犬がみせる『老化のサイン』5選

犬がシニア期に入ると、少しずつ老化のサインが見え始めます。ここでは、どのようなサインが現れるのか見ていきましょう。
1.活動量が減り寝ている時間が増える
犬がシニア期に入ると、徐々に体力が低下していきます。体力の回復も遅くなるので、日中の活動量が減り、寝ている時間が増えたと感じることも多くなるでしょう。
一般的に、健康的な成犬は1日12〜15時間程度の睡眠をとると言われています。しかし、シニア期に入ると睡眠時間が1日18〜19時間程度とのびるので、1日中寝ている印象を受ける飼い主さんも増えるのです。
2.動きが穏やかになり歩行速度が低下する

犬はシニア期に入るにつれて、少しずつ筋力が低下していきます。そのため、今までのような俊敏さが徐々に失われていき、日常的な動作がゆったりと穏やかになる印象を受けることも。
また、散歩中に「以前よりも歩行速度が遅くなった」と感じることも増えるかもしれません。これは、犬が無意識に怪我をしない速度で歩いているサインなので、無理に歩行速度を速めるようなことはしないように気をつけてください。
3.外見に変化が現れる
外見の変化も老化サインでよく見られる特徴です。
- 白髪が増える
- 毛がパサつき始める
- 皮膚にハリがなくなりたるみ始める
- 目が白く濁り始める
- 体型に変化が現れる(痩せる、または太る)
以上のような変化が現れたら、愛犬がシニア期に入ったと考えましょう。
4.呼んだ時の反応が鈍くなる

愛犬の名前を呼んだとき、以前はパッとすぐに振り返ってくれていたわんこも、シニア期に入ると反応が遅くなったり、聴覚が鈍るために反応がなくなるといった変化が見られます。
これは、飼い主に対する愛情が冷めたわけではなく、単なる老化による反応の鈍さが現れている状態です。不安にならず、そっと穏やかな気持ちで見守ってあげましょう。
5.高低差のある場所への移動を躊躇する
以前まではソファの上に軽々と飛び乗っていた犬も、シニア期に入ると少しの高低差を躊躇するような様子を見せ始めます。これは、犬自身が自分の体の衰えを感じ、高い場所への昇り降りに不安を覚え始めているサインです。
無理に昇り降りさせてしまうと怪我につながるので、飼い主が抱っこで移動の手助けをしてあげたり、ペット用スロープを取り付けて安全に自力で昇り降りできるよう配慮してあげましょう。
老化のサインが見えたときに飼い主が意識すべきこと

愛犬に老化サインが見えたとき、飼い主はどのようなことを意識すべきなのでしょうか。
- 床を滑りにくいようにコーティング加工する
- 高い場所(ソファやベッド)へスロープを設置する
- 快適に眠れるよう寝床環境を見直す
- 水飲み皿やトイレの置き場所を見直して移動範囲を狭めてあげる
- 散歩ルートや時間を愛犬の様子を見ながら調整する
- お世話は一度に全て終わらせず、少しずつ短時間で済ませる
愛犬がシニア期に入りそう、というタイミングで、上記を参考に愛犬が過ごしている部屋の環境を見直してみてください。今までは問題のなかった環境でも、老犬になると体に負担がかかりやすくなることを考慮して、怪我に繋がらないよう配慮してあげてください。
シニア期の始まりは犬のサイズによって異なり、大型犬では5〜6歳、小型・中型犬では7〜8歳頃からと言われています。愛犬の体格に合わせ、余裕を持って生活環境の見直しを始めるのが理想的です。
まとめ

犬は日常の中でさまざまな変化を見せます。その変化に違和感を覚えたら、それは老化のサインかもしれません。7歳を超えたあたりから、少しずつ愛犬が過ごす生活環境を見直し、老犬に合った状態へと整えてあげましょう。



