犬を『外飼いしてはいけない』理由6選 起こり得るトラブルや室内飼いのメリットまで

犬を『外飼いしてはいけない』理由6選 起こり得るトラブルや室内飼いのメリットまで

ひと昔前まで犬は外で飼うものでした。近年では室内飼いが一般的となってきましたが、その理由は住宅事情だけではなく外飼いのデメリットが見えてきたせいもあるかもしれません。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬を外飼いしてはいけない理由

犬小屋の犬

温度管理ができない

外飼いのデメリットは何と言っても温度管理ができないことです。近年はいわゆる『異常気象』も増えており、特に夏場はエアコンがなければ命の危険すら伴うような深刻な猛暑日が続出しています。

暑さや寒さへの耐性は犬種によるところも大きいですが、多くの犬にとって空調に頼らなければ体調不良を起こしてしまうリスクが相対的に高まっていると言えるでしょう。

感染症のリスク

外飼いのリスクの2つめは感染症にかかる可能性が増えることです。自然環境と近い屋外で飼育されているとどうしても虫との接触が増えるため、ノミ・ダニによる被害や虫が媒介する感染症に罹患するリスクが増大します。

もちろんワクチン接種や予防薬の投与で防げる感染症もありますが、全てではないということを認識しなければなりません。

イタズラ被害

悲しいことですが世の中にいるのは善意の人ばかりではありません。誰の目にも触れるような場所で犬を外飼いしていると、怪我につながるようなイタズラをされてしまったり、最悪は誘拐されてしまうようなことも起きかねません。

また悪意はなくても知識のない人が、犬にとって有毒となる食べものを与えてしまうことも考えられます。

自然災害

台風が近づく予報が出ると「全ての犬を家にしまえ」というネットスラングが合言葉のように叫ばれます。このように犬を外飼いしていると、台風や豪雨といった自然災害に巻き込まれて被害に遭うリスクが高まります。

また最近では外飼いの犬がクマに襲われるという被害も相次いでいます。

スキンシップが減る

犬を外飼いにしていると、室内飼いをしているよりも物理的に距離ができます。犬と接するタイミングが限られるため、必然的にスキンシップや声がけが減ることになります。スキンシップや声がけは犬との信頼関係の形成にも大きく影響してくることを覚えておかなければなりません。

孤独を感じる

犬はもともと群れで集団生活を営んでいた動物であるため、ひとりぼっちを嫌います。外飼いで飼い主さんと同じ空間を共有する時間が少ないと、犬は孤独を感じてストレスを抱えてしまうことがあります。

室内飼いのメリット

室内飼いの犬

家族感が増す

室内飼いをしていると犬との距離感が物理的に近くなるため、「犬はペットではなく家族」という感覚が増大します。

距離感が近づきすぎて共依存状態になってしまうリスクもあるため一定の注意は必要ですが、犬が幸せに暮らすうえではこれは嬉しいメリットと言えるでしょう。

体調管理しやすい

室内飼いだと空調による温度管理もしやすいうえ、犬と一緒にいる時間も長いので小さな変化にも気づきやすく、体調管理しやすいというメリットがあります。また上記の通り家族感が増すことで動物病院の受診率も上がっていると考えられています。

安全・安心に飼える

犬を室内で飼うということは外界の危険から遮断されている、保護されているということです。外部要因による事故やイタズラ被害の危険も少なく、安全かつ飼い主さんにとっても安心な状態と言えるでしょう。

まとめ

家族に囲まれる犬

中には理由があって室内飼いができないという家庭もあるかもしれません。

ただ、いつも室内というのは難しい場合でも、朝晩など時間を区切って玄関に入れる、気候の悪いときや極端な気温の日には空調の効いた室内で過ごさせるなど、最低限の工夫が必要です。

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