犬がオテをしないときの心理5つ 隠されている理由とは?対処法までご紹介

犬がオテをしないときの心理5つ 隠されている理由とは?対処法までご紹介

基本的なしつけとしてよく紹介される『オテ』ですが、なぜかしてくれないときもある…そう感じる飼い主さんはいませんか?実はその裏には隠されている理由があるのです。対処法までを幅広くご紹介します。

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犬のしつけで『オテ』は必要?

オテする小型犬

そもそも犬のしつけで「オテ」は必要なの…?そう思ったことはありませんか?「マテ」や「オイデ」といったコマンドほどの必要性は感じないかもしれません。

しかしながらオテが出来たほうが良い理由が大きく2つ存在します。ひとつめは『犬の成功体験を増やす』という点です。

しつけに失敗続きだと犬も自信喪失をしてしまいます。比較的簡単なしつけである「オテ」で成功体験をさせてあげると自信がつき他のしつけにも積極的に向き合うことができるのです。

ふたつめは『スキンシップ』です。前足などの先端を触られることが苦手な犬は多いもの。早い段階からオテを通じて触ることに慣れれば、その後のお手入れなどに生かすことができますし、単純に飼い主さんと触れ合うというスキンシップの観点からも「オテ」はおすすめです。

意外な理由も!?犬がオテをしないときの心理とは?

オテしない柴犬

「オテ」はしつけとしてもスキンシップとしても有益ですが、愛犬が100%オテをしてくれるかというとそうではないかもしれません。そのときに考えられる理由をご紹介します。

1.ご褒美がない

オテを教えるときはおやつを使うことが一般的でしょう。『オテ=おやつ』という図式が出来上がっており、飼い主さんの手におやつが持たれていないとオテをしないというワンコもいるのです。

こちらとしてはおやつが有っても無くてもコマンドには従ってほしいものですが、おやつとの結びつきが強すぎると100%オテさせることは難しいのかもしれません。

2.好みのおやつではない

グルメな犬はおやつの選り好みをするため「昨日は食べたのに今日は食べないの?」ということも日常で見られる光景です。

そんなワンコはオテをする・しないもそのときのおやつによって決めることもあるのです。単にお気に入りのおやつではない、というわけでもなくその日の気分によって変わることもあるため、飼い主さんとしては一苦労です。

3.前足を触られたくない

犬がオテをしてくれないのは手を触られたくないのかもしれません。ギュッと強く握られたりなかなか離してくれなかった…といった犬にとって嫌な記憶が残っている可能性があります。

家族の中でお手をする人としない人がいる場合は、過去の嫌な経験が影響しているのかもしれません。

とはいえ元々身体を触られることに強い抵抗を示す犬もいますし、普段からスキンシップが足りていないと突然触られることに驚いてしまう犬もいるでしょう。

4.コマンドに統一性がなく混乱している

「オテ」というコマンドを「ハンド」と別の言葉で言い換えたり「オーテ」とニュアンスを変えるだけでも犬にとっては混乱の原因となります。

どのオテに反応して良いのか分からなくなり、迷いが生じたりオテそのものをしなくなってしまいます。

家族の中でも言い方も含めてコマンドは統一し、愛犬が混乱しないようにする必要があります。

5.不調がある

犬がオテをしないときは、体のどこかに不調を抱えているのかもしれません。犬にもわたしたちと同じように肩こりや筋肉痛もありますし、シニア犬であれば関節痛の可能性も高まります。

愛犬の表情や身体の様子をよく観察して見極めるようにしてください。

オテをしない犬への対処法とは?

手を乗せ合う犬と人

では、オテをしない犬への対処法はあるのでしょうか。お手は基本的なしつけとはいえ「芸」の側面も強いもの。そう考えれば無理をさせる必要はないともいえますが、以下のポイントを実践して楽しみながらオテができるように誘導してあげましょう。

  • 好みのおやつを複数用意する
  • 飼い主さん自身が楽しんで行う
  • コマンドははっきり、動作は優しく
  • 無理強いはしない

これらのポイントを意識するだけで愛犬のモチベーションはグッと高まるでしょう。見落としがちなのが飼い主さん自身が笑顔で楽しそうな雰囲気を作ってあげることです。

オテをしないことにイライラしたりせず、あくまで愛犬の気持ちに寄り添って「しないときもあるよね」という位の心づもりでいることがお互いにとって良いのではないでしょうか。

まとめ

オテするトイプードル

実際、我が家の愛犬もオテをするときとしないときがあります。おやつを前にしても満腹だったり気分が乗らないとしないのだろうと感じます。

とはいえ、オテを通じてスキンシップをとり、成功体験の機会を与えるという面からは犬にとってプラスに働きます。

オテをしない理由を理解し、愛犬の気持ちに寄り添ってその都度対応してあげるとよいですね。

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