衰えている可能性があります。獣医師の指導のもと、腎臓や肝臓をサポートするための食事が必要になる場合があります。

食事の内容は、愛犬の健康寿命に直結すると言っても過言ではありません。年齢だけでなく、愛犬の健康状態に合わせた食事を与えるようにしましょう。

4.毎日の健康チェックと管理を怠らないこと

若い頃は年1回の健康診断を受けていたかと思います。しかし、老犬になると、年1回では少ないと言えます。

健康状態や持病の有無によっても異なりますが、半年に1回、4カ月に1回、3カ月に1回と、健康診断を受ける回数も増やす必要がある場合があります。

  • 食べたごはんの量
  • 飲んだお水の量
  • 排泄の回数と排泄物の状態
  • 安静時の呼吸数

これらはぜひ毎日チェックしたい項目です。「昨日はごはんを完食したのに今日は少し残している」といった何気ない変化にも関心を持つことが大切です。

また、夜鳴き・徘徊・トイレの失敗・昼と夜の逆転がある場合では、認知機能の低下を疑うことができます。

それほど気にならないという場合もあるかと思いますが、進行を早めてしまわないためにも、獣医師に相談しておきましょう。

まとめ

白いベッド、ジャックラッセルテリア

高齢犬が幸せに暮らすために必要なことを4つ解説しました。

  • 睡眠時間を十分に確保し、良質な睡眠をとること
  • 毎日の適度な運動を続けること
  • 食事の内容を見直すこと
  • 毎日の健康チェックと管理を怠らないこと

老犬になると、反応も鈍くなりますし、できないことも増えます。お漏らしもしますし、わがままになることもあります。

老化による自然な現象として受け入れ、愛犬に向けてイライラした態度を見せたり、叱ったりしないようにしましょう。

「できないこと」「できなくなったこと」ではなく、「今できること」に目を向けることができれば、飼い主も愛犬も安心して幸せな暮らしが続けられるでしょう。

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