マイペースな子が多い犬種

柴犬
犬らしくない性格の犬種の筆頭は、柴犬を代表とする日本犬です。お散歩中に突然座り込んだり踏ん張ったりして前に進むのを全力で拒否する『拒否柴』はその代名詞とも言える行動でしょう。
日本犬は他の多くの犬種に比べ、歴史的に人為的な改良が比較的少なく、オオカミの血を色濃く受け継いでいます。そのため自立心が強く、必要以上に人に頼ったりベタベタしたりしません。
飼い主さんとしてはちょっと寂しい独特の『柴距離』もこの自立心の強さの表れです。
バセンジー
バセンジーは中央アフリカ原産の犬で日本で見かけることは少ないですが、世界的には「吠えない犬」として知られた猟犬由来の犬種です。
人為的な交配がなされずに純血を保ってきた最古と言われる犬種の1つでもあり、頑固で潔癖と表現されます。自立心が強く孤高な性格も、毛づくろいを欠かさず清潔を好むふるまいも、「犬ではなく猫のようだ」としばしば喩えられます。
ペキニーズ
小さなライオンのような容姿が特徴的なペキニーズは、中国の清王朝で門外不出の神聖な犬として王族に寵愛されていた犬種です。王族の着物の袖に入れて運ばれていたため『袖犬』とも呼ばれていました。
このような背景を持つためか、ペキニーズは怖いもの知らずでマイペース、のんびりとした性格をしています。また愛玩犬ではあるものの崇高な存在でもあったことから人にベタベタ甘えることもしません。今なお気高い犬種です。
マイペースな犬種をお迎えするときの注意点

しつけはきっちりと
ここまで読んできてわかるように、マイペースな犬種はマイペースゆえに自立心が強く頑固な性格をしています。そのためしつけの難易度は比較的高く、初心者にはあまり向かないと言われる犬種であることが多いです。
しつけを一貫して行わないと、マイペースさが『自分勝手な行動』として定着してしまい、日常生活でのコントロールが難しくなる恐れがあります。
飼い主さんは一貫した態度で
マイペースで自由奔放な犬と信頼関係を築き上げるには、飼い主さんが一貫したブレない態度で接することがとても重要です。犬のマイペースさに振り回されて態度を変えてしまうと「自分の思い通りになる存在」とみなされてしまいます。そうなるとしつけも上手くいきません。
無理強いをしない
『柴距離』に代表されるように、マイペースな犬種は人と必要以上に馴れ合うのを好みません。甘えたいときは自分から寄っていくけれど、そうでないときは放っておいてほしいというツンデレな性格です。
愛犬とイチャイチャしたい飼い主さんの気持ちはわかりますが、無理やり触ったり追いかけたりすると嫌がられてしまいます。
まとめ

いつでも膝の上に乗ってくる、常に飼い主さんと遊びたがるという『犬らしい犬』との生活を夢見ている人にとっては、マイペースな犬種は少し物足りなく感じることもあるかもしれません。
ですが普段マイペースゆえに甘えてきてくれたときの破壊力は抜群というのも魅力の1つ。上手な距離感の取り方や接し方を心得て、愛犬との楽しい暮らしを目指しましょう。



