独りになるのが苦手な犬の特徴5選
犬の中でも特に独りで過ごすことを苦手とする犬には、ある共通点が見られます。その中には、飼い主の行動が孤独を感じやすくさせていることもあるので、ぜひチェックしてみましょう。
1.運動不足で体力が有り余っている
運動不足に陥っている犬は、そもそも体力を消耗していないため、独りでいる時間を休憩に充てるという習慣がつきにくい傾向にあります。
そのため、体力が有り余っている状態で留守番をさせられるため、何もすることがなく退屈な時間を持て余し、結果として「寂しい」という気持ちが他の犬よりも高まっている可能性もあるでしょう。
2.飼い主と一緒にいる時間が長い
一般的に、犬は週3〜5日程度、1日6〜8時間、飼い主や家族が家を不在にしているご家庭が多いと言われています。しかし、一人になるのが苦手な犬の多くは、飼い主や家族の誰かが常に家にいる環境で暮らしていることが多いです。
常に誰かがいるため、独りになるという環境に慣れていないので、いざ独りで留守番することになったり家族と離れなければいけなくなると、強い不安に襲われてしまいます。
3.ひとり遊びや暇つぶしの方法を知らない
これは飼い主が常に家にいたり、一緒にいる時間が長い家庭に共通しがちな特徴です。
飼い主や家族が常にいると、ひとり遊びや暇つぶしの方法を自分で模索することを覚える必要がありません。そのため、いざ留守番するときに「何をしよう?」とひとり遊びができず、ただ時間が過ぎるのを待つだけの状態に陥ってしまいます。
何もすることがない状況で数時間待ち続けるのは、人間でも辛いですよね。犬にはより長い時間に感じているので、独りになることに苦手意識を感じやすくなりがちです。
4.生活環境に不安や居心地の悪さを覚えている
自分が過ごしている生活環境に不安や居心地の悪さを覚えている場合、独りになると余計に心細さや恐怖心が増幅してしまうため、独りになることを嫌がる犬は多いです。
例えば、大通りに面したご家庭で外の喧騒が聞こえてくる環境だったり、安心して休める自分だけの寝床が整えられていないなど、要因はさまざまです。まずは愛犬が留守番する際の環境を見直してみましょう。
5.独りの時に怖い体験をした過去を持つ
以前、独りでお留守番しているときに何かしら怖い体験をしている犬は、その時の出来事がトラウマになっているために独りになることに苦手意識を持っていることも。
留守番中に怖い音が聞こえてきたり、イタズラしたら痛い思いをしたりと理由は色々と考えられます。怖い体験をしている場合は、その原因となるものを解消したり、気を紛らわせる方法を模索しましょう。
寂しがりな犬を独りの時間に慣れさせる方法
寂しがりな犬を独りの時間に慣れさせるためには、少しずつ無理のないペースで短時間から慣れさせていきましょう。
まずは、ケージを開けっぱなしにした状態で、ケージの中に居心地の良い寝床を作り、さらにその周りをサークルで囲い、「部屋の中を自由には歩けないけれど、ある程度ならばケージから出入りが自由にできる」環境を整えてみましょう。
飼い主が在宅中もメリハリをつけて独りでその中で過ごすことを覚えさせ、落ち着いてケージの中で休めるようになったら、短時間からお留守番させてみてください。
最初は30分〜1時間、次に3時間、次に5時間と、少しずつ時間を延ばしていきます。この時、独りで遊べるおもちゃや安心して休めるブランケットなどを用意してあげることも大切です。
このように、1つ1つ愛犬の様子を確認しながらステップを踏んでいき、最終的にお留守番をストレスなくできるようにフォローしてあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。独りになるのが苦手な犬は、今回紹介したような特徴を共通して持つことが多いです。愛犬の留守番環境や普段の生活習慣を見直して、安心して留守番できるようにサポートしてあげましょう。