犬が実は辛いと感じている『NG行為』7選 飼い主の行動で愛犬との関係性が壊れることも…

犬が実は辛いと感じている『NG行為』7選 飼い主の行動で愛犬との関係性が壊れることも…

「もしかしてうちの子、私のこと嫌ってる…?」そう不安に思っている方はいませんか?実は、私たちが良かれと思ってしている行動が、愛犬を傷つけているかもしれません。本記事では、犬が実は辛いと感じている「NG行為」について解説していきます。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬が実は辛いと感じている「NG行為」7選

おやつを嫌がる犬

1.大きな音を立てる

犬は人間の約4倍の聴力を持つと言われており、大きな音は犬にとって想像を絶する不快感と恐怖心を与えます。

特に掃除機などの機械音や、花火や雷などの予測できない突発的な音は、犬をパニック状態に陥れることもあります。大きな音によるストレスは、犬の心身に悪影響を及ぼし、問題行動の原因となることもあるため、日常生活ではできるだけ静かに過ごすようにしましょう。

2.過度なスキンシップ

愛情表現のつもりで行う過度なスキンシップも、犬にとってはストレスになることがあります。

特に、犬が嫌がっているサインを出しているにもかかわらず、抱きしめたり、触ったりすることは逆効果です。

犬にもパーソナルスペースがあり、自分のペースで飼い主との距離を保ちたいと考えています。犬がリラックスできるような、適度な距離感を保ったスキンシップを心がけましょう。

3.長時間の放置

犬は群れで生活する動物なので、飼い主との繋がりを強く求めます。長時間放置されることは、犬にとって孤独と不安を感じる最も辛い状況のひとつです。

特に分離不安症の犬の場合、飼い主の不在はパニックを引き起こし、自傷行為や破壊行為などの問題行動に繋がることもあります。

留守番時間を短くしたり、おもちゃを用意したりするなど、犬が家の中で安心して過ごせる環境を整えてあげましょう。

4.しつこく構う

犬が遊びたくないときや疲れているときに、しつこく構うことはストレスになります。

犬にも気分があり、一人でゆっくり過ごしたい時もあります。犬がそっぽを向いたり、唸ったりするサインを見逃さず、犬の気持ちを尊重してあげましょう。

無理に構うのではなく、犬がリラックスできる時間を与えてあげることも大切です。

5.いきなり触る

犬は視界に入っていない場所から急に触られると、驚いて恐怖心や警戒心を抱きます。特に、背後からいきなり触ることは、犬をパニックに陥れる可能性もあるので気を付けましょう。

犬に触る時は、必ず声をかけて存在を知らせ、犬が認識できる場所からゆっくりと触れるようにしてくださいね。

6.ジッと目を見つめる

犬にとって、目をじっと見つめる行為は、敵意や威嚇の表れと受け取られることがあります。特に、見知らぬ犬や警戒心の強い犬に対しては、目を合わせることは避けてください。

飼い主であっても、じっと見つめることは犬に圧迫感を与えることがあるため、アイコンタクトは優しく、短時間で心がけましょう。

7.ニオイの強いものを近づける

犬は人間の数百万倍の嗅覚を持つと言われており、強いニオイは犬にとって刺激が強すぎます。

香水やタバコ、芳香剤などの強いニオイは、犬の嗅覚を麻痺させ、体調不良を引き起こすこともあります。犬がいる空間では、ニオイの強いものは避け、犬が快適に過ごせるように配慮しましょう。

愛犬との信頼関係を築くために

散歩を嫌がる犬

愛犬との信頼関係を築くためには、まず犬の気持ちを理解することが大切です。犬は言葉を話せませんが、表情や仕草、鳴き声などで感情を豊かに表現します。

これらのサインを見逃さず、犬が何を伝えようとしているのかを注意深く観察しましょう。また、犬種ごとの特性や個体差を考慮し、それぞれの犬に合った接し方を心がけることも重要です。

信頼関係を深めるためには、日々のコミュニケーションが欠かせません。散歩や遊び、食事など、様々な場面で積極的にコミュニケーションを取り、犬との絆を育みましょう。

特に、アイコンタクトや優しい声かけは、犬に安心感を与え、信頼関係を築く上で効果的です。もし、信頼関係を損なうような「NG行為」をしてしまった場合は、根気強く改善していくことが大切です。

犬に安心感を与えるために、落ち着いた態度で接し、焦らずゆっくりと信頼関係を再構築していきましょう。信頼関係を築く上で最も大切なことは、飼い主が犬を愛し、尊重する気持ちを持ち続けることです。

愛情と理解を持って接することで、犬は飼い主を信頼し、心を開いてくれるでしょう。

まとめ

犬を撫でる手

愛犬に余計なストレスを感じさせないためには、犬の習性や性格をよく知ることが大切です。

愛犬が嫌がるサインを出していないか、コミュニケーションを取りながら反応をよく見るようにしましょう。

犬の特性を理解して、愛情を持って接することができれば、愛犬も信頼で返してくれるようになりますよ。

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