脱毛してどんな毛並みかもわからなかったけれど
覇気がないけれど、瞳はきれいです。
「キャシー」という名のこの子は、米国・カンザス州の民家で多頭飼育が崩壊しネグレクトの状態にあった30頭を超える犬たちと共に保護されました。
キャシーと他の犬たちの様子はこちらでご紹介しました。
キャシーは居間のテーブルの下に隠れるようにしていました。皮膚病で全身が脱毛して炎症を起こしています。放置されたままでは脱毛は広がる一方でしょう。
皮膚がほとんど露出してしまった腰の部分がかゆくて気になるようですよ。よく見ると、ノミがたかっています。
このような状態に置かれていたため少しオドオドしたところもありますが、本来はとても人なつこく、階段を上がって愛護団体職員の元にかけよってきました。
手のぬくもりをじっと堪能(たんのう)しています。
キャシーのこれまでの暮らしを象徴するような薄暗い部屋の隅で、それでもまだキャシーの瞳は輝いています。
きっと大丈夫!
劇的な変化
保護されほどなくしてすっかり皮膚も精神状態も改善したキャシーの姿が見られます。
ワォ!こんな子だったんですね!皮膚病が治り清潔になって、白、黒、灰色、茶色…複雑な体毛の配色が美しく浮き出しました。
里親さんの愛情を受けて、元気です。一緒に救出された犬たちもそれぞれ、キャシーのような再出発ができていることを願います。
うらぶれて悲し気だったキャシーの本来の姿を、動画でご覧ください。
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画の制作・配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
動画制作者:Humane Society of the United States
掲載YouTubeチャンネル:The Humane Society of the United States