ここに元飼い主も住んでいた様子
汚染の中に置かれた犬たち
米国・カンザス州で、犬の多頭飼育崩壊の民家が発見されました。30頭以上の犬が不衛生で病的な環境に置かれていました。
室内はどこもかしこも、何とも言えないベタベタした状態にあるようです。きっとほこりや土に犬たちの排泄物や体液、皮膚の油、ドッグフードなど色んなものが長年にわたって混ざり合い、こびりついてきたのでしょう。
家の中にいる犬はみんな皮膚病で脱毛してしまっています。体がかゆくて、壁にこすりつけているのかもしれません。
動画では座っているこの子の後に、ちょっとした閲覧注意映像が挿入されます。犬の飲み水を入れたナベの底にね、ハエがたくさん、沈んでるんですよ。苦手な人は開始13秒~16秒まで、3秒間目をつぶって!
玄関先のポーチのクッションに丸まっていた高齢のこの子の皮膚も脱毛が進んでいます。その上、歯もボロボロでした。
動物愛護団体The Humane Society of the United States のメンバーが、恐る恐るという感じに階下のドアを開けます。そこはどうやら居間のよう。
ボロボロの犬、そして猫が1匹ずついました。元飼い主のお気に入りだったのでしょうか。たそがれたような薄暗い居間の様子。まあ一度、怖い物見たさで動画をのぞいてください。
足を踏み入れたメンバーが言います。「じゅうたんは排泄物がしみこんで、何とも言えず湿った感じです。」
ここに人も住んでいた様子ですよ…。その人も体調、どうなんでしょうね。そしてここも58秒~1分1秒が閲覧要注意です。
30頭以上見つかった犬たちを1頭ずつ救出していきます。汚染されたこの家とはおさらばです!
その後
この後犬たちはまず一時保護シェルターに移動し、そこでワクチン接種と診察を受けてそこから里親さん探しが始まります。
長年この汚れた環境に置かれて気力が失われていた犬たちが1日も早く心身共に回復し、ポジティブな犬らしい快活さを取り戻せますように。
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画の制作・配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
動画制作者:Humane Society of the United States
掲載YouTubeチャンネル:The Humane Society of the United States