要注意!犬への『おやつ』NGな与え方5選
可愛さのあまり愛犬が欲しがるままおやつを与えたい…と思ってしまう飼い主さんは多いでしょう。しかし与えすぎは禁物です。また、タイミングを誤るとしつけ面に影響を及ぼす可能性も…。ここでは、NGなおやつの与え方を理由と共に紹介します。
1.1回で大量に与えてしまう
おやつを与える際、1回で大量に与えてしまうとおやつを食べすぎてしまい、ドッグフードが食べられなくなったり、おやつの消化が追いつかずに消化不良を引き起こす恐れがあります。
特におやつはドッグフードよりも嗜好性が高いので、がっついて食べてしまうわんこが多いです。そのため、喉に詰まったり消化不良を引き起こしたりするリスクが高まるため、1度に与える量は少量にとどめましょう。
2.1日に与える量が多い
1日全体を通して見た時、おやつを与える量が多い場合は要注意です。あらゆる病気を併発させる生活習慣病の代表格「肥満」になってしまう恐れがあります。
1日の愛犬の摂取カロリーのうち、おやつは10%程度にとどめるのが理想です。多くても20%までにとどめるよう計算しましょう。
3.可愛いからと気分で与えてしまう
愛犬可愛さに、なんとなく気分で「おやつあげる〜」と与えてしまっていませんか。これは与え過ぎにつながるリスクが高まりますし、何より愛犬がおやつを食べることを当たり前と勘違いしてしまう恐れがあります。
肥満になってしまったり、おやつをもらえない時に問題行動を起こしたりといった悪影響が考えられるので、飼い主の気分で与えることは控えましょう。
4.愛犬からの要求に応えてしまう
愛犬から「おやつが食べたい」と催促されることもあるでしょう。可愛らしい仕草でおねだりされると与えたくなりますが、そこは心を鬼にしてグッと我慢してください。
何度か要求に応えるようにおやつを与えてしまうと、「要求すればもらえる」と学習してしまいます。すると、いざもらえなくなった時に吠えたり唸ったり、問題行動を起こすようになる恐れがあります。
しつけの面においても悪影響を与える行為なので、愛犬からの要求に応えておやつを与えることは避けましょう。
5.ドッグフードの代わりにおやつを与える
ドッグフードを食べてくれないからと、おやつを代わりに与えていませんか。おやつを見せるとパクッと食欲が戻る場合は、「ドッグフードを食べなければおやつがもらえる」と悪い方向に学習してしまっている可能性があります。
ドッグフードは犬の総合栄養食です。その代わりにおやつばかり食べていると、栄養バランスが偏り、病気や怪我、体調不良を招きやすくなります。
ドッグフードを主食として、おやつはトレーニングのご褒美などに与えてあげましょう。
愛犬へのおやつの正しい食べさせ方は?
では、おやつはどのようなタイミングで与えるべきなのでしょうか。基本的におやつは愛犬が「何か良いことをした時」や「何かを達成できた時」に与えるのがベストです。
また、与える際は1回に小指の爪程度の少量のみを与えましょう。一度に与える量が多いと、ドッグフードを食べなくなったり消化不良を引き起こしたりする恐れがあるからです。
また、ご褒美として毎回与えていると毎回もらえるものと勘違いしてしまうため、時々特別なご褒美として与えるのが適切です。その際は、大袈裟なくらいしっかり褒めてあげた上でご褒美として与えましょう。
まとめ
いかがでしたか。おやつは主食ではなく、ご褒美として与える程度がちょうど良い嗜好品です。ドッグフード以外にも食べさせたいと考えている方は、おやつを用いるのではなく、ドッグフードに野菜や肉などを少量トッピングする方法をおすすめします。