犬の寿命が縮む『飼い主の親バカ行為』3選 今すぐに改善すべきNG行動とは?

犬の寿命が縮む『飼い主の親バカ行為』3選 今すぐに改善すべきNG行動とは?

愛犬は目に入れても痛くないほど可愛い!その気持ちはよくわかりますが、あまりに『親バカ』が過ぎるとかえって愛犬を危険に晒してしまうことがあります。あなたはこんな親バカ行為に心当たりがありませんか?

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

️要求を何でも通す

見つめてくる犬

愛犬に「クーン」「キューン」と甘えた声で訴えられると、ついつい要求に応えてあげたくなってしまいますよね。

ですが愛犬可愛さに要求を何でも通していると、犬は「自分の要求は何でも叶えてもらえる!」と勘違いしてしまい、傍若無人なワガママ犬になってしまいます。

ワガママ犬になると、最初は甘えた声だった要求吠えも「ワン!」というけたたましい吠え方に変わり、要求が叶うまで鳴き止まないなど行動がエスカレートしていきます。心が痛むかもしれませんが、要求吠えには無視を貫きましょう。

️おすそ分けやおやつをたくさん与える

おやつをもらっている犬

愛犬がおいしそうに何かを食べている姿は癒しですよね。目をキラキラさせて喜んでくれると「もっと食べさせてあげたい」と手が止まらなくなってしまいますが、それはNGです。食べすぎは肥満につながり、肥満はさまざまな病気の元となります。

家族が食卓を囲んでいると、おすそ分けをねだりに来るという犬も多いかと思いますが、特に人間用の食べものは高カロリー・高塩分・高脂質なことが多く、おすそ分けのしすぎは危険です。

また人間にとってはおいしくて栄養満点の食べものでも、犬にとっては有害な場合もあり、あいまいな知識でおすそ分けをしたり、「ちょっとならいいだろう」と油断したりすると、命にも関わる重大な事態になりかねません。

️どこにでも連れ回す

車窓を見つめる犬

「愛犬の可愛さをたくさんの人に見てほしい!」という気持ちから、愛犬をどこにでも連れていく飼い主さんもいるでしょう。

近年は日本でもペットツーリズムの空気が醸成されてきているため、犬連れのお出かけは楽しんでほしいですが、それには「ペット可の場所を選ぶこと」「マナーを守ること」「犬自身に苦痛がないこと」が前提です。

ペットNGの場所に連れて行くのは言語道断ですが、ペット可であっても人混みの中で犬歩かせることは、犬が踏まれたり蹴られたりするリスクがあります。

また、花火大会やイベント会場などは人間にとっては賑やかで楽しい場所ですが、大きな破裂音は犬にとっては心臓に負担がかかったり、驚いて脱走したりする可能性もある危険な場所です。

分離不安のリスクも

犬を連れ回す人の中には「この子と一瞬でも離れていたくないから」という考えの人もいるでしょう。

しかし、愛犬と四六時中離れないというのは問題です。飼い主さんと犬の距離が近すぎると、お互いの依存関係が強くなり、犬は飼い主さんがいないと極度の不安状態に陥る「分離不安症」を発症してしまいます。

お留守番ができない、飼い主さんの姿が少しでも見えないと鳴き続ける、お留守番中に嘔吐や下痢をしてしまうという犬は、分離不安症の可能性があります。分離不安は犬の心身に悪影響を及ぼすだけでなく、災害避難時などでどうしても飼い主さんと離れざるをえないときに対応できないといったデメリットもあります。

️まとめ

女性にキスされている犬

愛犬が可愛いからと取った行動が、かえって愛犬に悪影響を与えたり、愛犬の命を危険に晒したりしてしまったら本末転倒です。

一時的な楽しさや嬉しさに全てを注ぐのではなく、その先にある愛犬の幸せや未来を見越した行動をとることが飼い主さんには求められます。

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