犬の「座り方」がいつもと違う時は要注意!
愛犬の座り方がいつもと違うと感じる時は、座る際に痛みを感じている可能性があるので要注意です。足の関節部分や股関節に異変を感じていたり、座る際に背中に痛みが走っている恐れもあります。
座り方がいつもと違っていたり違和感があるという場合は、以下のような病気が影響していることも疑われます。
- 股関節形成不全
- 椎間板ヘルニア
- 膝蓋骨脱臼
- 前十字靭帯断裂
- 骨折
犬には比較的見られる症状や怪我です。場合によっては、ソファーから飛び降りただけで脱臼や骨折してしまうケースもあるので、少しでもおかしいと感じたら動物病院で診察してもらいましょう。
病気や怪我の疑いも…犬の危険な「座り方」5つ
「なんだかいつもと座り方が違う」「変な座り方していてかわいい」と感じた時は、注意が必要です。いつもと違う座り方をしているということは、なんらかの異変を感じているサインかもしれません。ここでは危険な犬の「座り方」を紹介します。
1.祈りのポーズ
前足をグーっと伸ばしてお尻を突き上げる、まるで何かに祈っているようなポージングで座っていることはありませんか。これは「祈りのポーズ」といって、膵臓などの臓器に負担がかかっている時に見られるサインです。
お腹付近に痛みを感じているため、お腹に負担がかからないようにこのような座り方や姿勢をとっているのでしょう。早めに動物病院で診てもらい、必要な治療を受けてください。
2.お姉さん座り
姿勢を崩したような後ろ足を横にずらす座り方は、まるで大人のお姉さんが座っているように見えて「面白い」と感じる人もいるでしょう。しかし、このお姉さん座りも頻繁にみられる場合は、関節部分などに異常が生じている可能性があります。
ただし、犬の中には時々このように姿勢を崩してリラックスしている犬もいます。頻繁に見られるわけではない、他におかしな点がないという場合は様子見しても良いでしょう。
3.あぐらをかく
犬があぐらをかくような座り方をしていると、まるでどこかのお父さんみたいだとSNSなどでも話題になることがあります。しかし今まで普通に座っていた犬が、ある日突然あぐらをかきはじめた場合、注意が必要です。
関節部分に負担がかかり、怪我をしていたり脱臼を引き起こしている可能性が考えられます。また、犬の中には激しい運動によって靭帯を損傷してしまう犬もいるため、歩き方がおかしいなど他にも気になる点がある場合は、早急に病院で診てもらいましょう。
4.慎重にゆっくり座る
まるで足腰を庇うかのようにゆっくりじわじわと慎重に座る様子が見られる時は、こちらも怪我やヘルニアなどによる痛みを感じている可能性が高いです。
他にも些細な出来事で骨折や脱臼を引き起こしてしまっている可能性も疑われるので、座りにくそうな様子を見せている時は、かかりつけの動物病院で相談してみましょう。
5.座ってもすぐに立ち上がってしまう
座ってもすぐに立ち上がり、その場でうろうろと歩き回る様子はありませんか。こちらも、「一度座ってみたけれど、痛みを感じて座っていられない」という状態です。
骨折や脱臼、あるいは足付近に怪我を負っている場合によく見られる異変です。他にも肛門付近に異常が生じている場合は、お尻を地面につけて座ることが難しいため、すぐに立ち上がってしまう犬が多く見られます。
座れず立ち上がってしまうという状態は明らかに不自然です。早めに対処してストレスのない生活を取り戻してあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。座り方1つとってもおかしな点が見られる場合、犬が静かに「痛み」を訴えているサインかもしれません。このような些細な異変を見逃さず、早めに動物病院へ連れて行くことが病気や怪我の早期発見につながります。