犬のレッグペルテス病の危険な症状とは?

「レッグペルテス病(レッグ・カルベ・ペルテス病または無菌性大腿骨頭壊死症とも呼ばれます)」とは、犬の後ろ足の付け根にある大腿骨頭(だいたいこっとう)という部分が壊死する病気です。
小型犬に多く見られる病気であり、早期発見と治療が回復へのカギとなります。以下では、犬のレッグペルテス病によく見られる危険な症状についてご紹介します。
足をかばうように歩く
初期症状として、後ろ足をかばうように歩く姿が見られます。ケガを負っている訳でもないのに、後ろ足を時々引きずるような姿を見せたり、3本足で歩くような姿を見せたりしたら注意深く観察しましょう。
足を上げたまま行動する

後ろ足を上げたまま立ち上がったり、歩いたりするのもレッグペルテス病の症状のひとつです。足を上げる頻度が高くなるのは、痛みの症状が悪化している可能性があります。
また、股関節が硬くなり、足の可動域が狭まることもあります。犬の歩行姿に違和感を覚えたら、メモや動画に記録しておくのがおすすめです。
足を痛がる
症状が進行すると痛みが増してしまい、足の付け根を触ると痛がることもあります。足に触れようとすると怒り出し、痛みによるストレスから元気がなくなる犬も多いです。
足が細くなる

症状が進行すると筋肉が萎縮してしまい、犬を後から見たときに左右で太ももの太さに違いが出ることがあります。痛みのある方の足が痩せ細り、さらに症状が悪化すると骨折しやすくなり、激痛を伴うようになります。
犬のレッグペルテス病の考えられる原因や治療法

犬のレッグペルテス病は「大腿骨頭(だいたいこっとう)」への血流が阻害される病気ですが、はっきりとした原因は解明されていません。しかし、いくつかの要因が関与しているとも考えられています。以下では、考えられる原因と治療法についてまとめました。
考えられる原因
遺伝的な要因として、トイプードルやポメラニアンなどの小型犬に多く見られ、いずれも1歳未満に発症する傾向があります。ほかには、ホルモンの影響や成長期の急激な変化による構造の問題など、さまざまな要因が関与していると疑われています。
この病気を予防する具体的な方法は、現在も見つかっていません。ただし、成長期の子犬は激しい運動やジャンプによるダメージが原因につながる可能性もゼロではないと考えられます。
また、成長期になりやすい病気であるため、「成長痛では?」と勘違いする人も少なくはありません。安易な自己判断により治療を遅らせないように、くれぐれも注意が必要です。
治療法

犬のレッグペルテス病の治療方法は、主に保存療法と手術療法の2つがあります。初期症状であれば投薬やリハビリなどの保存療法で緩和させるケースもありますが、根本解決にはならないため、手術療法での治療が推奨されるのが現実です。
手術では、主に痛みの原因である大腿骨頭の切除を行います。切除をすると周囲の筋肉が偽関節となり、徐々に元のような生活を送れるようになります。
ただし、対応が遅れるほど筋肉の萎縮が進行しやすく、リハビリ期間が長引くため、早期発見での治療が求められる病気です。愛犬の歩き方に少しでも違和感を覚えたときは、早めにレントゲン検査を受けることをおすすめします。
まとめ

犬のレッグペルテス病は、現代の獣医学でも明確な原因は解明されていません。さらに、放置すると症状が悪化する怖い病気でもあります。
だからこそ、愛犬の様子に少しでも異変を感じたら、念の為に獣医師に相談する習慣をつけましょう。



