こわがり、のち、天真爛漫(てんしんらんまん)
通報・発見
ロスアンジェルスの保護団体Hope for Pawsに、ファーストフード店の敷地に捨てられた犬の情報が。車で到着すると、駐車場内に立ちすくんでいた犬はクリーム色に塗装されたゴミ捨て場の中に隠れてしまいました。
その直後、ゴミ収集車が到着。急いで犬を保護しなければなりません。
犬は大きなゴミ容器の後ろのすみっこに固まっています。態度や見た目が、以前に保護した穏やかな性格の「ブッダ」を思い起こさせます。
接近
食べ物を投げてみると、犬はゆっくり食べてくれました。よく見れば、小さくシッポを振っています!狭くて、ゴミ容器にはばまれて、これ以上近づけないようです。犬に出てきてもらいたいですが。
食べ物を少し手前に投げると、前進してまたパクッと食べました。保護団体の職員も安心して思わず笑いがこぼれます。
あ、でもやっぱり、すみっこにもどっちゃった。犬だってそれはもちろん、不安ですわな。
ゴミ容器を少し押して移動させ、知被けるようになったようですよ。すぐ横にしゃがんで食べ物を差し出すと、手から直接、受け取ってくれました。いい感じです。
ワイヤリードを首にかけようとするとちょっと嫌がりましたが、それでも食べさせながらすんなりと。
もう待ちきれずにゴミ収集員がゴミ容疑をガガッと引きずり出すと、すみっこにさっと光が差しました。犬は引っ張られるのを嫌がります。
引っ張られると、こちらのすみからあちらのすみへ、さっと身を隠す犬。「ほら、ここから出るんだよ」と優しく声をかけます。
心を開いて
その後ろでは、ゴミ収集車が頭の上で容器をひっくり返して、ゴミをザザーッ、ガコンッとトラックの荷台に落としています。アメリカのゴミ収集は豪快。犬にとってはかなりこわいものでしょう。
その騒音の中、犬はやっと一緒に歩いて行くことに同意してくれました。
そして信頼のあかし、ゴロンとおなか見せ。汚れ切った犬ですが、2人の職員はそれぞれ、犬とチュッとキス。名前は「キッシズ」にしました。
ケア
病院です。汚れた体を洗います。キッシズはすっかり落ち着いてやわらいだ表情です。幸い健康状態は良好なようですよ。
それから
他の犬と一緒の犬の待合室?キッシズは犬たちにもおびえたりせず、はしゃぐ、はしゃぐ。幸せな犬の本来の姿を取り戻しました。これから一時預かり施設で暮らしつつ、里親さんとの出会いを果たさなければね。幸せにね。
動画を見ることは保護活動支援につながります。
穏やかな「ブッダ」の保護はこちら
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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