ゴミ屋敷の住人が動物を飼うと多頭飼育崩壊におちいりがち?その惨状

ゴミ屋敷の住人が動物を飼うと多頭飼育崩壊におちいりがち?その惨状

消費者に直接犬を販売していたゴミ屋敷の惨状を伝えます。米国の動物愛護団体は、州ごとに犬の販売に関する規制を強化するために法案可決に奔走しています。

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ガリガリの犬は餓死するのみ…

通報・摘発

米国・ノースカロライナ州で、「馬がやせ細っている」と通報を受けた警察が、米国動物愛護協会とその他の保護団体に協力を要請し、犬を始めとする大量の動物たちを救助しました。

犬がおよそ40匹。その他にポニー9頭、ウサギ、それにニワトリやガチョウ、七面鳥などの家禽(かきん)です。

犬たちには食べ物や水が不足しています。

生まれたばかりの子犬もいましたが、敷物もない小さなケージに母子が押し込められています。保護活動にあたった団体職員は「この母犬はいったいいつ、外に出されただろう」と疑問を呈します。

雨が降りしきる中、保安官もみずから犬を1匹ずつ助け出します。

保安官:「長年保安官として経験した動物虐待のケースの中でも、これは特にひどいですね。」

このボストンテリアは見るからにガリガリです。背骨や肋骨、足の大腿骨やシッポの付け根まで、あらゆる骨が浮き出して、骨と皮の状態。施設の所有者は、この子がそのまま餓死するのを待っていたのでしょうか。

この子は自分のフンを拾い食いしていました。抱き上げた時の軽さに、職員は泣けてきたかもしれませんね。

家の中はいわゆるゴミ屋敷。山と積まれた物の間を、けもの道のように通路が伸びています。自宅の管理ができない人が安易に動物を飼育すると、このケースのような惨状におちいりがちかもしれません。

最後に

動画が制作された時点で、ノースカロライナ州には犬を消費者に直接販売する個人や業者に関して何の規制もありませんでした。興味があれば、現在の同州の動物愛護に関する法律をインターネットで調べてみてください。米国内だけでなく、日本にも影響があるテーマです。

この日救出された犬たち、そして他の動物たちの未来は開き始めました。

動画を見ることは保護活動支援につながります。

※こちらの記事は動画の制作・配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
 動画制作者:Humane Society of the United States
 掲載YouTubeチャンネル:The Humane Society of the United States

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