犬の花粉症でみられる症状
1.目を痒がる
犬の花粉症でみられる症状は、目を痒がることです。
前足を使ってしきりに擦ることがあります。後ろ足を使って強くカキカキしてしまうこともあります。
思わず「やめなさい!」と言ってしまいたくなるかもしれませんが、そのことが犬にストレスを与えてしまうことがあり、ますます目をかいてしまうかもしれません。
角膜を傷つけてしまうこともありますので、あまりにも目を痒がっているときは、すぐに動物病院で診てもらいましょう。
2.目の周りの皮膚が真っ赤になる
犬の花粉症でみられる症状は、目の周りの皮膚が真っ赤になることです。
痒みからカキカキしすぎて真っ赤になることもありますが、痒がってカキカキしている様子がないにも関わらず真っ赤になることもあります。
とくに痒がったり痛がったりしていない様子であっても、これから悪化する恐れもあるため、なるべく早く動物病院へ行き、赤みを取り除いてあげた方がよいでしょう。
3.目の周りが腫れ上がる
犬の花粉症でみられる症状は、目の周りが腫れあがることです。
「どうしたの!?」と、驚くほど腫れ上がることがあります。目を開けることが難しくなるほど腫れ上がることもありますし、花粉症ではない症状を疑ってしまうかもしれません。
おそらく痒みもあるでしょうし、痛みからカキカキすることができずにいるかもしれません。すぐに動物病院で治療を受けましょう。
4.飼い主に顔をスリスリする
犬の花粉症でみられる症状は、飼い主に顔をスリスリすることです。
目や顔の皮膚に痒みがあるのでしょう。飼い主に顔をスリスリすることで気持ちがいいのです。
飼い主がそばにいないときは、クッションやソファーにスリスリしたり、自分のベッドにスリスリしたり、床に目や顔を擦りつけるようにしてしまうこともあります。
目や顔の皮膚を傷つけてしまう前に動物病院へ連れて行ってあげましょう。
5.指の間を舐め続ける
犬の花粉症でみられる症状は、指の間を舐め続けることです。
花粉症(アレルギー物質)による痒みがあるのか、指間炎(細菌の繁殖)による痒みがあるのか、飼い主では見極めることが難しい場合があります。
まさか愛犬が花粉症になるなんて思わないですもんね。犬もある日突然、花粉症の症状が出始めることがあるんです。
花粉症の症状によって指の間を舐め続けると、指間炎(皮膚病)も併発してしまうことがあります。叱ったりせず、早めに動物病院で適切な処置を受けましょう。
「くっつく包帯」というものがあるのですが、動物病院へ行くまでの間、患部を保護することに役立ちます。ペット用もありますが、人間用も同じなので、ドラッグストアで探してみてくださいね。
6.くしゃみと鼻水が止まらなくなる
犬の花粉症でみられる症状は、くしゃみと鼻水が止まらなくなることです。
犬もくしゃみをしますが、花粉症になると、普段の何倍も何十倍もくしゃみが出るようになります。鼻水まで垂らしているときは、重度の花粉症かもしれません。
お散歩に出たとき、急にくしゃみや鼻水が止まらなくなることがあれば、お散歩コースに花粉症の症状の原因となる植物があるのだと思います。
- 2月~5月:スギ、ヒノキ
- 4月~6月:シラカバ、マツ
- 6月~9月:イネ科の植物
- 8月~10月:ブタクサ、ヨモギ
これらの植物の花粉に注意して、花粉症の症状を少しでも予防するためには、草むらには近づかない、公園には立ち寄らないなどし、安全対策をしてお散歩するようにしましょう。
まとめ
犬の花粉症でみられる症状を6つ解説しました。
- 目を痒がる
- 目の周りの皮膚が真っ赤になる
- 目の周りが腫れ上がる
- 飼い主に顔をスリスリする
- 指の間を舐め続ける
- くしゃみと鼻水が止まらなくなる
愛犬に花粉症の症状が出たとき、すぐに対処してあげたくなると思いますが、人間用の花粉症の目薬や飲み薬は絶対に使用してはいけません。必ず動物病院で相談しましょう。