保護犬に忍び寄るピエロマスクの男
誘拐事件発生
今年3月、RSPCA (英国王立動物虐待防止協会) クイーンズランドのダカビンにある保護施設でわんちゃんが連れ去られる事件が発生しました。
連れ去られたのは、スタッフォードシャー・ブルテリアミックスの「カシュー」ちゃん。生後約4ヶ月の女の子です。カシューには里親さんが決まっており、もうすぐ永遠のおうちに引き取られる予定でした。
ピエロマスクの男
2022年3月19日午前2時、RSPCAの施設に現れたピエロマスクの男。
門の近くに置いてあったペット用のベッドを掴んで頭にかぶりながら歩くピエロ男。
カシューが入っているケージの前で立ち止まりました。
すると工具を取り出して火花を散らしながら鍵を破壊し始めたのです。中にいたカシューはとても怖かったことでしょう。
鍵を壊して中に入ったピエロ男は、あろうことかカシューの首輪を掴んでぶら下げるようにして連れ出しました。
嫌がって体をよじるカシューを無理やり抱き抱えて走り去ります。
その後、監視カメラのすぐそばを通る男が写っていました。
ピエロマスクのせいで顔が全然わからないのが残念です。
発見
そして、カシューは4日後の3月23日にブリスベン北部のある家にいるところを警察により発見されました。しかし、盗んだ犯人であるピエロ男はまだ見つかっておらず、事件の詳細はまだ発表されていません。今も警察の捜査が進められています。
大きな怪我もなく無事に発見されたカシューは、永遠のお家へと向かいました。
まとめ
今回早期に発見できたのは、ニュースで取り上げられたこともありますが、SNSでの呼びかけも大きく貢献したようです。RSPCAのマシューさんは「SNSでたくさんの情報が寄せられました。そして明らかなのは、マイクロチップの装着がとても重要だということです」と語っています。
こんなに大変な目に遭ったカシューですが、永遠の飼い主さんのもとで早く心の傷が癒えてリラックスした楽しい日々が送れるように願います。
監視カメラに捉えられた衝撃の一部始終はこちらから。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:RSPCA Queensland
RSPCA Queensland
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