犬の『視力が低下』したときにみせるサイン5選

犬の視力は犬種や個体によって差があるものの、人間でいうところの視力0.3相当だといわれています。特に近距離が苦手で、ぼんやりとしか見えていない可能性が高いようです。その分、聴覚や嗅覚をフル活用し日常生活を送っています。
とはいえ、犬も視力が低下すると共通の行動や特徴があらわれます。愛犬のこのようなサインを確認したら、視力が低下しているのかもしれません。
1.物によくぶつかる
飼い主さんが『あれ?目悪くなった…?』と愛犬の視力低下を疑うきっかけで多いのが、家具や壁などにぶつかるようになること。部屋の配置が変わっていないのに、物にぶつかったりつまずくことが増えたら視力が落ちているサインです。
これは散歩中でも当てはまります。電柱や側溝、通り過ぎる人や犬にギリギリで気づいて、「あ、危ない!」と慌てて避ける様子が見られるように。結果、慎重になるあまり歩き方がぎこちなくなってしまうかもしれません。
2.階段や段差をこわがる
視力が低下すると足元が見えにくくなり、少しの段差につまずいてしまうことも。何度か経験するうちに、階段や段差そのものが恐怖の対象となり嫌がる仕草を見せます。
無理に上り下りさせるとケガや事故につながる恐れもあります。視力低下、足腰のトラブル、加齢…と、要因はさまざまですが、階段を前にためらっていたらしっかりとチェックをしてあげてください。
3.ニオイチェックの時間が長くなる
視力が低下した犬は、その分を補おうと他の感覚が鋭くなる場合もあります。犬には優れた嗅覚がありますので、入念にニオイを嗅ぐことで情報を得ようとします。
いつもよりニオイチェックの時間が長いと感じたら、視力が落ちているサインかもしれません。犬にとってニオイを嗅ぐことは楽しみであり、知的好奇心を満たす重要なもの。思う存分、やらせてあげるようにしましょう。
4.飼い主のそばにいたがる
視力が衰えてくると不便に感じ、飼い主さんのそばにいたがる犬が多いようです。物理的に不都合といった理由以外にも、見えにくくなることで「不安」を感じ、安心できる飼い主さんにくっついていたいという気持ちから出る行動でしょう。
犬の性格によっては触られることを嫌がる場合もありますが、そばに寄ってきたときには優しく受け入れてあげてください。
5.目が白く濁る
これまでは視力が低下したことによる、日ごろの行動の変化をお伝えしましたが、目そのものが変化することでみられるサインがあります。それは『目が白く濁る』ことです。白内障や緑内障、老化による核硬化症などの可能性があります。
特に白内障は加齢が主な原因ですが、遺伝も大きく影響します。白内障を発症しやすい犬種も多いため、日ごろから愛犬の目を気にしてみてあげましょう。
愛犬の視力が低下したとき…取るべき適切な対応とは?

愛犬の視力低下が懸念されるときは、まず動物病院を受診してください。白内障や緑内障などの病気の可能性があるからです。病院での検査・治療と並行して、飼い主さんが取るべき対応はご覧の通りです。
- 家具の配置を変えない
- 障害物を取り除く
- 声をかけてから触れる
- 普段通りに接する
まずは安全な生活環境へと整えてあげる必要があります。犬は視力が衰えるとニオイや記憶をもとに動くので、家具の位置は変えないであげてください。そしてぶつかってしまわぬよう、床に物は置かないようにしましょう。
突然触られるとびっくりしてしまうので、声をかけて存在を知らせてから触れるようにしてください。何より大切なのは飼い主さんが普段通りに接すること。目が悪くなった愛犬を可哀想に思い、過度に悲しんだり心配すると犬にも伝わります。いつも通りを心がけて愛犬を安心させてあげましょう。
まとめ

犬は視力が低下しても嗅覚や聴覚で補うことが多いため、異変に気づくのは難しいかもしれません。しかし、ご紹介したようなサインやちょっとした違和感から気づくこともできるはずです。そのためにも、日ごろから愛犬の様子はチェックするよう心がけましょう。



