トリミングが必要ない犬種とは
「トリミングが必要ない」とは、「被毛をカットする必要がない」ということを指します。
例えば、トイプードルのようにトリミングが必須である犬種は、被毛が延々と伸び続けるため、安全と健康と命を守ることを主な目的として被毛をカットします。
その一方で、トリミングをしなくても安全に健康に暮らせる犬種もいます。オシャレや可愛さを目的として被毛をカットすることもあるかと思いますが、今回は含まないものとして考えてみましょう。
1.フレンチブルドッグ
フレンチブルドッグはトリミングが必要ない犬種です。
トリミングサロンでシャンプーをしたり、爪切りをしたり、グルーミングをすることはあるかと思いますが、「カットはどうしますか?」と聞かれることは一切ありません。
短毛種の中でも、うんと毛足の短い犬種です。フレンチブルドッグの他には、パグ・ドーベルマン・ミニチュアピンシャーなどの犬種もあります。
2.柴犬
柴犬はトリミングが必要ない犬種です。
ダブルコートの短毛種ですが、フレンチブルドッグと比べると、毛足は長めです。飼い主によっては、「おしり周りの毛にうんちが付いてしまうから…」と、バリカンで短くカットすることもあるようです。
ダブルコートの柴犬は、換毛期になると大量に毛が抜けます。そのため、自宅でのブラッシングだけでは間に合わず、部屋が抜け毛だらけにならないようにと、トリミングサロンで抜け毛のケアをしてもらう犬もいます。
3.ポメラニアン
ポメラニアンはトリミングが必要ない犬種です。
ダブルコートの長毛種ですが、被毛は一定の長さにまでしか伸びません。トイプードルのように延々と伸び続けることがないため、被毛のカットを必要としないと言えます。
しかし、長毛であることから、排泄物によっておしり周りの被毛が汚れやすく、飼い主によってはカットすることもあります。さらには、手足の裏に被毛が伸びるため滑りやすく、ケガを防止することを目的としてカットすることがあります。
ちなみに我が家のポメラニアンは、おしり周りの被毛を定期的にカットしています。手足の裏の毛は「肉球を覆って守ってくれる」ということからカットしていません。その分、自宅の床で滑らないための対策を万全に行っています。
4.コモンドール
コモンドールはトリミングが必要ない犬種です。
特徴的な被毛を持つ姿から「モップ犬」と呼ばれることがある犬です。特別なお手入れが必要であるようにも見えますし、どんなお手入れをしているのかも謎ですよね。
あの魅力的な被毛を維持するためには、ブラッシングではなく、毛のもつれを手で解すお手入れが必要なのだそうです。ブラシを使うと、特徴的なあの美しさを失ってしまうからです。
被毛を地面に引きずるように歩くため、汚れ防止として短くカットすることもあるようですが、コモンドール本来の姿を維持するため、トリミングしない飼い主がほとんどです。
まとめ
今回は、トリミングが必要ない犬種を4つ解説しました。
- フレンチブルドッグ
- 柴犬
- ポメラニアン
- コモンドール
トリミングが必要ないと聞いて、驚いた犬種はあったでしょうか。
最近では被毛を短くカットしているポメラニアンが多く、我が家のポメラニアンは「長くしてるの珍しいね」と言われることがよくあります。
ダブルコートの長毛であると、お手入れが大変です。毎日のブラッシングを少しでもサボると、毛玉になりやすいからです。見た目の美しさを維持するためにも毎日のお手入れが欠かせません。そのためか、ポメラニアンは定期的なトリミングをするイメージのある犬種なのかもしれません。
フレンチブルドッグは、トリミングが必要ないと言うよりも、毛足が短すぎてカットする部分がない、と言った方が分かりやすいかもしれませんね。
柴犬もよくトリミングサロンで見かけるのですが、被毛のカットをしない犬がほとんどで、グルーミングのみで来ている子がほとんどのようです。