室内犬の寿命を縮める『絶対NG行為』5選
現代では犬を室内で飼うのが主流になっています。しかし、室内とはいえ、環境が悪いと犬の健康に悪影響を及ぼす恐れも……。ここでは室内犬の寿命を縮める絶対NG行為を紹介します。
1.不適切な食事や運動量
愛犬に適していない食事量や食べさせてはいけない食べ物を与える行為は、肥満を促進させたり中毒症状を引き起こすリスクが高いので、絶対にやめましょう。
また、運動不足は肥満のリスクが上がるだけでなく、ストレスが蓄積されたり免疫力が低下する原因になるので、必ず愛犬の体格やエネルギーに見合った量の運動をさせてください。
2."犬らしい"遊びや行動をさせない
人と生活する上で、ある程度、犬らしい行動をしつけで抑えることは必要になります。しかし、犬らしさを必要以上に抑制してしまうと、ストレスが溜まり、問題行動につながったり寿命が縮む原因になるので注意してください。
例えば、犬としての本能を満たせる遊びをたくさん取り入れてあげたり、のびのびと遊べる環境へと連れていってあげるとストレスが発散されるでしょう。
3.掃除せずに不衛生な部屋で過ごさせる
犬が過ごす環境は、なるべく常に清潔な状態を維持してあげてください。掃除せずに不衛生な状態を放置していると、アレルギー症状を引き起こしたり、ノミやダニが発生したり、免疫力が低下して頻繁に体調不良になりやすくなります。
また、掃除していない部屋に放ってしまうと、食べこぼしや飲みこぼしを誤飲してしまうリスクもあるので気をつけましょう。
4.部屋で喫煙する
家族に喫煙者がいる場合は、必ず犬が過ごしている家の中ではなく、外の喫煙スペースで吸うように促してください。換気扇を回して室内で吸う人もいますが、犬にとっても副流煙は有害です。
人間と同じく、肺がんのリスクが上がったり、鼻腔がんや副鼻腔がんのリスクも高まるため、寿命を縮めてしまう恐れがあります。
5.対策せず怪我を負いやすい状況を放置する
室内で犬を飼う場合は、愛犬が怪我をしないように安全な環境を整えることが大事です。対策せずに好きなように動き回らせていると、さまざまな怪我のリスクが生じます。
例えば、配線コードをかじって感電したり、フローリングの上で滑って転倒し、骨折や脱臼を負ってしまうリスクも考えられるでしょう。こうした室内で起こりうる怪我を見越して対策することも飼い主の務めです。
愛犬の健康を守るために取り入れたい室内対策
愛犬の健康を守るため、室内で過ごす際は以下の対策や習慣を意識してください。
- 適切な食事管理を行う
- 愛犬に合った運動をさせる
- 愛犬が過ごす部屋やスペースは毎日掃除する
- 犬としての本能を満たせる遊びを取り入れる
- 時々、のびのびと動ける環境に連れていく
- 食べこぼしや飲みこぼしは放置せずに速やかに片付ける
- 喫煙者は部屋で喫煙せずに屋外で喫煙する
- フローリングには滑り止め対策を施す
- 家具の角には怪我防止アイテムを取り付ける
- 入ってほしくない場所には柵を設ける
上記の対策や習慣、工夫を取り入れ、愛犬が安全に健康的な生活を送れるようサポートしてあげましょう。
もしも運動不足や犬らしく遊ばせることができていないと気になる方は、ドッグランなどに連れていってみてはいかがでしょう。のびのびと走り回るだけでも犬としての本能が満たされ、運動不足も解消できますよ。
まとめ
室内で犬を飼っていることが必ずしも安心安全とは限りません。紹介したNG行為は見直し、愛犬が過ごしやすい環境を整えたり、日頃の習慣にストレスが蓄積されないような遊びを取り入れたりと工夫してみましょう。